枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

散歩 薬草探し

2010年03月30日 | Weblog
 今日は、風も落ち着いたので布団も干せ、泊まっている孫たちと近くを散歩する。たんぽぽ、オオイヌノフグリ、野すみれ、土筆が侘しい状態で、春の光に当たっている。農道といえども、アスファルトになっている。メダカ等居もしない。よく見れば、花の色も何か淋しい。一昔前のような咲き乱れる様はなく、絶滅寸前の変わりようです。

 近所の小父さんにお願いして、採らせてもらうきらん草は、この田の畦にしかないのだ。数年前にはあった田も、農薬をかけるので消えてしまった。日当たりがよく、適当に湿り気がなくてはならず、其処の田んぼの持ち主である小父さんに、農薬をかけないで。とお願いした。何に効くのか?と問うので、解熱効果がある。と答えた。

 きらん草。年間を通じて田の畦や、屋敷の道端にある。日当たりが良く、適当に湿り気も必要とする薬草で、解熱・解毒作用がある。産後の乳腺炎に効果が大きいが、子どもの解熱や大人にも効く。葉は緑の毛羽立ったのが表で、裏は普通の葉である。ランナーを出して繁殖する。1年を通して小さな紫の花を咲かせる。冬でも日向では花が見られる。

 リエさんには送っている。友人とご一緒に飲まれたらしいが、苦かったようです。確かに苦いのですが、枇杷葉茶と一緒に飲むと、然程でもないです。人間の体が苦味を感じるのには、体内に毒素が溜まっているから。それらを薬草は、するりと体外に排出してくれる。願ったり叶ったりです。苦いといっても、七転八倒するようなことはありません。

 小1時間ほどの散歩だったが、収穫は30株もあり上々です。きれいに洗って笊に入れました。実家のは、油断しているとそこら中に除草剤をかけられる。常間にしか行かないので文句は言えないが、見つけたら即採って帰ります。薬草に興味のない者には、草には違いないですから。でも除草剤を撒くと、最低10年は土が元に還りません。人間の体への影響は元より、地球も壊していることに気がついてない。

 孫が花の水遣りをしたい。というので、風呂場からバケツで汲んで出してやる。孫は、ジョウロに入れてはかけている。出口がチョロチョロなので、中々時間がかかる。見ているとジョウロの先を外して遣っていた。妹の方も手伝う。と言うのだが、こちらは邪魔をしているだけで、うろちょろするばかりだ。仕方がないので、柄杓でできる近場をさせた。自分でした方が効率はいいが、お祖母ちゃんの花壇の水遣りがしたい。のだから・・・

 枇杷葉の花芽も、小さな実になりかけている。寒さにやられて枯れてしまったのもあり、今年も不作の感がある。リエさんが種を植えた苗は、地植も鉢植えも、すくすくと育っているらしい。よかった!命を育む。というか、紡いでいくことは、自分の命の継承でもある。人は生きた年数ではなく、何をどのように生きれたか。ではないかな。命を終えなければ次へ渡せないし、そうしなければ、生きることはできないようにも思えるから。

 お天気がいいと、脱走したくなる銀河。隙あらば、と窺っている。
コメント
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