花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

欲張りと無欲 

2015-05-27 14:13:55 | Weblog
最近、、、さみしいな、、、と思うことが 続きます。
40年前、ミサワホームランドに越してきたときのことでした。

一回りも年上の地元のエリートの御主人を、こよなく尊敬しているご婦人が
たまたま、隣に住んでいらっしゃいました。

当時のミサワホームは、栗林ミサワホームという、北海道版の庶民的な建物でした。
会社自体は、名門ですが、請け負った北海道の会社が、発展途上の技術だったのでしょうね。

水洗トイレの土管が、庭の真ん中で土管不足のまま、地面に浸透していたのです。
つまり、、、排水の土管が下水につながらないまま、販売されていたのでした。
その、土管を撤去しないまま新しい土管を設置したから、
庭は土管がいっぱい埋まってしまいました。

見えないから、、、いいやって、、、割り切れるものではありません

使っている私も、流れが変だと思いつつも、こんなものなのかなと?
そのまま使用していたのでした。

ひな壇造成地の一段上の我が家から、
この、、、エリートのお宅に、境界を越えて浸み出したのでした。

仲良くなるつもりのお隣さんは、カンカンで、許してくれそうにもありません。
結局、当方の敷地内にブロックの塀を建てることで、一件落着しました。

塀は、物置の屋根の高さにそろえたため、お隣さんのお顔が見えなくなりました。

あれから37年たちました。

お隣さんなのに、、、亡くなられたことも知らず、半年が過ぎました。
家を買うときには、買い手さえいれば、主役は銀行と建売業者が主役の時代でした。

5年間の間に30回以上のトラブルが発生し、
誠意のあるミサワホームの社員さんは、飛んできてくれました。

対処療法で、その時の技術の精一杯で、原因撤去の処置を、してくれました。
屋根のトラブルで、水漏れがひどく、120万かけて、トタンの張り替えもしました。

当時の技術は、雪止め三角子屋根は、そのまま五寸釘で軒先に、ロボットの鼻のごとく
打ちつけて、雪が一時に落ちるのをスっトップしていました。

三角屋根ののりしろのような襟には10センチ間隔で15センチほどの
螺子アメのような長いくぎが十本あまり打ち込んで、防水処理はしないままでした。

水が漏れ、アオカビがびっしりと覆いました。
ミサワホームは、さすがに、平謝りでした。
こうして、5年間、信じられないトラブルで、冬の雪が。巨大な氷塊となり
屋根を滑って、真下のコンクリーベランダにバウンドして、窓を壊して
部屋に飛び込んできました。
我が家と、業者が折半して、南側の屋根のこう配を変えました。
屋根は、あちこちめくってはトタンを変えたので、つぎはぎだらけになりました。
巨大な氷の岩が落ちてきたコンクリートのたたきは、今も粉々にヒビが入ったまま
バウンドして、窓際の机や鉢植えをすっ飛ばして、奇跡的に助かった息子たちの
部屋は、あの時以来空き家になっています、
水道も、どこが漏れているのかわからないまま、メーターばかり取り換えに来るのですが
止めたままです。10年以上前ですが、止めてる水道が漏れていたため
豊平の水道局から、42か月分の基本料を請求されて、支払いました。

ミサワは、本州では評価の高い素敵な建物です。
私は、モンドリアンのような、シンプルなハイセンスのデザインが大好き。
北海道に越してきて40年以上になりますが、関西で育った私も、雪の怖さは
わかりませんでした。屋根の雪の配分が、落雪事故の時に直した屋根のデザインが
片方の屋根にてんこ盛りの落雪がたまる設計変更の修理がなされたため、
ミサワの最高に良いところである「ベクトルのバランスが崩れ、屋根の支えの部分に
ひび割れが出始めました。何十年たっても、ミサワのアフターさんは飛んできてくれます。
3人がかりで、雪下ろしをしてくれました。

一見いきている この家は夏になると、カメムシが驚くほど入ってきます。
ありんこもいっぱいです、
あちこち、ガムテープでふさぐのですが、パネルの接合部分が隙間があるのかもしれません。
毎年、固定資産税を支払いながらも、倉庫の役目しか果たせない家を、誠意のアフターさん
に、任せないで、一級建築士の、メインの人が、修理設計を担当してくれたら、
そして、誠意のアフターさんが、現場施工を指示に従って修理してくれたら、ここまで、
つぎはぎだらけで、使えない家にはならなかったのでは、無いでしょうかね。
自前で、屋根の修理を頼んだときは、てっぺんからの継ぎ目のない長尺トタンが
半分ずつ板金されたため、雪が積もると、継ぎ目から毛細管現象で屋内に水漏れが
起こります。冬はストーブをたくと、天井がしみだらけになります。
内装だけきれいに張り替え、天井も、しみが目立たないように修理して
ストーブは焚くことのない20年が過ぎました。

