前回、むじなが池で釣りをする風景をアップしましたが、その動機になっていたのが、
ウィンスロー・ホーマーの“Casting”(Number2)というタイトルの作品でした。
「投げ釣り」ないし「投げ釣りをする男」とでも訳すのでしょうか。
彼の作品は、数年前、その鮮やかさに刺激され、何枚かを模写しました。
今回はそのうちの一枚です。(他に“Boys in a Dory”(10.3.11アップ)
山深い川 . . . 本文を読む
前回に引き続き、梅雨の合間がテーマです。
先週末、地区の仲間のみなさんと、健康ウォーキングに参加しました。
当日は、久々の晴れ。しかも陽がかなり強く照りつけ、温度も30度を超えていました。
途中、“むじなが池”(川崎市麻生区)というところで小休憩。
かって、むじな(市の資料ではタヌキなど)が棲んでいたので、そのように命名されたとのこと。
周りは緑いっぱいで、公園になっています。
やはり何事も好 . . . 本文を読む
マリーゴールドです。
わがマンション前の、公園への上り口にある花壇を、アップ気味に描いてみました。
この花、雨に打たれている時は、それは、ガマン、ガマンのしょぼくれた姿をしていますが、
雨がやみ、陽をうけると、待ってましたとばかり、ひときわ鮮やかな輝きを放ちます。
この花の、もともとの意味は、聖母マリア様(マリー)の黄金の花(ゴールド)とのこと。
黄金は太陽に通じ、また、花ことばの一つに“生命の輝 . . . 本文を読む
梅雨時の花、花菖蒲が見ごろです。
正直なところ私には、カキツバタやアヤメ、そして花菖蒲のそれぞれの区別さえつきません。
どうやら花菖蒲には、外の花びらに黄色の斑紋が入っているのが特徴だとか。
日本全体を覆う、この閉そく感。
なかでも、卑しい限りの政治状況。
こんなときでも、楚々として、凛と咲く花菖蒲。
一服の清涼剤にも似て・・・。
明治神宮御苑・菖蒲田で、「追風」と表示してあったのを一枚 . . . 本文を読む
1万円札や10円硬貨にも使用されている京都・平等院。
描く対象が高尚すぎると、これをストレートに描くにはためらいを感じます。
訪ねた時は、平等院右手(院から見て)の枝垂れ桜がまさに満開のとき。
これを簾にみたて、これ越しにみた平等院はどうかと。
あわせて池に映る姿も。
・・・結果、平等院とはとても分らなくなってしまいました。
アングルが悪かったのか、簾がきつすぎたのか。それとも・・・。
なお、 . . . 本文を読む
紫陽花の季節となりました。近頃は、種類もいろいろと増えてきたようです。今回は、雨の中の、しかも訳ありの三輪を。
花は露地植えしたものか、活けたものか? との質問がきそうです。
露地でなければ雨には当たらないし、逆に、露地だったら三つの花がこんなにくっつくのは不自然だし・・・。
でもあまり突っ込まないでください。 実は、この絵、途中で気が変わり修正した、悪い見本のようなものなのです。
最初は . . . 本文を読む
毎年初夏になると見かけるカルガモ親子です。
2~3年前、知人が写真を送ってきてくれて、それを絵にしていたものです。
こういう光景を見ているとほのぼのした気分になります。
6羽はわれわれ兄弟姉妹の数。亡き母を想い起しながら描いたことでした。 . . . 本文を読む
京都の人は数百年、千年単位で日本を眺めていると聞いたことがあります。
その象徴の一つが、数々の歴史を刻んできた御所です。
おおまかにみれば、皇居が東京(江戸)に存しますのは明治維新以降の約150年。
それに比べて京都には、平安時代の約400年(この時は首都)を含めて、優に1000年を超えています。
江戸時代にできた「上方」(かみがた)なる用語も、皇居が京都にあったことに由来するとのことです。
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オルセー美術館の作品写真集にある一枚です。二人の少女がピアノに向かっている姿に魅せられ、前々から模写してみたいと思っていました。二人の目は楽譜に、耳は音に、いや全身でこのピアノに向かっているのでしょう。「ここは、これでどうかしら」とか、語りあいながら。 二人を描き、ピアノを描き、最後に背景のカーテンを縦長にシャーシャーと描いて、一応模写を終わりました。(花の置物は省略)その夜、安焼酎をちびりとやり . . . 本文を読む