いつも口遊んでいる宮崎県(高千穂)の民謡「刈干切り歌」です。
これを書と絵にしてみました。
この民謡の2番は
“もはや日暮れじゃ 迫々(さこざこ)かげるよ 駒よ去(い)ぬるぞ 馬草負えよ”
(迫は尾根と尾根の谷間)となっています。
1番2番を合わせた夕暮れの絵にしてみました。(馬は描いていませんが・・・)
なんやかんやの失敗続きで、10枚以上を描きました。
ゴタゴタした作品になってしまうのです。 . . . 本文を読む
今年は暖かい日が続き、平地部での紅葉は今一とのことですが、
落葉は今年も一杯に彩ってくれています。
近くの散歩道から拾ってきたものを描いてみました。
鮮やかなもの、枯れたもの・・・、それぞれが、自分の“ここ”を描いてくれと、
訴えているようでした。
日本画家 菱田春草の晩年(といっても37歳で早世)の大作に「落葉」というのがあります。
彼は亡くなる前、失明の危機におちいりますが、
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やと利せし悲との可多(原本は堂)み可ふち盤可万 わすられ可堂支か尓ヽ本ひ(原本は飛)つヽ
やどりせしひとのかたみかふじばかま わすられがたきかににほひつヽ
宿りせし人の形見か藤袴 わすられがたき香に匂ひつヽ
関戸本古今集から
読み人 紀貫之
原本(縦21cm)を半切2/3(同90cm)に拡大・臨書
原本3行書きを、各行の文字数や方向を変えて4行書きに
深い意味は分かりませんが、ネットなどで . . . 本文を読む
わ可せこ可ころ裳の春曾をふき可へし うらめつらし支秋の者つ可せ
わがせこがころものすそをふきかへし うらめづらしき秋のはつかぜ
わが脊子が衣の裾を吹き返し うら珍しき秋の初風
関戸本古今集から
読み人知らず
原本(縦21cm)を半切(同135cm)に拡大・臨書
原本3行書き(3行目4文字上部)を2行書き(上の句と下の句)に
この歌をよんでいると、素人ながら、何とはなしのリズムみたいなものを . . . 本文を読む
秋風のふ支に尓し日よ利悲佐可多の あ万能可はなみ堂ヽぬ日者那志
秋風のふきにし日よりひさかたの あまのかはなみたたぬ日はなし
秋風の吹きにし日より久方の 天の川波立たぬ日はなし
関戸本古今集から
読み人知らず
原本(縦21cm)を半切(同135cm)に拡大・臨書
原本3行書き(3行目1文字上部)を2行書き(上の句と下の句)に
関戸本古今集は、古今集の伝本のひとつで、
名古屋の関戸家に伝わっ . . . 本文を読む