や春ら八て寝奈万し毛のを小夜不介て傾具万弖の月越見し可那
やすらはで寝なましものを小夜ふけて傾くまでの月を見しかな
(小倉百人一首59番歌 赤染衛門 高木厚人先生教本「大字かな入門」を臨書 半切)
歌の意味についての細部はやめますが、「ねずさん」の解説によりますと、
赤染衛門(平安中期の女流歌人)が女友達に頼まれて創った歌とのことです。
その女友達は時の権力者の長男と恋仲になるのですが、
或 . . . 本文を読む
天の原婦里さ介み連八春日那る三笠の山二出てし月可裳
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
(小倉百人一首7番歌 安倍仲麻 高木厚人先生教本「大字かな入門」を臨書 半切)
前回から書道の百人一首をアップさせていただいています。
今春、近くの書店で「大字かな創作法」〈高木厚人氏著〉という本を見つけました。
早速購入し、勉強というか練習開始。
そもそも「大字(だいじ)かな」なる言葉の意 . . . 本文を読む
白露二可勢の吹支し久秋の野八つらぬ起と免怒玉所ち利遣る
白露に風の吹きしく秋の野は貫きとめぬ玉ぞ散りける
(小倉百人一首37番歌 文屋朝康 高木先生の教本を臨書 半切)
ここ数カ月、高木厚人氏の「大字かな入門」なる教本を中心に練習してきました。
そのうちの小倉百人一首のところを数枚アップします。 . . . 本文を読む