季節

黄金色の景色は、普通は秋が日本の季語だが、当地では現在、あちこちで黄金色の田んぼが、風に波打っている。

大麦の収穫期に入った、減反で、大豆や、そば、あるいは放置の田が、今では大麦栽培に変わってきている。
福井県の坂井平野、国産大麦の収穫量は、全国の半分を超えてきたらしい。

稲の黄金色は、心うきうきするが、大麦の黄金色の波は、調子が狂う、あちこちで「コンバイン」の響きが、今の時期に聞こえるのは、いつごろからだろうか。

麦踏なんてしなくとも、雪の下になり、麦栽培には、適しているようだが、せっかく「米」が取れるのに、田んぼの景色が変わるのは、複雑な気分だ。