連休で、雨模様の 10月7日
余震が続く北海道の寝不足の毎日の中で
若いころに、買った母屋には、我が家の足跡のような収納品が
地震で、床にばらまかれている。
建売で買った1400万の、
斬新な耐震性のあるパネル構造なはずである。
それが今回の地震で、階段の壁は波うって浮いてきた。
お気に入りの後付けした3枚の重ねガラスドアは
壁とドアの間が上層部がすき間ができてぴたーと閉まらない。
二階の日本間の、まだトノコのついたままのカモイノ木が
壁から、1センチほど外れて
すき間ができたまま、もとには戻らない
何よりも、
地震前の、古くなった昔住んだ家の安らぎが無い。
余震の中で、激しく動く木造の家は、
中に入ると、、、なんとなく、、、コワイ。
ぺしゃんこにつぶれては来ないだろうが、、、安らぎは消えた。
もともと、寝泊まりはしていないが、
昔懐かしい文庫本や、単行本、美術の本、
若き日に夢中になった、植物の本、漢方学の本。
中国の雑誌の翻訳本。
創風師匠に出逢ったころの、
日本にありったけの流派の生け花の本など。
もともと好きだった盆栽や、植物の図鑑。
友達の囲まれたような離れの古屋は、心の隠れ家。
昼弁当をもって、二階の本の部屋で過ごすとき、
家事を忘れて、良い昼休みだった。
しかし、もともと、
何回も修理を繰り返した欠陥住宅であったことが
隣の敷地に、家を建て直して
寝食は本宅で、済ませ、
この、古い家には手塚漫画の作品や、
文庫本がそろっていて、
友人の作品のように話しかけてくるのだった。
職場では、結婚式に出席しては
日ごろ使うには手入れが大変なので
むしろ、飾って喜んでいる食器や置物。
主人がいただいてきた引き出物の一部。
華やかな、雑貨が、所狭しとおいて在った。
置いてあった、、、つまり、、、過去形である、
地震、、、雷。。家事…親父。
地震は一番に来ているあたり、昔の諺は言いえて妙。
東向きの日当たりのよい角地だけに、
手放すのは忍びなくて、庭木を育て、
本を置き、おかげで4年間は旅行にも、温泉にも行っていない。
バージョンの古くなったVM21からのPC.を置いてあったり、、、
息子の愛用した、おもちゃ箱を収納してあったり
国境が現代の世界とかなり違って、地図としては使えない地球儀とか
置いてあるだけで、安らぐ「過去」が、
懐かしく、私の心の膝枕になってくれていた。
本州のすい星のように現れた若手社長の
ミサワホ―ムの、パネルはさすがに強かった。
昭和50年頃の、北海道のディラーの
組み立て方に、技術の未熟な欠点が見られた新築だった。
建付けがでたらめで、、スガ漏れしたり、
二階の床が、歩くと振動する蚊と思えば
天井には「スガ漏れのシミ」が色がるかっ勘が有った。
リホームを繰り返しても、
家族としてとっておきたい古屋だった。
それが今回の、、、ありえない、、、大きな北海道の地震で
入ると、、、怖いような、、、不安定な空気が漂う。
表のモルタル壁は、タタミ二畳大の落下。
まだ新しいころ、モルタルにヒビが入るので
治してもらうことにした、
リホームの時、、、モルタルの上にモルタルを重ね塗りしたため
重さが増えていた。
しかも、モルタルは、壁との間に、結露を防ぐ空間をとっていなかった。
密着したコンパネが水を含み。腐り始めていた。
下地のコンパネが結露で水膨れになり、
モルタルを維持できなくなっていた。
新築当初から、つぎはぎだらけにリホームしてきた、
はずれ住宅だったが、
家の中はシンプルで、
主張してくるデザインではないので、
安らぐ家だった。
今回も、まるで生活しているような家具や、子供の机、など等で
他に置き場のない我が家の収納庫だった。
しかし、、、モルタルの張替や、修理の見積学を見ると
400万以上になるという、、、計算である。
主人は、危険をかんじる家は、壊そう、、、という。
壊してしまったら、物を置くスペースがなくなる。
捨てることになる。
地震は、半ば強制的に、シュウカツをせよ!と
叫んでいるようだ。
昨日の地震で、又、モルタル壁が、二階の壁から浮いてきた。
、、、壊そう!、、、喪失感があるだろうが、、、、
この家は、入っているとき、地震が来ると、、危ない家になった。
思い切って、壊そうと思う。、、、安全第一だ!
