花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

2019-05-30 23:10:37 | Weblog

心って、、、いったい、、、何なのか!

75歳になった今、こいのぼりのてっぺんで

吹き流している魚もどきのフルカラーの存在で

全てが吹き抜けていくのではと、、、思ったりしていた、

人の心は孤独には耐えられない

人の心は優しさに涙する

人のこころは、愛されたい

人の心は、、、認められたい

人の心は 仲間に入りたい

人の心は、時代が追い越してゆく

上手に年をとって

天地に生かされてきたことに気が付くとき

大木も 大きな樹も

したたかな下枝を伸ばして

自分だけが活きてゆく。

隣り合った木々は

光を奪い合う葉を広げ

闘いは、人間の知恵を超えている。

根の張り方も戦場である

尊敬する恩師が

生薬学会の会長を勉められていたころ

学会で募集していた登山に参加したものだった。

登り始めの満開の花は

つぼみとなり

小さな芽となり

山頂近くでは岩だけが

わずかに苔を抱きしめて、

碧は消える。

登山は、、、心を解放してくれる。

社会的な立場のある先生方も、参加者も

山の前には、立場の上下は無くなる。

敬語もなくなり、絶景に見とれて頷き合う。

人の心は不思議である。


閉じ込められた社会では

上下を争い

ライバルを蹴落とし、

力にも、美貌にも、金銭にも 

もちろん地位にも、人気にも

時には嫉妬が絡んだりする。


もし、大都会のビルの上が

山の植物に覆われていたら、、、

側面が蔦に覆われていたら、

コンクリートのジャングルの中を

ITと車と、スマホと

つけまつげの人工美人の中で

ギンギラギンに活きようとすると、

産まれる前からの

初期設定が実力に含まれてくる。

競争社会の厳しさは

才能も、金も。サポーターも、親力も必要になる。

一杯のかけそばでは 医師は育てられない。

時代について行けなくても

当たり前のことかもしれない。

人の心は、寛容にはなれない。

浪人したり、

所属部隊が無いことが

心をむしばむ場合だってある。

隣がプール付きの洋館で

自分のうちが借り家だったとしたら

人間は同格なのに

肩を並べる気にはならない。

矛盾を感じるかもしれません



僅差でオリンピックに出られなかった選手は

孤独にならないで、

自分を責めないで

ぎりぎりまで戦えた自分をほめてあげてほしい。

そして、誰よりも、

オリンピックを楽しめる実力があることを自覚して

外側から

応援席で頑張ってほしい。

オリンピックに出場できることは

普通の人間には

考えない心だから、

会場の券が手に入っただけで

心は舞い上がるだろう!

しかし、、、頑張ってきて、

出れなかった選手の心の事を思うとき、

チャレンジしたことが、、、心の宝と気が付いて

競技場を照らす「心の光」に

なれるもおだろうか?

会場を盛り上げる

心のエネルギーになってほしい。


心が空っぽになるまで、

大声を出して、、、

叫んで、、、応援してほしい。

選抜に敗れた心は、

会場で空っぽになるまで

選手の応援で満たしてほしい。

挑戦した心だからこそ

選手に大きな応援の心を送れるはず

、、、華やかなオリンピックの陰の

自分でも気が付かない、、、

出場選手の仲間になれなかった

心の、、、エポック、、、

ブラックホールにならないように、

ありったけの力で応援して、切り替えてほしい。

日本の選手団を勝ちに導くのは

ぎりぎりで選抜に漏れた選手の

心の強さを謳歌できる応援力だと思った。


金メダルの陰で、

出場ぎりぎりで応援席に回った心が

心から、選手を応援できたとしたら、

切り替えることのできる心が

人生の生き方のオリンピックであると思った。

金メダルに輝く「心」の持ち主だと敬意。



75歳になって、、、私は、観客席を見渡すだろう。

心、、、心、、、私は広辞苑を引いてみた。