墨絵で紅梅の古木を描きました。前回の拙ブログ(駆ける馬)で、梅の墨絵を描きかけたが、全体の構図が決まらず・・・と書きました。youtubeで、梅を描く水墨画も沢山拝見させていただきましたが、自分としては定まらないのです。どうやら私は、墨で梅を描くにしても、一体何を描きたいのか、という最も大事なところを忘れていたようです。そこで自分に問い直してみました。最初はあれこれ描きたいものがあったのが、次第に . . . 本文を読む
墨絵で早駆けする馬を描きました。実は先週から墨を使った“梅”の作品にトライしておりました。それが、全体の構図が決まらずにいるなか、youtubeで馬の墨絵に出会いました。数人の方々のデモを観ているうちに、自分も描きたくなっての一枚です。モデルさんには「ペットライフを楽しくするメディア:pepy 」様の馬のお写真画像をお借りしました。紙は“ハーネミューレ版画紙&r . . . 本文を読む
水にきらめくかがり火は誰に想いを燃やすやら・・・・こころまかせの鵜飼舟ご存知、五木ひろしさんの“長良川艶歌”です。1984年に発表されるとその年にレコード大賞、またTBSのベストテンでは12年間第一位を獲得したとされる大ヒット曲です。私が長良川の鵜飼いを見学したのはそれから10年弱も経った頃で、30年近く前のことになります。その時印象に残ったのは、まさに本歌の出だし&ldq . . . 本文を読む
今月初め佐渡に初めて旅しました。新潟港から両津港まで高速船ジェットフォイルで渡った後、同港からバスで島北端・二ツ亀へ東海岸沿いを行く際、左側(大佐渡山地の山麓)には、雨に濡れた竹林を多く見かけました。佐渡の名物とかで、とりわけ当地の竹林は、能登半島の松と同じく、日本海の風雪に耐えた風格を感じたことでした。本作は、車中夢中で撮った写真をベースに、これを白黒で描いてみたものです。何でこういう地味なもの . . . 本文を読む
今月の19日から10日間、絵画教室の仲間の方と「二人展」を開かせていただきます。
麻生区の老人福祉センター1Fロビーで、もともと計画されていたイベントの空いた時期を、
飛び入りで使わせていただけることになりました。
多くの方とご一緒の展示会には何回か出展していますが、
個展はもとよりやったことがなく、この二人展も初めてのことであります。
コンビを組むのは、拙ブログ本年元旦にアップした「2019 . . . 本文を読む
先月中旬、家内と能登半島を初めて旅しました。
のと里山空港経由、見附島、禄剛崎灯台、能登塩田、白米千枚田、輪島など
主に半島の北の方を巡りました。
やはり現地に行って初めてわかる空気がありました。
私の興味の中心は“能登の松”。
あの松林図屏風を描いた長谷川等伯はここ能登の出身です。
今回の自分の絵は、能登のどこかを特定した場所ではなく、
道中各所で見た松を参考にしながら、松並木に見立てて描いたも . . . 本文を読む
家内が買ってきていたた白菜1/2大のものを1個に見立てて、
これを墨で描いてみました。
描きながら分かったこと、それは白菜といえども、
白いところは葉っぱの中心とそこから出た脈だけで、
かなりの部分は緑だということでした。
何も白を黒で描くなんて恰好つける必要もありませんでした。
それどころか、脈の細いところは白のアクリル絵の具を使い、
つまるところ、その部分は白を白で描いただけ・・・。
ま . . . 本文を読む
前々回の拙ブログ(2.22付)では、
富士山の手前にある雑木林を、主に墨を使って特にその奥行き感を意識して描いてみました。
その雑木林を松林にして描いたのが今回です。
幾層にも重なり、モヤの中で見え隠れする松林。
一本の松でも見えるところあり、暈けているところあり、
・・・これらを主に墨の濃淡・潤渇、大小・太細などで表現してみたくなりました。
紙は水彩紙、墨のほか透明水彩絵の具(紫系 白系)も . . . 本文を読む
展示会に出展中の、もう一枚の作品です。
今年の年明け早々にアップしたもの(2016.1.11付)に加筆し、展示会用にとしたものです。
水彩紙に墨を使用しています。
もとより、富士山の姿・容(かたち)も気にはなりますが、
今回は主に、墨の濃淡等により雑木林の“奥行き感”にチャレンジしてみました。
. . . 本文を読む
2016年も始まりました。
新年にはやはり富士山を描いてみたくなりました。
構図は、本ブログ、スタート時(2010.02.08付)のものとほぼ同じです。
ちょっと厚目の水彩紙に、主に墨を使ったのが特徴です。
靄(もや)と霧の違いなどは問わないことにしてください。
本年もよろしくお願いします。 . . . 本文を読む
先週なかば、すぐ近くでの光景です。
午後の3時を過ぎた頃の西の空。
寒波の影響でしょうか、下の方は穏やかながら、上の方にはモコモコとした上昇気流の勢い。
色調も文字通り寒色系で、いかにも冬の雲といったところですが、一種の清々しさも漂っていました。
そして、すっかり葉が落ちてしまった冬欅の黒いシルエット。
自分に句心でもあれば・・・残念。
手前の欅や雑木には墨を使用しました。
総選挙終了。
本来、 . . . 本文を読む
“魚の眼の・・・”(10.15付拙ブログ)で鯉を描き、
“ゆめにつわのを・・・”(11.05付)で墨を使いましたら、
鯉を墨で描いてみたくなりました。紙は普通の水彩紙です。
すぐ近くの川で、遊泳している鯉をしばらく眺めてきました。
その夜、残像のイメージを大事にしつつ、一気に描いてみました。
焼酎の勢いも借りながら・・・
(この焼酎、実はちょこちょこやっているんです。大胆にはなれますが失敗すること . . . 本文を読む
前回アップの上高地・梓川沿いには白樺の林がありました。当地ではシラカンバと案内されていました。
この白樺も多くの写真や絵になっています。私もチャレンジしてみたくなりました。
どんな絵にしようかと、自分が撮ってきていた写真や、googleの画像を見ていましたら、
“copse photo”というブログ名で出されている写真集のなかの一枚が目にとまりました。
「霧の高原2010」(2011.02.03 . . . 本文を読む
ちょっと過ごしやすくなったと思ったら、また暑さもぶり返しているようです。
それでも朝夕は随分と涼しい風が入るようになりました。
こういうことを繰り返しながら、本格的な秋へと移行していくのでしょう。
先日、裏山の竹林越しに見た空。そこにはちょっぴり秋の気配が漂っていました。
久しぶりに竹林を描いてみました。雨上がりの竹林(2010.5.13付拙ブログ)以来です。
紙は水彩紙、竹部分は墨を使用して . . . 本文を読む
先日、二宮(菜の花越しの富士山)へ行った折、帰りも小田原経由で帰りました。
小田原から下り一駅先の早川まで足をのばし、小田原漁港を見学。
同漁港近くの食堂で昼食。
遅めの2時過ぎでしたが、我々夫婦が最後の客とのこと。さすが港町、閉まるのも早い。
その後歩いて小田原へ向かい、夕方近くに小田原城へ。
同城は、今回は通り抜けるだけの散策。
この絵は、本丸の高台を、北東方向から(南西へ向け)見上げるかた . . . 本文を読む