今回は京都・清水寺、それもその舞台下です。舞台の上では色々な催しものが開かれたり、ここで見物する人たちの光景はよくみかけます。
ではその下は一体どうなっているのか、ちょっぴり興味を持ちました。
山腹の崖を利用し、多くの柱や貫(ぬき)を、釘を使わず縦横に組み合わせた「懸造(かけづくり)」という工法とのこと。
木材という材質とショックを多層に吸収する構造・・・先人たちの知恵と技に感心したことでした。
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(今春旅した奈良・京都シリーズに戻ります。時期はずれにはご容赦を)
幕末、新撰組の本陣にもなった、京都・金戒光明寺です。
数年前、水彩画を始めたころのこと。あるWebサイトに、この金戒光明寺の桜を描かれたのがありました。
黒っぽい重厚な本寺の山門とソメイヨシノのコントラストに感心したことでした。
このときから、今度京都に行ったら是非ここに、と思っていた場所でした。
訪ねた折の桜は3~4分咲きくらい . . . 本文を読む
一昨年のちょうど今頃、立山・アルペンルートを旅しました。ここ黒部ダムへは、富山県の室堂(画面右)方向から。
初夏とはいえ山々はまだ残雪も多く、また左手前の急峻な山は至るところで、引っ掻いたような爪痕をさらけ出し、ここが渓谷であることを知らされます。
淡いグリーン色の湖面の下には、やがて自ら落ちゆく巨大なエネルギーを、ゆったりと静かに蓄えつつありました。
“黒部の太陽”の舞台ともなったトンネルの出入 . . . 本文を読む
“ねねの寺”と呼ばれる、京都・高台寺。その一隅にある“遺芳庵”という茶室です。
高台寺は、秀吉没後、出家した妻・高台院(ねね)の志をうけ、彼の冥福を祈るために建立されたとのことです。
寺院であるとともに秀吉とねねを祀る霊廟の性格も持っているようです。
枝垂れ桜や庭園も見事でしたが、巡っていると、茅葺で丸窓つきの、素朴ながらも風流な庵に出あいました。
茶道については素人の私ですら、思わず、おおうっ、 . . . 本文を読む
この春、身内の招きで奈良・京都を訪ね、寺社巡りをさせてもらいました。
今回からしばらくの間、その時の絵を中心にアップしていきます。(その他のものも)
初夏を迎える時期に、春の絵となりますが、お許し下さい。
最初は奈良・東大寺の南大門です。我が国最大の山門といわれています。
この絵の枠外ですが、上の方には「大華嚴寺」(東大寺のこと 字は右から)とあり、
同じく枠外の左右には、これも我が国最大の木彫 . . . 本文を読む
先日GW間、横浜の称名寺を訪ねました。
恥ずかしながら、本寺の庭園が“浄土式庭園”と呼ばれていることを初めて知りました。
現存するものとしては関東では珍しいとも。
重ねて恥ずかしながら、それがどういう庭園なのかも知りませんでした。、
どうやらそれは、極楽浄土の世界を地上の庭園で再現すべく構成されたものとのこと。
本庭園でいえば、金堂(画面の奥中央)の前には池が配され、
この金堂に至るには、朱 . . . 本文を読む
今日からブログを再開します。
日本の元気の象徴・スカイツリーからまいります。
去年に引き続き今年も、隅田公園の桜越しのスカイツリーを見にいきました。先月の満開時に。
このスカイツリー、最終的な完成はまだですが、今年3月18日に目標の634m(ムサシ)に静かに到達、
電波塔としては世界一の高さになっていました。
新たな日本のシンボルにふさわしく、なにか気品さえ漂わせていました。
無人探査機「はやぶ . . . 本文を読む