ピアニスト、岬洋介が高校生の時のお話。
今回は単行本だったので、父である岬検事が主人公のスピンオフ作品も収録されており、
「岬くんが大変だった時期、岬パパはパパで、大変だったんだな…」と思ったり。
1冊で2度楽しめます。
これまでのシリーズの中で、最も考えさせられる部分が多かった気がします。
「うんうん、分かるわかる… 選ばれし才能に対する嫉妬心、やっかみ、その他諸々…」
努力する者は報われるというけれど、凡人が多くの努力で到達した地点を、少しの努力で、ひょいっ!と飛び越えてしまうことだってある。それを目の当たりにして、阿保らしくなって、努力しない自分を正当化したりして。結局、何者にもなれないことを自分以外のものに責任転嫁する。 或いは、物語のように 才能ある岬くんが さも悪いかのように「いじめ」という卑怯な手を使って貶める。
でもね… 物心ついた頃から、ただ、ピアニストになるのが当然の夢のように努力してきている。天才が努力してこそ到達出来る、「見える景色」ってあるんだろうなぁ。
ただ、法曹界でも才能を発揮するように、(他の本でね…最終的にはピアニストになる道を選ぶのだけれど)
何をやらせても「才能ある人」ってたまにいることは、いる。
飽きっぽい私には、「継続すること。努力し続けることが出来ることも才能の一つ」だと思う。
小説の中の”事件”については、一切、触れてはおりませんので~
岬くんの転校先【音楽コース】のクラスメイトの目を通して語られる、高校時代の岬洋介。
SONGSで語っていた山崎育三郎さんの高校留学時代の話と重なる部分もあり、考えさせられました。
小さな努力を 少しの進歩を 人前で発表する勇気を 決して馬鹿にしないで 素直に褒める~ことが出来る人
そんな人に 私はなりたい~ (最後は宮沢賢治っぽくなってしまった…💦)
音楽とかスポーツのプロって才能と運がないとなれないような気もしますがどうなんでしょうね~
努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
とイチローも言ってるので努力は当然なのでしょうね~
また好きこそものの上手なれなんて事もあるので
好きな人は努力なんて思ってないかも。?
自分は好きなこと仕事にしてるので、努力なんて
感じは無いですね~
でもスポーツだったら幾ら好きとは言えきついこともやらないと食っていけないでしょうね~
その点三浦知良なんてほんとサッカー好きなのかも
この年までやると言うことは。
なんか支離滅裂になってしまった(笑)
>音楽とかスポーツのプロって才能と運がないとなれないような気もしますがどうなんでしょうね~
はい✋
私も、そう思います。
特に音楽やスポーツは、持って生まれた感覚というか、身体能力というか、ありますよね。
同じ年齢で楽器を習い始めたとしても、先生のお手本を一回、聴いたら、即、覚えて弾ける子と、
自宅へ帰って一週間、必死に練習しても、ひっかかってばかりで弾けない子も実際にいるのが現実なので…
「運も才能のうち」ともいいますよね。
私が今から、「テニスプレーヤーになる!」と毎日千回、素振りをしても無理な話で、努力すれば何とかなる訳でも…。そこそこに楽しむ目的ならOKですが…
小説の中では、岬くんのピアノに対するクラスメイト達の嫉妬が もう~醜くて!
彼には才能があり、「音楽の神様に愛されている」
朝ドラ『エール』でも、山田耕作のセリフとしてありましたが、
「古関裕而氏は、音楽に愛され、山田耕作は音楽を愛した」
イチローは努力の人ですよね。
大谷翔平選手は 野球の神様に愛されているのかな。サッカーのカズ同様、すごく楽しんでいるように見えます。
勿論、どの選手も、それぞれに並々ならぬ努力をしていて、才能が花開いて、天才となる、そんな気がします。
この本、面白いですよ。お勧めです👍
また読んでみたくなりました~👍️
うんうん、嫉妬心…才能ある人を目の当たりにすると誰しもね、人間だもの(こちらはみつをっぽく😅)
高校生の岬くんも、面白かったというか、かなり辛かったでしょうね。
この本がシリーズの1冊目として読むと、いいのかな、という気もしました。
先が分かっているので💦
ピアニスト岬洋介であれば、当時のクラスメイトたちが嫉妬するような対象ではなく、雲の上の人で、憧れの対象でしかない、と悟るでしょうから、「彼とクラスメイトだったんだ~」と自慢になるのでしょうけどねぇ。
同じ土俵に居ると思うから、嫉妬、やっかみ、嫌がらせのオンパレードになるんだろうな、と感じました。
何で私? もっとレベルの高い人を目標にしたら?と思うことが何十回もあったけど、スターには憧れても嫉妬はしない分、身近な人に嫉妬するみたいですねぇ。
これまでで、最も驚いた体験は、閉鎖したデイサービスで、ギターやベースやその他の楽器は、プログラムの順番が来たら、さっとスタンバイできるよう、セットしてあるのに、キーボードだけ、上司二人がコソコソ話ながら、隠していたこと。
利用者さんは、突然、「この曲が歌いたい!」とリクエストするのですが、デイ最終日の「お別れ会」では、アカペラで歌わせてた…。
(あ~あ、目の前にキーボードがあったら、これも、あれも知ってる曲だから、即興で弾いてあげられたのに。利用者さんも、その方が喜んだだろうに…)
と心の中で思ったものです。
関係者もこのブログのこと、知ってはいるけれど…
キーボード専用スタッフがいたので、遠慮して披露したことも無かったものの、その方が公休だった日、1回弾いたら、利用者さんたちが喜んでくれて、いつもは帰り支度をさっさと済ませ、車を待っている人たちが、運転手さんの方が呼びに来るほど。
一度だけでも、喜んで貰えたので、良し!とします。
そういうわけで、今も人前では弾かず、自己満足のYoutubeのみ。
自分の中の出来不出来というか、先週の自分と今週の自分を比較する程度なので、才能ある人を目の当たりにして、すごいな~ 羨ましいな~とは思っても、嫉妬はしないかなぁ…正直なところ…(ブログ本文は、「本当は大した実力もない身近な人に嫉妬するのは辞めましょう、もっと上を目指しましょうという希望。一方、コメント欄に書いたことは自分の体験と正直な気持ち…でした😥 相当、性格悪いな、私)