夏もわずかと、水遊びにはしゃぐ子供たちを描きました。視点はやや上から、室内プール、小学生の男女児、水深は男児のほぼ膝あたりという想定です。すでに9月に入り例年なら時期はずれかもしれませんが、今年は残暑も猛烈な暑さが続いているということでお許しください。ゴチャゴチャとして複雑で、主役もないような絵になっていますが、こちらもお許し下さい。でも、こういう皆がワイワイと楽しんでいる雰囲気全体を描きたかった . . . 本文を読む
昨年最後の教室(2023.12.21)です。実際のモデルさんを、今度は水彩で描かせていただきました。モデルさんは交代でしたが、その前の木炭画に続いてのことでした。木炭画でクロッキーの練習を結構やってきたつもりでしたが、実際のモデルさんを描くとなるとやはり違うものです。足を組んでいただき、その部位の立体感はある程度意識して描けましたが、何せ、自分の座る位置がまずく、ほぼ正面から・・・これが正直難しい . . . 本文を読む
新ゆり絵画研究会(小玉精子先生)の作品展を現在開催中(12月9日~14日)ですが、その準備中(8日)の光景を描いてみました。コロナの影響で、私にとっては丁度2年ぶりの出展となりました。出展者25名、会場全体もこの絵の約2.5倍の広さになり、その内の一部を描かせて頂いたことになります。実は拙ブログ、今回は自分が出展中のそれをアップする予定でしたが、準備中の会場を見て、急にこの光景を描きたくなりました . . . 本文を読む
北斎漫画、今回は江戸の職人さんたちです。上から竹・傘、畳、桶の職人さんです。竹と傘の二つの絵は別々に編集されているのを、傘を作る工程の一部としてこちらで勝手に並べたものです。北斎と傘について調べていましたら、「北斎○○○」と、北斎の名を冠した“和傘”専門店(一部洋傘も)があることを知りました。全国に店舗を展開されているようです。北斎漫画で傘を扱ったのは数点ありますが、やはり . . . 本文を読む
北斎漫画からを続けております。今でいう村の老人クラブでしょうか、この6人の仕草、表情に魅せられ模写しました。(24cm×34㎝)右手前の者に必死に何かを訴える左手前。その二人のやり取りを穏やかに見守るそれぞれの両隣。奥の方では、何やら高笑いをする者とその彼を煙管(きせる)を頬杖に横目(ただ一人白目あり)で眺める者。拡大コピーした原画に縦横8分割した方眼線を引き、これを基にスケッチブック . . . 本文を読む
それなりの金満家で酔客とおぼしき客を呼び込んでいる駕籠屋さん・・・。4人それぞれの表情が何ともたまらず、会話が成り立つような空気があります。模写しながら感じること、それは一点一線の無駄もない筆使いで、よくここまで表現できるなあー、と。北斎の「北斎漫画」や「浮世絵」は、後に続いた日本の画家、漫画家、アニメーターなどに、直接・間接に影響を与えたことでしょう。2020.3からは、日本国のパスポート(見開 . . . 本文を読む
『北斎漫画』(青幻舎版)という又とない絵手本を取り寄せましたので、しばらくはこの手本で練習したいと思います。江戸の一般庶民が遊んでいた玉蹴りです。優雅な遊びとして知られる「蹴鞠(けまり)」は、最初は平安時代に宮中や公家の間で、その後は武家社会にも引きつがれ、江戸時代には一般庶民の遊びにもなっていたようです。お偉いさんの鞠は鹿や馬(組み合わせが面白い)の革で作られ、靴も“鞠沓&rdquo . . . 本文を読む
「北斎漫画」の「素麵」を墨・面相筆を使って模写してみました。(半紙大)水性ボールペンを使っての“点景人物”の練習をしていましたら、ネット上で『北斎漫画』なるものがあることを知りました。葛飾北斎と言えば、世界的に有名な、大波の間から遠く富士山が見える「神奈川沖浪裏」などの『富嶽三十六景』は知っていましたが、恥ずかしながらこちら漫画の方は知りませんでした。ネットで見ていると何や . . . 本文を読む
水性ボールペン(黒)と水彩を使って雨の横断歩道を描きました。前々々回(21.8.9付)拙ブログ「柴崎春通先生の点景人物の練習」の実践編であります。教本では、この雨の横断歩道の模様が実にあっさりと爽やかに描かれています。まさに真夏の清涼剤といった感じです。大きな構図は教本に依りましたが、点景(添景)した人物は当方で勝手に描きました。中央の母娘は姪っ子家族を思い浮かべながらであったり、左端、老夫婦、荷 . . . 本文を読む
“点景”という用語があるようです。“添景”とも書き、絵画などで趣を出すために加えられる人や物をいうとのことです。川合玉堂画伯の風景画には味わいのある人物がさりげなく添えられているのは知っていましたが、“点景・・・”というジャンル(?)があるということは知りませんでした。本作は柴崎春通先生著の「全体感で描く 透明水彩 形・かたち . . . 本文を読む
大谷選手が、背番号の(20)17年末、MLB移籍後4年目にして開花させ二刀流として大活躍をしています。今回の絵は末尾[註]にある「日刊スポーツ」さんの写真をベースにさせていただき描いたものです。普通の選手が普通に振ったらライトやセンター前のヒットの振りが直接スタンドへ入ってしまう異次元のものです。彼の場合は“豪快な空振り”もサマになりますが、この“チョコンとホー . . . 本文を読む
マリリンモンローを墨絵で描いてみました。[映画.com]様の画像を参考にさせていただきました。彼女が主に活躍したのが1950年代(昭和25年以降)。その当時、自分は中学から高校にかけた多感な時期で、興味は津々だけど、そのお色気の強烈さ故に、映画館に行く勇気もなく、ただただ遠くから・・・という存在でした。当時の日本は、まだ戦後の復興の真っ只中、アメリカは、朝鮮戦争を終え(休戦)、若い政治家ケネディー . . . 本文を読む
ほぼ1ヵ月書画用の筆を持たず、お休みをいただきました。拙ブログ、今日から再開します。数枚の写真をもとに、“墨”でオードリー ヘップバーンを描きました。黒髪になってしまいましたが、これもまたありかな、と。今日(10月5日(月))から絵画の教室が再開です。書道の教室も10日(土)からで、コロナのため、3月から休みでしたので、仲間の皆さんとお会いするのは7ヵ月ぶりになります。もろ . . . 本文を読む
17世紀のオランダの画家フェルメールの「手紙を読む青衣の女」を模写しました。画集「フェルメール」の解説によると、当時のオランダでは、通信網の整備によってできた手紙というツールは、今のインターネットの登場にも匹敵する出来事だったようです。彼はその「手紙」をテーマにした絵を6点ほど描いているようですが、私はこの絵が大好きで前々から模写してみたいと思っていました。自分なりの絵の解釈ですが、身重の(とお . . . 本文を読む
先日の教室(10.29 小玉精子先生)です。久しぶりのモデルさんを描く日でした。今回最も力を入れたのはモデルさんの服の色。深い緑色で、何色かを混色してできた色です。2時間のうちかなりの部分を、この色を出すのに費やしました。かってインドを訪れたときに見たすべてを飲み込む深さ、味のある渋さ、それでいて華やかさも・・・そんな感じの色合いでした。それにつけても、若い女性の服の色模様や柄を描くのは . . . 本文を読む