「せっかく、、、修理の見積もりをもらいましたが、、、
「壊してしまう方が、心配事が無くなりますので、、、」
電話をしました。
、、、、、、
まさか、
札幌が地震で家が不安定になるようなことがあるとは
人生の設計にはいれてなかった要素である。
地震は、ピンチを切り抜けるための
出費を余儀なく付加してくるが、
寝泊まりをしていた家でないので、
自分たちのシュウカツ費用と思うことにして
とりあえず、更地にして、
二次事故になる恐怖を駆除することにした。
最低の数の保存本。、思い出の本、主人の旧くなった医学書など
今日は、ミカン箱に詰めながら、
もっともっと、大きな被害を受けた地区の方々に
黙とうをささげ乍ら、
壊すと決めた以上、
歳はとっていても、、
バンカブルに進むことを考えなくてはなりませんね。
主人は、私の報告を聴いているのかいないのか、、、?
「いそぐことはない、、、」と
ポツリと、、答えた。
紅葉の始まった庭のモミジのそばで
君子欄のひ孫の株に、大輪の花が咲いた。
そのうち、、、いいこともあるさ、、、
主人は、眼を細めて。蘭の花に癒されている様子だ。
夜になって、、9時からNHKで
紀州の山々に登る「田中プロ!」
彼は、一山登るごとに豊かな「魅力」が増してゆく。
ぽつり、、、と話す言葉も、
こころから、共感できる。
紀州の山を登る前と、登り切った彼の顔が
緊張感が違う魅力が加わった
男の面構えの神々が映し出されている瞬間が有った。
下山の時、、、人間に戻った瞬間なのか?
山の神様が、田中プロに、指の骨折という試練を与えたのか?
子供のころ、、、遊んだ南紀の山を懐かしさとともに
今夜はTVで、田中プロと、一緒に、
心が登山の醍醐味を、思い出しながら、
疎開中の13年間でいただいた南紀の山々のパワーで
とうとう、、、
北海道で50年間の人生の登山も山頂に差し掛かっています。
雪さえ掻くことをことを知らない東京育ちの主人とともに
男の子を育てながら、
雪を掻き続けながら、
私は、、、人生が終わったら、、、
父母が仏様に昇格して、
娘の私を待っているだろう南紀に行こうと
新しい世界を信じて、
この世では、力いっぱい、惜しみなく
人生登山の試練を、踏破してゆけるように
南紀の山々にお願いしながら、、、
今夜のNHKは
同行二人の登山を楽しませていただいたような
後味の良い、、、神々しい山並みでした。
余震が続く北海道の寝不足の毎日の中で
若いころに、買った母屋には、我が家の足跡のような収納品が
地震で、床にばらまかれている。
建売で買った1400万の、
斬新な耐震性のあるパネル構造なはずである。
それが今回の地震で、階段の壁は波うって浮いてきた。
お気に入りの後付けした3枚の重ねガラスドアは
壁とドアの間が上層部がすき間ができてぴたーと閉まらない。
二階の日本間の、まだトノコのついたままのカモイノ木が
壁から、1センチほど外れて
すき間ができたまま、もとには戻らない
何よりも、
地震前の、古くなった昔住んだ家の安らぎが無い。
余震の中で、激しく動く木造の家は、
中に入ると、、、なんとなく、、、コワイ。
ぺしゃんこにつぶれては来ないだろうが、、、安らぎは消えた。
もともと、寝泊まりはしていないが、
昔懐かしい文庫本や、単行本、美術の本、
若き日に夢中になった、植物の本、漢方学の本。
中国の雑誌の翻訳本。
創風師匠に出逢ったころの、
日本にありったけの流派の生け花の本など。
もともと好きだった盆栽や、植物の図鑑。
友達の囲まれたような離れの古屋は、心の隠れ家。
昼弁当をもって、二階の本の部屋で過ごすとき、
家事を忘れて、良い昼休みだった。
しかし、もともと、
何回も修理を繰り返した欠陥住宅であったことが
隣の敷地に、家を建て直して
寝食は本宅で、済ませ、
この、古い家には手塚漫画の作品や、
文庫本がそろっていて、
友人の作品のように話しかけてくるのだった。
職場では、結婚式に出席しては
日ごろ使うには手入れが大変なので
むしろ、飾って喜んでいる食器や置物。
主人がいただいてきた引き出物の一部。
華やかな、雑貨が、所狭しとおいて在った。
置いてあった、、、つまり、、、過去形である、
地震、、、雷。。家事…親父。
地震は一番に来ているあたり、昔の諺は言いえて妙。
東向きの日当たりのよい角地だけに、
手放すのは忍びなくて、庭木を育て、
本を置き、おかげで4年間は旅行にも、温泉にも行っていない。
バージョンの古くなったVM21からのPC.を置いてあったり、、、
