今回も柴崎先生の作品を模写させていただいたものをアップします。最初にこの絵に接したのは、一昨年の暮ぐらいだったでしょうか、Web上にある、先生の「水彩とアートの世界~画家柴崎春通の制作日記」の中ででした。帰港する定置網漁船を描かれたものです。その鮮やかさに感動し、パソコンの画面を眺めながら、何回この模写にトライしたことでしょう。しかし、重ね塗りによる失敗を繰り返してばかりでした。やがて、先生の「透 . . . 本文を読む
先日呼子に行った折、市場ではさざえも売っていました。
普段、スーパーなどでは、何げなくどす黒い色ぐらいにしか見ていなかったのが、
現場でみるとまた違うから不思議。
このさざえにも、色んな色が輝き、混じりあい、
壺は壺でも、色の“宝壺”に見えたものでした。
そんな雰囲気を。
午後三時過ぎに波頭岬へ。ここではさざえの壺焼きを売っていました。
昼食からの時間は経過せず、ほかの誰も食べようとは言わない。 . . . 本文を読む
つい先日の夕方、近くの柿畑でのこと。
柿の葉はすっかり落ち、木には熟柿(じゅくし)が一つ、二つ。
これに頭をすっぽり突っ込んで、啄(ついば)む雀。
熟柿は、俳句では、秋の季語になっているようですが、
絵としてこれを、雀やメジロなどと一緒に描く場合には、冬の、まさに今という感じ。
ところで、熟した柿の横には、啄まれ、蔕(へた)と皮だけになった柿が。(絵のそれは葉っぱではありませんよ)
その姿を . . . 本文を読む
前回に引き続き呼子での光景です。
朝市といっても昼に近かったこともあって、とれたてはさすがに少なくなっていました。
でも生き生きとした魚を、こういう港の現場で見るのは何年ぶりのことでしょう。
そして、ここの売りの一番は“玄界灘産”。
私にとっては、この文言こそが絵の命。
「小倉生まれで 玄海育ち 口もあらいが 気もあらい・・・」
と、“無法松の一生”をうたった村田英雄も、この唐津の出身です。
. . . 本文を読む
先週末法事のため九州へ帰ってきました。
佐賀県唐津市の呼子に行こうということになり、弟妹たちに連れられまずは朝市へ。
その後呼子大橋を渡り加部島や名護屋城跡を見学した後、波戸岬(唐津市鎮西町)へ。
この岬は、東松浦半島の最西北端にあたり、国定公園になっているところです。
今回の絵は、波戸岬での、玄界灘の逆光を松なみ越しに見る光景です。
時間は、夕暮れ間近かの午後3時すぎ。
当日の色は、青い空、 . . . 本文を読む
近くに、やや高い稜線の上を走っている散歩道があります。
両側の木々は、いまどきは黄色や茶褐色が多くなり、赤い紅葉はめっきり少なくなりました。
ただそれに代わるように、傍らのドウダンツツジが、いい赤色に染まってきました。
冬に入りましたが、この回廊、日差しに包まれ、暖かさで一杯。
そんな雰囲気を。
今日から11日まで留守(九州へ 弟の一回忌)にします。 . . . 本文を読む
ブリが美味しい季節となりました。
ブリは刺身もいいですが、大根の味と一緒になった、この風味も大好きです。
こういう食べ物を描くときの、いつもの手順。
料理ができたら、まずは、絵を先に。
描く間は、唾液を呑み呑み、早く仕上げようとの情けない心理・・・。
一方で、絵を描いた後、これをいただく際には、ちょっとした不思議な気持ち。
モデルの魚や大根へ“ありがとうさんでした”と。
そして今回は、何故 . . . 本文を読む
わがマンションのベランダ側は、道路を挟んで、小さい公園に面しています。
有り難いことに、四季折々の木々が、目を癒し、気持ちを和ませてくれます。
8階ですので、公園をやや見おろす恰好。
この秋も見事に色づきました。
その記念にと、ベランダに腰かけながらの写生です。
建物などは省略し、紅葉模様に絞って描いてみました。
これが結構難しい。
色合いやシルエットは、できるだけ見たままを。
光りは逆光、や . . . 本文を読む