清流での鮎釣り風景です。やや高いところから俯瞰するかたちで描きました。youtubeで紹介されている四国 仁淀川の風景動画から動機をいただいたものです。絵は同川のある部分を描写したところもありますが、特定した個所ではなく、全体としては想像上の空間であります。“仁淀ブルー”と呼ばれているそうで、独特の透き通った青緑色です。絵の具は同色の“ビリジアン”を . . . 本文を読む
先日(7.6)の教室で、ほおずきに扇子などを描きました。前回に引き続きモチーフ担当(3人)の1人で、上のものを準備させていただきました。今回初めて知ったのですが、「ほおずき」との呼称、どの辞書などもこの呼び方になっており、たとえば“頬”を連想させる“ほほづき”などはありません。どうやらこれは、植物学の分類上、「ナス科」「ホオズキ属」に属しているのが根 . . . 本文を読む
先日(7月6日)の教室はモチーフ担当(3人)の1人で、本作は自分が準備したものです。野菜類は教室の数日前にスーパーで入手しました。夏の真っ盛りでもあり、“シンプル サッパリ”をモットーに選びました。色は赤と緑、黄と紫(濃淡)との補色関係そのものであります。容(かたち)は、丸みを帯びたもの、そして横に伸びた野菜類に、四角い花瓶を縦に添えてみました。また絵に空間を作るため、道端 . . . 本文を読む
先月15日の教室(新百合絵画研究会 小玉精子先生)です。それは立派な花々をご準備頂いていました。元々花の名前には疎く、分かるのは紫陽花とミニひまわりという体たらくですが、そんな自分にも、珍しい(間違いなく高価)花々をご準備されたモチーフ担当の方の心意気が伝わってきました。花瓶の赤い花も仲間の一輪、これら花々一つ一つの素材を活かしながら、全体としてどう纏めるか、が課題のようです。個々の立体感は、紫陽 . . . 本文を読む
高野切第一種の最後の巻 第二十の拡大臨書を続けています。大歌所御歌、神遊びの歌に続いて今回は 東歌(あずまうた)から2首を。東歌 みちのくにうたみさぶらい みかさとまうせみやぎのの このしたつゆはあめにまされり御侍 御笠と申せ 宮城野の 木の下露は 雨に勝れり(1091番歌)さがみうた こよろぎのいそたちならしいそなつむ めさしぬらすなおきにをれなみ小余綾の 磯立均し 磯菜摘む めざし濡らすな 沖 . . . 本文を読む