家を買ったために、維持費で一生つくことのない家に、心ならずもなってしまった
本州の名門のミサワホームの一級建築士さんに、
この家をいつか見てもらいたいと、思うのです。

仏作って魂入れないと、雪に負けてしまい、使えない家を、維持しながらも、
どこか、安らぐシンプルな無駄のない日本間に、未練があるのです。
使ってないだけに、とのこのついたままのカモ井に、なんとか使える
ミサワにしたいと、、、あの時以来時間の止まったままの、この家に
命を吹き子みたいと思うのですが、、、、後期高齢者の我が家には
いたずらに、日々悩むだけの、マイホームです
我が家に来た大工さんのおひとりが、

これが「家」だっていうの!と
「こんな、トラブルだらけの家は、おかしい?」
と、、、我が家のごとく、怒り出しました。

年月経ってるけど、痛んでないから、何とかならないかなー?

結局、私たちは、となりの空き地に気泡コンクリーの家を、別に建てて、
ミサワを貸すことにしました。

いざ、貸家にしてみると、コップ一杯の水漏れが始まった段階で
屋根のトタン替え、またまたトラブルでス。
水道が、壁の中を走ってなくて、外にむき出したままだとか、
漏水しているが、検査しても、原因がわからないとかで、
パッチワークのような、つぎはぎメンテナンスのまま、
どうしてよいかわからないまま、ローンに追われた。

家の購入によって、気まずくなったお隣さんと
さりげなく、大人同士の、つかず離れず、きましたが、
あれから30年、、、、

亡くなったことも知らない、、、寂しいお隣さんになっていました。

今、40年近く北国に家を建て続けたミサワホームの家は、

雪を計算に入れた、素晴らしい設計になって、ため息がでます、

今年は。雪の落ちない片流れの一回の屋根を、除雪に協力してくれた
ミサワホームの巡回業務の方に、
心から、ありがとうが言いたかった。

何処からともなくカメムシが入り、へやじゅがカメムシの匂いで困ります。

良いものならだれでも愛すマイホームの台所の流しが、カメムシで変色し
色素が取れません。
たなこさんも半年持たず、引っ越し代金当方もちでさようなら。

引き当てた、ミサワホームは、北海道上陸が早すぎたのでしょうか?

今年冬に備えて、なんとか修理も必要だがミサワが
庭木として植えた山もみじが
巨大な高木となり、、
自然の巨木に成らないように、のこぎりで処理しても
どうにかしなくてはならないという、山のもみじを、庭に植えて、いる。


お隣さんと、仲良くなれる家というのが、建売のテーマかもしれません

水道が、どこが漏れてるかわからないまま、雨水ヲ貯めて使いながら、。
上水道も下水道も、どうしていいかわからないまま、人生の就活がやってきました。

北海道への本州の、雪を知らなかった建売が、小さな平和を守れなくて、
時代は過ぎてゆきました。
今、新幹線が走る本州と北海道の間に、「雪」のコンサルタントが要ると
思うのです。

一戸立ちの家から、億ションまで、本州の名門の建築会社とは申せ
雪を知らない設計士が担当すると、我が家のように、
宝が、逆に、足引っ張りのお荷物になるのです。

さび、防水、門のコンクリーの配合まで、考えないと、我が家の門のように
ヒビだらけになります。素材も選ぶ必要があります。
雪の凍結や暖気の膨張率を考えないと、玄関の床のように、
ぼろぼろの砂利が露出してきます。

幸せを買ったつもりが、毎年の危険な屋根の雪下ろしで、
理想の筋肉が付きましたが、
重さと冷えで、子宮が出てきました。
去年手術をしましたが。、、、、

我ながら、気が付かない伏兵でした、
必要以上の、雪下ろしを強要されるデザインの屋根は
女の命の子宮を支える、骨盤底の筋肉の断裂に至る過重労働であるという事です。

新幹線がつながった今、冬の知識の少ない建築が増加しないように、
全社で、冬対策の建築技術を分け合って、北国のかわいそうな
雪の害を、未然に防ぐ建売や、マンションを販売してくれたらと、
使えないけど、愛するミサワを、夏だけ、アトリエに使っています。
トイレも水道も使えませんが、ペットボトルと、雨水で、
庭を愛でる71歳もうすぐの、ばあやです。
幸せは、、、、建築屋さんの思いやりから。