goodbook出版に注文していた本が届きました! 邂逅(かいこう)というタイトルの本をブログにて以前、紹介させて頂いたことがあります。今回、出版されたのは、あのgoodbook出版ではここ数年の内、恐らく最も販売部数を伸ばした著書のようです。次回作が出るというので、とても楽しみにしていました。著者の御厨まさと氏とはフェイスブックでつながっているため、創作過程も(週に一度のネットながら。。。)眺めていました。泉のように湧き出る創作意欲にまず、頭が下がります。ここ最近、実習日誌を毎日書いていましたが、手書きって、こんなに大変だったっけ? 何年ぶりに鉛筆タコなんてできたのだろう…などと眠い目をこすりつつ、書いていました。今は実習後の課題(800~1200字)に取り組んでいるところです。文才がない上、日本語を知らなすぎる私。(;O;) 高齢者施設に勤めていた頃は特に、利用者さんたちの語彙や表現力に感服していたものです。勉強不足も原因ですが、本を読まないのもいけませんよね。「花燃ゆ」の志士たち…紙も本も大変貴重だった時代に、なんて勉強熱心だったこと! 自分を反省しつつ、この本も読ませていただきました。
私と同じく現在は福祉業界にお勤めで、ここにたどり着くまでの経緯にとても興味を持ちました。「どのような人が福祉の仕事に就いているケースが多いか」 という問いに対して 世間が抱くイメージ。。。。 残念ながら、私も この本の中に書かれているセリフと似たようなことを 他人が言っているのを耳にしました。その台詞とは何か? それは実際に本を読んでお確かめください。
今の日本は高度成長期を得て1980年代には国民は皆、中流家庭と呼ばれるようになりました。正社員で定年まで働くことが一般的だった父親世代。年功序列で 誰もがテキパキ仕事をこなせた訳ではなかったでしょうが、それでも現在のように どこか殺伐とした感じではなかったのでは? 非正規雇用が増え、福祉業界に限っては 一握りの正規職員… 「これではモチベーション維持すら難しい」という現場の声も聴きました。志はとても高く、尊敬する方でも...です。
人間、パッと見ただけでは その人がどのような荷物を背後に背負っているかなんて理解できるはずもありません。温和で穏やかな人ほど 実は家庭や個人的にも多くを抱え、もしかしたら、、いや、きっと、長いトンネルを抜けた先にようやく見せた笑顔であることが多いはずです。「あなたは だって 気楽でいいでしょ?」と決めつける人がいますが、さてはて。どうなのでしょう。そう、そうなのよ。そうなんだよね・・・・。色々自分のこれまでの人生と重ね合わせ、みなさん、考えるのではないでしょうか。 本書はそんな体験談です。
もし、50年生きてきたなら、50年ぶんの人生の重み。3歳なら、3歳の、10歳なら10歳の、幼いから、子供だからこそ感じる悩みや苦しみ。それらを感じ取れる人でいたいです。
だって 人、ひとり、貴重な人生という名の著書、何十冊分もあるのですから。
ところで明日、北九州市は なんと雪の予報です! 気温は最低1度と最高6度。暦の上では春だとしても、実際に肌で感じる春は まだまだ遠い....