息子の愛用した、おもちゃ箱を収納してあったり
国境が現代の世界とかなり違って、地図としては使えない地球儀とか
置いてあるだけで、安らぐ「過去」が、
懐かしく、私の心の膝枕になってくれていた。
本州のすい星のように現れた若手社長の
ミサワホ―ムの、パネルはさすがに強かった。
昭和50年頃の、北海道のディラーの
組み立て方に、技術の未熟な欠点が見られた新築だった。
建付けがでたらめで、、スガ漏れしたり、
二階の床が、歩くと振動する蚊と思えば
天井には「スガ漏れのシミ」が色がるかっ勘が有った。
リホームを繰り返しても、
家族としてとっておきたい古屋だった。
それが今回の、、、ありえない、、、大きな北海道の地震で
入ると、、、怖いような、、、不安定な空気が漂う。
表のモルタル壁は、タタミ二畳大の落下。
まだ新しいころ、モルタルにヒビが入るので
治してもらうことにした、
リホームの時、、、モルタルの上にモルタルを重ね塗りしたため
重さが増えていた。
しかも、モルタルは、壁との間に、結露を防ぐ空間をとっていなかった。
密着したコンパネが水を含み。腐り始めていた。
下地のコンパネが結露で水膨れになり、
モルタルを維持できなくなっていた。
新築当初から、つぎはぎだらけにリホームしてきた、
はずれ住宅だったが、
家の中はシンプルで、
主張してくるデザインではないので、
安らぐ家だった。
今回も、まるで生活しているような家具や、子供の机、など等で
他に置き場のない我が家の収納庫だった。
しかし、、、モルタルの張替や、修理の見積学を見ると
400万以上になるという、、、計算である。
主人は、危険をかんじる家は、壊そう、、、という。
壊してしまったら、物を置くスペースがなくなる。
捨てることになる。
地震は、半ば強制的に、シュウカツをせよ!と
叫んでいるようだ。
昨日の地震で、又、モルタル壁が、二階の壁から浮いてきた。
、、、壊そう!、、、喪失感があるだろうが、、、、
この家は、入っているとき、地震が来ると、、危ない家になった。
思い切って、壊そうと思う。、、、安全第一だ!
「せっかく、、、修理の見積もりをもらいましたが、、、
「壊してしまう方が、心配事が無くなりますので、、、」
電話をしました。
、、、、、、
まさか、
札幌が地震で家が不安定になるようなことがあるとは
人生の設計にはいれてなかった要素である。
地震は、ピンチを切り抜けるための
出費を余儀なく付加してくるが、
寝泊まりをしていた家でないので、
自分たちのシュウカツ費用と思うことにして
とりあえず、更地にして、
二次事故になる恐怖を駆除することにした。
最低の数の保存本。、思い出の本、主人の旧くなった医学書など
今日は、ミカン箱に詰めながら、
もっともっと、大きな被害を受けた地区の方々に
黙とうをささげ乍ら、
壊すと決めた以上、
歳はとっていても、、
バンカブルに進むことを考えなくてはなりませんね。
主人は、私の報告を聴いているのかいないのか、、、?
「いそぐことはない、、、」と
ポツリと、、答えた。
紅葉の始まった庭のモミジのそばで
君子欄のひ孫の株に、大輪の花が咲いた。
そのうち、、、いいこともあるさ、、、
主人は、眼を細めて。蘭の花に癒されている様子だ。
夜になって、、9時からNHKで
紀州の山々に登る「田中プロ!」
彼は、一山登るごとに豊かな「魅力」が増してゆく。
ぽつり、、、と話す言葉も、
こころから、共感できる。
紀州の山を登る前と、登り切った彼の顔が
緊張感が違う魅力が加わった
男の面構えの神々が映し出されている瞬間が有った。
下山の時、、、人間に戻った瞬間なのか?
山の神様が、田中プロに、指の骨折という試練を与えたのか?
子供のころ、、、遊んだ南紀の山を懐かしさとともに
今夜はTVで、田中プロと、一緒に、
心が登山の醍醐味を、思い出しながら、
疎開中の13年間でいただいた南紀の山々のパワーで
とうとう、、、
北海道で50年間の人生の登山も山頂に差し掛かっています。
雪さえ掻くことをことを知らない東京育ちの主人とともに
男の子を育てながら、
雪を掻き続けながら、
私は、、、人生が終わったら、、、
父母が仏様に昇格して、
娘の私を待っているだろう南紀に行こうと
新しい世界を信じて、
この世では、力いっぱい、惜しみなく
人生登山の試練を、踏破してゆけるように
南紀の山々にお願いしながら、、、
今夜のNHKは
同行二人の登山を楽しませていただいたような
後味の良い、、、神々しい山並みでした。