今回は、故郷の実家にあった“石”の話です。もう、半世紀以上も前の、高校時代のこと。
高校の友人のお父さんが、佐賀の田舎の我が家にきて、親父に、庭先にあった石をもらえないか、との申し出。
大きさは30~40センチ程度。そのお父さんが何に使うかは聞いたかもしれないが、失念した。
黒っぽく、ごつごつして、何の紋様も筋も入っていないこの石、我が家では、駄石といったらその石に失礼だが、
ただそこに転がってい . . . 本文を読む
何やら楽しそうにヒソヒソ話をされているお羅漢さん。
(向かって)右手の方が話し、左手の方が聴きいっておられるような雰囲気・・・。
お二人の笑顔と、その間の呼吸がまた微妙。
誠に恐縮ながら、実はこのお二人、何となくではありますが、
右手の方が亡き伯父(亡母の姉(伯母)の夫)に、左手の方が亡父に似ておられるんです。
それぞれ、伯母や母より、ずうーっと以前にに亡くなっています。
伯母は5年前、母を追う . . . 本文を読む
とりなくこゑす ゆめさませ (鳥啼く声す 夢覚ませ)みよあけわたる ひんかしを (見よ明け渡る 東を )そらいろはえて おきつへに (空色栄えて 沖つ辺に)ほふねむれゐぬ もやのうち (帆舟群れゐぬ 靄の中)私がこの仮名文字の歌を知ったのは、かれこれ50年近くも前のことになりましょうか。当時、一番下の妹(小学だったか中学だったか)の、確か教科書(国語だったか . . . 本文を読む
先日鎌倉に行った折、長谷寺を訪ねました。
この寺の境内に坐(ましま)す“良縁地蔵”さんです。
家族という“縁”に感謝されているのでしょう、ご三尊ご三様の、それは、何とも言えない笑顔。
思わずこちらもニコッとしてしまいます。
また境内には、“和み地蔵”さんと呼ばれるお地蔵さんが一尊坐しておられます。
“良縁”さんよりちょっと大きめですが、その笑顔はそっくりです。
文字通り和ましていた . . . 本文を読む
先週末、身内の招きもあり、鎌倉、逗子界隈を散策してきました。ほぼ一年ぶりです。
最後は相模湾のサンセット。
逗子から江の島方向をながめたもので、横広に描いてみました。
この風景は、拙ブログでも2010.11.1付にアップしていますが、
この時は、丁寧に、丁寧にと筆を入れ、確か数時間かけて描きました。
一年経った今回は三十分程度。絵の出来不出来はともかく、少なくとも、早くは描けるようになったかなと . . . 本文を読む