林真理子さんのエッセイを読み、大笑いせずにはいられなかった箇所がいくつもありますが、その中でも、表題作と、『異常な愛』 2005年発売の結構、前のエッセイ本ですが、今年は偶然にも丑年! 途中、途中、省略していますが、まずはお読み下さい♪
ちなみに、のびたさんは、同じく林真理子さんのエッセイ、南青山物語 最高のオバハンをお読みになられているそうです。📚
異常な愛 (90ページから抜粋)
最近怖くなる時がある。
これほど動物に対して愛情が深くなってよいのだろうかという思いなのだ。
(途中、略)
紀ノ国屋スーパーあたりの、百グラム四千円とか五千円の見事なステーキ肉を見ているときはまだいい。あの生々しい肉塊が、かえって運命のいさぎよさを感じさせる。
「こんだけ立派な肉になったんだから、成仏しておくれ」
と知らずしらずの内に頭を垂れている私である。
それよりもみるのも辛いのは、うちの近所の安いスーパーで、百グラム百ニ十円のパックを手にとる。白い脂肪ばっかりの、まずそうな牛肉である。
(途中、略)
ここで、Eテレの「牛の歌」を聴いて下さい♪
私は、マリコさんのエッセイを読みながら、テレビで深夜に観た、23:55の歌と映像が浮かび、笑わずにはいられませんでした。動画は朝バージョンです。見つからなかったので。
動画は、途中の2分50秒から、『牛ソング』が始まります。その前は、『猫の歌』などなど。
Eテレ0655 2021 vol 40
マリコさんの妄想を続けます...
一頭の牛がいる。命があり感情もあった。それなりの青春を送り、異性の牛に心をときめかせたこともあったであろう。広々とした草原を夢見たこともあったに違いない。
その彼、もしくは彼女は、ある日、殺され、こうして百グラム百ニ十円の肉になったのである。 (途中、略)
私がちゃんと食べてあげるからね、とつぶやきつつ、私はそのパックを籠の中に入れる...。
とまあ、スーパーでこんなことを思いつつ買い物している私は確かに異常である。(92ページ1~10行目まで)林真理子 2005年2月10日『紅一点主義』文藝春秋 文春文庫
Eテレソングを偶然、聴いて、🐄には胃袋が4つもあることを知りました!4つですよ! 4つ!!! 「草食べる~ また食べる~」という歌詞と映像が可笑しくて。そこへきて、偶然にも、マリコさんの、この動物愛
エッセイ!
笑いすぎて、お腹痛いです。
他にも、真面目なお話で印象に残ったものは、マリコさんが小学生のころ、クラス一斉に黙読する時の話。読み終えたら、本を閉じる、という時、決まって1番だったとのこと。クラスメイトの倍の速さで読み終えるマリコさんに、教師は、「もっと、丁寧に理解しながら読むこと」と言ったらしい。「早く読み、理解もしていた」そりゃ、そうでしょう。私も似た経験があります。違うのは、読み終えたら、ページを閉じる、ではなく、顔を上げて、教師の顔を見る!でした。
小6だったので良く覚えています。プリントが配られ、
「読み終えた人は、顔を上げて、先生の顔を見ること!では、はじめ!」
クラス一斉に読み始め、読み終えた私が顔をあげ、まず担任の顔を見ました。
次に周囲をキョロキョロ見渡しました。全員、熱心に読んでいる最中でした。
私が一番です。斜め前の男子は、活字の行を指でなぞりながら読んでいたため、まだ真ん中付近だと分かりました。 (え?まだ、そこなの?)と思ったことも確かです。威張っているようですが。
全員、読み終えた時、担任は言いました。
「日頃から📚本をよく読んでいる人は、読むスピードが速いです。みんな、積極的に本を読もう!」
マリコさんの先生も、上記のような台詞を言ってくれたら良かったのにね。
余談ですが、ホークスはやっと勝てました。これで西武ライオンズ戦は、1勝1敗1引き分け。先日まで、1位楽天から5位西武まで、ほぼゲーム差ない状態。最下位の日ハムが勝って、楽天が負けたりしていたので、6チームが僅差のままの筈です。混戦したまま夏を迎えることとなりました。
前日のコメントの返事でいただいた「ジェイン・エア」と牧師の関係の事についてですが、20000ポンドのお金が入ることよりも牧師やその妹たちとのいとこの関係を喜び、セント・ジョン・エア・リヴァーズ牧師とは結婚ではなく牧師の助手としてならインドへ行く・・というジェインと半ば強引に結婚を迫り、あくまでも牧師とその妻という関係でインド行きを考えるセント・ジョンの言い争いのような光景やその後のセント・ジョンの冷たい態度などを読み返してみました。まだまだ何度もよみなおしてみるとその心理状態がもっとよく分かるのだと思いましたね。
牧師の妹のダイアナの心境も複雑ですね。
兄のことをいい人だと思う半面、ジェインを心配する優しく冷静な気持も・・・
