日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

邂逅…その後 ~地獄から生還した男と、地獄へ落ちる男たちの話~

2015-03-09 18:34:01 | 読書

 goodbook出版に注文していた本が届きました! 邂逅(かいこう)というタイトルの本をブログにて以前、紹介させて頂いたことがあります。今回、出版されたのは、あのgoodbook出版ではここ数年の内、恐らく最も販売部数を伸ばした著書のようです。次回作が出るというので、とても楽しみにしていました。著者の御厨まさと氏とはフェイスブックでつながっているため、創作過程も(週に一度のネットながら。。。)眺めていました。泉のように湧き出る創作意欲にまず、頭が下がります。ここ最近、実習日誌を毎日書いていましたが、手書きって、こんなに大変だったっけ? 何年ぶりに鉛筆タコなんてできたのだろう…などと眠い目をこすりつつ、書いていました。今は実習後の課題(800~1200字)に取り組んでいるところです。文才がない上、日本語を知らなすぎる私。(;O;) 高齢者施設に勤めていた頃は特に、利用者さんたちの語彙や表現力に感服していたものです。勉強不足も原因ですが、本を読まないのもいけませんよね。「花燃ゆ」の志士たち…紙も本も大変貴重だった時代に、なんて勉強熱心だったこと! 自分を反省しつつ、この本も読ませていただきました。

 私と同じく現在は福祉業界にお勤めで、ここにたどり着くまでの経緯にとても興味を持ちました。「どのような人が福祉の仕事に就いているケースが多いか」 という問いに対して 世間が抱くイメージ。。。。 残念ながら、私も この本の中に書かれているセリフと似たようなことを 他人が言っているのを耳にしました。その台詞とは何か? それは実際に本を読んでお確かめください。

 今の日本は高度成長期を得て1980年代には国民は皆、中流家庭と呼ばれるようになりました。正社員で定年まで働くことが一般的だった父親世代。年功序列で 誰もがテキパキ仕事をこなせた訳ではなかったでしょうが、それでも現在のように どこか殺伐とした感じではなかったのでは? 非正規雇用が増え、福祉業界に限っては 一握りの正規職員… 「これではモチベーション維持すら難しい」という現場の声も聴きました。志はとても高く、尊敬する方でも...です。

 人間、パッと見ただけでは その人がどのような荷物を背後に背負っているかなんて理解できるはずもありません。温和で穏やかな人ほど 実は家庭や個人的にも多くを抱え、もしかしたら、、いや、きっと、長いトンネルを抜けた先にようやく見せた笑顔であることが多いはずです。「あなたは だって 気楽でいいでしょ?」と決めつける人がいますが、さてはて。どうなのでしょう。そう、そうなのよ。そうなんだよね・・・・。色々自分のこれまでの人生と重ね合わせ、みなさん、考えるのではないでしょうか。 本書はそんな体験談です。

 もし、50年生きてきたなら、50年ぶんの人生の重み。3歳なら、3歳の、10歳なら10歳の、幼いから、子供だからこそ感じる悩みや苦しみ。それらを感じ取れる人でいたいです。

 だって 人、ひとり、貴重な人生という名の著書、何十冊分もあるのですから。

 

 ところで明日、北九州市は なんと雪の予報です! 気温は最低1度と最高6度。暦の上では春だとしても、実際に肌で感じる春は まだまだ遠い....

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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます (ジージ)
2015-03-10 02:50:39
すずさん こんばんは
海賊版は消滅しました。
これで僕もひと安心です。
今は定年退職しましたが、僕もずっとドイツで福祉業務に就いていました。
人それぞれで、他人の痛みがわかる人でなければこの仕事を勤まりません。
機械的に、流れ作業にしてしまう人もいます。
あまり書かないことにしますね、書くと限がないですから。
こんな人もいますよ。介護福祉士さんです。
http://blog.goo.ne.jp/sakura_jpn38
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Unknown (zenpeichan)
2015-03-10 15:06:44
邂逅、懐かしい語彙です。
学生の時「亀井勝一郎」に凝ったこと?
があってその時覚えた語彙。
懐かしい・・・
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ジージさんへ (すず)
2015-03-10 17:38:30
ありがとうございます。
ジージさんに教えていただいたとおり、やってみました。
簡単にできましたが、メールのお知らせが来ず、最初はメルアドを入力し間違えたのか_と思いましたが、迷惑メールの方に届いていました。
無事に削除されたようで、安心しました。

リンクありがとうございます!
早速、アクセスしていました。
実は私も介護福祉士なので、親近感を感じます。
自然の写真にも癒されました。
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これは (山水)
2015-03-10 17:38:56
難しそうな本ですね その時の出会いが人を根底から変える時がある ぐらいでないと理解できない私です
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zenpeichanさんへ (すず)
2015-03-10 17:41:12
そうなんですか。
「邂逅」という単語に思いでがあるのですね。
恥ずかしながらわたくし、この本のタイトルになったことで、初めて意味を調べ、知りました。
サラリーマンを体験された方にはとても興味深い内容だと思います。
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山水さんへ (すず)
2015-03-10 17:47:19
いえいえ、とても読みやすい体験談ですよ。
50代男性が書かれた体験談です。
企業にお勤めだった時代のこと、大病されたこと、再就職するまでのこと…自分の体験と重ね合わせて読めるのではないかと思います。
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