先日、ある場所で Frank Yoshidaさんの本、「離れられなくなっちゃう」の感想を書かれたPochiさんの文章が目に留まりました。
Frank Yoshidaさんは作家であると同時にECC外語学院でも著名な英語講師であり、PochiさんとはFrank先生を囲む会とでもいうのかな~? そんな御縁でネットを通じてお知り合いになりました。
私のブログへも遊びに来て下さり、何度も心温まるコメントを頂いております。
そんなPochiさんの感想文に感銘を受けたので、全文、こちらにご紹介させて頂きます♪
出版社と、著者と読者が繋がるとき。
素敵な何かが始まるんですね!
以下、PochiさんとFrank先生のやりとりを御紹介します☆
Pochi
昨日仕事から帰ったら、郵便受けにお待ちかねの『離れられなくなっちゃう』が届いていました。
すずさんの新刊本『オージーメイト』と二冊注文したのですが、こちらは 「12月8日刊行になりますのでお楽しみにお待ちください」 ということでしたので、後日のお楽しみに・・・・ まだ振り込みもしていないのに一気に読ませていただきました。(私は本は好きな方で、常に読みかけの異種類の本が何冊かありますが、どれも少しずつ読むので、一気にというのは久しぶりです) ほんのりとした余韻の残る物語・・・心理描写も情景描写も絶妙で、すぐ横で主人公を見守りながら一緒にドキドキしたり、心配になったり、同感したりと、ドラマを見ているようでいて、もっと主人公に寄り添った感覚でどんどんストーリーのなかに引き込まれて行きました。だから読み終えても余韻が残るんですね。 40代の男性なんて、これまで外側から接したことしかありませんでしたが、大人の男のプライドやキャリアを除いた心の内側って、いじらしいほどに純粋なのね と、これは女性読者としては新鮮な発見です。 「男はいつまでたっても子供」 神様に祈るところなんてホント、愛おしいです。 特に印象に残ったのは「男の思い遣りとは・・・」の主人公の考え方と「男を理性に戻すのは男自身ではなく女性なのだ」というフレーズ。 女性はやはり「理解してほしい」「わかってほしい」という願望が強いので、男性がそういう考え方をすることがあるのを知っていた方が、お互いを理解するのにいいし、なんだか気持ちが楽になりますね。 それにしても、男性の描く女性は魅惑的ですね。息遣いや声まで聞こえてきそうです。 一方で、えこひいきもありますね。寛子とクリーニング屋の女店長の差と言ったら! 女店長に近い私のひがみかな? 最後に一つ不思議に思ったこと。 関西が舞台なのに会話に全く関西弁が出てこないのは意図的ですか? その分、“筋者”のお兄さんのセリフがリアルでパンチが効いていましたね! |
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Frank先生のお返事
Pochiへ
ご購入頂き有難う御座います。心よりお礼申し上げます。Pochiのコメントに驚いたと同時に、とっても嬉しかったです。作家として大先輩のPochiに、こんな物言いをすると叱られるかもしれませんが、「さすがだ!」と思いました。私がこの作品で読者に一番気づいて欲しかったことを、言い当てられたからです。感動しています。 寛子と女店長への扱いの差ですが、これは心地よい距離感を無視して相手の懐に無理やり入ってくる人へのイエローカードです。 関西弁の件も正直なところ、ドキッとしました。私は根っからの関西人ですが、テレビのドラマで俳優が喋っている関西弁や、吉本興業のタレントがバラエティーで喋っている関西弁が嫌いで、関西弁を文字にするのが嫌でした。good old daysって言ったら、年寄り臭く聞こえるかもしれませんが、昔の関西弁はもっと品があってよかったです。私の電子書籍の『税金兵衛』はその当時を振り返った作品です。 バイクツーリングでPochiさんの近くにいくことになったら、是非、お会いしたいと思います。改めて拙作への素晴らしいご指摘に感謝致します。―Frank Yoshida |
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Pochiさんのお返事
実は私は普段、ほとんど小説は読まないんです。
学生時代はそれなりに読んだりしましたが、最近ではエッセイか、興味や必要のある分野の本が中心です。 情けないことに、仕事のある日は夜眠くなってしまって、読書があまり捗らないんですよね。 だから、区切って読める本が都合がいいということもあるんです。 幸い図書館が近いので、興味のある本はすぐにインターネットで予約して取り寄せ、面白かったら読む、期待はずれだったら返す、と気軽に贅沢に利用しています。 なので、久々に小説を自分で買って夢中で読み耽ったというわけで、新鮮で楽しかったです。 ずらずらと書き連ねた私のコメントに過分なお言葉を頂いて恐縮です。有難うございます。あ・・・それに私は、作家ではなくしがない主婦です。こちらこそ、本の著者から直々にコメントを頂けるなんて光栄で嬉しいです。 女店長の件は、もちろん差があるから面白いんですよ~! 女店長まで美人で妖艶だったら男性読者は惑うし、女性読者は立つ瀬なくて困りますもの。 ところで、goodbookって、すごい出版社ですね。1冊からでも送料は無料、振込手数料も無料なんて会社、他に聞いたことがありません。 真に面白く良い作品を多くの人に読んでもらおうという意気込みを感じました。
編集長、良かったですね。 1時間程前、私の自宅に新刊が遂に!!!届きました。 Pochiさんのお手元にも届いたでしょうか? それとも明日かな? Pochiさんをはじめ、ご予約頂いた方、心からありがとうございます! いつか、皆さんのお手元にも置いて頂ける日がきますように。。。 夜勤に備えて今から1時間ほど、横になるつもりの・・・すず |