私が見た2本の映画のうちの一つにはそのやりとりが描かれていましたがやはり書籍のほうが前後の状況と合わせても分かりやすかったですね。
すずさんが感心をもったことが分かるような気がしましたよ。
今日は(下)を読み終えたのですがもう一度(上)から通して読んでみます。
前記事の質問に対するお返事をありがとうございます。
映画では、どのように描かれていたか、或は省かれたのか、興味があったものですから。
そうですか。
1つはカット、もう一つでは描かれたと聞き、監督さんによって、どのシーンに重きを置くか、分かって、その辺も興味深いですね。
今現代の世の中でも、女性が男性に対して意見をすること自体、よろしく思われない風潮もあります。
なので、あの時代のジェインは、とても勇気ある、自立した女性として、目を見張るものがありました。
読みながら声援を送ったものです。
スーパーのお肉見てそこまで想像するとは、
自分は水族館に泳ぐ魚見て,美味しそうだな~と思うことはありますが,その反対のパタ~ン?(笑)
中々面白い曲ですね~
一瞬牛の生活が人間の生活も同じようなものかな~
なんて思っちゃいました。
まあ人間はホルスタインとして生まれようと和牛で生まれようと食べられることは無いですけどね~(笑)
私はよく思い出の反芻します…
今日はテレビ観戦したのに悔しい日でした😭
おはようございます。
こんなこと考えながら牛肉を買い、今日の牛肉はチュウインガム並みだとか、刺しがレース状だとか言いながら食べる!
人間ってすごい動物ですね。
あなたの命をいただきます!って手を合わせて食べる動物は人間だけ。
地球上のすべてのものを食べつくす人間だから当たり前なのですが。
私は牛さんのことを考えて牛肉が食べれない時期がありました。
パリーグ混戦です。再開まで数ゲーム差でしたね。ホークス頑張ってもらわないと、阪神との日本シリーズできませんよ!
えらい上から目線!(笑)
紅一点って何おお花か知っていますか?
ザクロの赤い花なんですよ。
話があちこち跳びました、すみません。
20年前に終わったのですが すずさんの影響ですっかり 林真理子さん です
行間を読む 松本清張や渡辺淳一と違って 理屈抜きに楽しい読み物 今は大切です
まだ 未読の ルンルン症候群 マリコノミクス があります(笑)
うしうしソング、もぐもぐバージョンを御視聴いただき、ありがとうございます♪
一年生さんの場合、
「スイスイ ソング、水族館バージョン」
ってところかな~🐡🐡🐡
確かに、下関にある水族館には、あらゆる種類のフグさんたちが泳いでいて、ちょっと...その...。分かる気がします(苦笑)
林真理子さん、魚を見ながら買い物する場合、どんな想像をするのでしょうね!?
想い出の反芻ですか~
私は...
思い出し笑い
是非、林真理子さんのエッセイ、読んでみてくださいね。
1つ1つの小話は数ページなため、多忙な人でも無理なく読めてお勧めですよ~
(⌒▽⌒)アハハ!
>今日の牛肉はチュウインガム並みだとか、刺しがレース状だとか言いながら食べる!
fukurouさんも、マリコさんに負けていないですね。
fukurouさんバージョンの🐄🐄ソングが出来そうです。
牛さんのことを考えて、🐄さんが食べられなくなる...
私の場合、鶏さんで経験あります。
シドニーでは、下宿(ホームスティ)先を出た後、アパート暮らしだったのです。
一緒に部屋を借りていた友人たちが、鶏を買ってきたのです! 生きた鶏ですよ! ペットとして買い始めた!?
と思ったら...。
ある日、信じられないことが起こりました。
いくら国によっては、生きた鶏が売られていつといっても...
半年くらい、鶏は食べませんでした。
紅一点は、ざくろ?
ってことは、マリコさんはザクロかぁ。
ますます可笑しい
男性コーラスグループの中で、女性は彼女だけ。
紅一点だと喜んでいたマリコさんの話なんです。
最後のオチに笑えますよ。
パリーグは昨年も混戦でしたので
慣れてはいるのですけど...心臓に悪いですねえ。
え? 🐯さんと日本シリーズ...実際、厳しいなぁ
のびたさんがコメント欄に著書名を書いていらっしゃったので。
記事内で、それらも紹介させて頂きました。
小説も、恋愛小説から歴史小説まで、最近は特に幅広くご活躍中ですよね。
その中でもエッセイは、気が向けば、好きなページから読み始めることができる。
しかも、面白い! 笑える話が多いのが特徴ですよね。
コロナ禍だからこそ、笑いは大切。
とても役に立つエッセイだ~とはまっています。
のびたさんは、好きになった作家はすべて読みたい派なのですね。
私は石田衣良さんにはまり、彼の小説ばかり読んでいた時期もありました。
最近は、彼の本を読んでいなかったので、新刊も増えたかも?
私の影響で、林真理子さんまるごと楽しんで頂けているようで嬉しいです