草をしとねに、植物への想い

　牧野富太郎博士の著作は多々あれども、持っているのは少ない。これは古書店で見つけて求めたが、日常の姿は微笑ましい。金銭感覚に乏しく、店を潰しそうになったり妻の助力に頼ってもいたようだ。研究一筋にも、資金が無くては何も出来ないから傍に居る者は辛抱。四国には、協力を惜しまぬ人材が居て救われる。

　世間は大型連休と姦しく、人混みが厭なので自宅にて過ごしていたが。すばるの餌が切れて、機嫌が悪い。Aさん地へのお水も分けて貰いたく出掛け、駐車場の空きに吃驚。ああそうなのね、行楽地が混雑でスーパーではないと苦笑い。それにしてもマスクだらけ、掛けてないのはわたくしだけ？未接種で無事だがなぁ。

　スズランが満開で、室内に飾ってのが頗る匂うのに窓を開けた。自然に咲いた状態のもこんなにきついのだから、香水等には閉口する。洗剤や化粧水も吐きそうになるので、枇杷葉でエキスを作る。むせ返る香りにも好みは分かれるものの、農薬散布の薔薇には卒倒し掛け花を見処ではない。蕁麻疹も出るから難儀する。

　我が家のには、お酢での散布でありエキスを作ってのを混ぜたりしている。アブラムシには手作業で行うが、毛虫の類も見かければ捕獲。バッタがパンジーや花弁を齧り気づけばだが、農薬は掛けない。先日花弁を口にしたら、甘くて新鮮だった。植物も昆虫にも、味が分るとにんまりした。自然からの学びは多いのね。

　枇杷葉茶を煎じるのは、専用の薬缶・土瓶で行い弱火を守って下さい。1パックを水・1.5から2ℓで、約小1時間です。煎じた枇杷葉茶は、そのままにして常温か温めて飲みます。無論、身体には温かいのが適しています。容器は台所事情もありますから、可能な限り専用を使用し前日の残りがあっても水を足して煎じる。

　お茶パックを、その度に冷蔵庫で保管しなくても無農薬では腐りません。専用の容器ですれば好く、却って出し入れは面倒です。1パックで10日間を守り、自分が飲める分量を把握してで煎じましょう。ネットを鵜呑みにしない、を理解してくれましたか？最初は少しづつから増やしながらで大量は控えてが宜しいかとも。