近くの麻生川沿いの夜桜からイメージをもらいつつ描いたものです。
今現在は5分咲きぐらいのところを満開に仕立てたり、提灯の色を変える(実際はピンク)など、少々アレンジして絵にしてみました。
夜桜は、お花見に見るような華やかさだけでなく、
坂本冬美さんの“夜桜お七”の歌が世に出てからは、女性の狂おしいまでの情念を想起するようになりました。
昨日はある友人の葬儀でした。
昨日アップの芭蕉の句ではありま . . . 本文を読む
佐万ヽヽのことおも悲多春さくら可那(芭蕉)
さまざまのこと思ひだす桜かな
(高木厚人先生の教本を臨書 各文字の字形は本阿弥切(今練習中)から)
(半切ほぼ1/3大 画仙紙使用)
芭蕉がこの句を詠んだのは45歳の時、奥の細道の旅に出かける1年前とのことです。
毎年、家内と近くの桜並木を歩いています。
このごろは“あと何回見れるかねー”などの会話が多くなりました。
蕾よし、満開よし、花 . . . 本文を読む
先日の教室での作品です。
モチーフはバイオリンを弾くパンダとただ普通に坐っている仔犬の置物。
スケッチを始めたら、先生(小玉精子先生)から仔犬にハーモニカでも吹かせたら面白いですね、と。
早速、それもどきを添えるとともに、バックを思案していたら、これも先生から音符など入れたら、と。
そしてタイトルも気儘に・・・。
モチーフからバック、そしてタイトルまで“絵を楽しむ”でありました。
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六月や 峰に雲おく あらし山(芭蕉)
(高木厚人先生の教本から臨書 半切1/3)
ここ数週間“奥行き感”なるものにこだわってまいりました。
昨年高木先生の“大字かな”関連の教本で、書道における奥行き感とか立体感という言葉に初めて出会い、
書道にもこんな概念があるのかと驚きもし、新鮮さを感じたことでした。
しかし、今一理解できずにおりました。
しからば墨絵でその雰囲気を探ってみようと、富士山の . . . 本文を読む
前々回の拙ブログ(2.22付)では、
富士山の手前にある雑木林を、主に墨を使って特にその奥行き感を意識して描いてみました。
その雑木林を松林にして描いたのが今回です。
幾層にも重なり、モヤの中で見え隠れする松林。
一本の松でも見えるところあり、暈けているところあり、
・・・これらを主に墨の濃淡・潤渇、大小・太細などで表現してみたくなりました。
紙は水彩紙、墨のほか透明水彩絵の具(紫系 白系)も . . . 本文を読む