“点景”という用語があるようです。
“添景”とも書き、絵画などで趣を出すために加えられる人や物をいうとのことです。
川合玉堂画伯の風景画には
味わいのある人物がさりげなく添えられているのは知っていましたが、
“点景・・・”というジャンル(?)があるということは知りませんでした。
本作は柴崎春通先生著の「全体感で描く 透明水彩 形・かたち」(グラフィック社)の、
「さまざまな点景人物を描いてみよう」というコーナーで提示されているのを
模写(自分のは人物の大小にバラツキあり)させていただいたものです。
今回初めて水性ボールペン(黒 溶けると青っぽい)なるものを使用しました。
文字通り“水性”のため水に溶けるわけですが、先生のご教示によると、
先に水を塗ったところにボールペンで描いたり、逆にボールペンで描いた後に水を塗って、
ともににじみの効果を出す手法もあるようです。
文字通り“水性”のため水に溶けるわけですが、先生のご教示によると、
先に水を塗ったところにボールペンで描いたり、逆にボールペンで描いた後に水を塗って、
ともににじみの効果を出す手法もあるようです。
また先生の教本では、
動作などの特徴が実に端的に捉えられ、しかも至極あっさりと描かれています。
この“端的、あっさり”というところが実は大変にむずかしく、
今後ともチャレンジしていきたいと思います。
拙ブログ、古稀から始めて11年半余、お蔭様をもちまして、
今回をもって、通算500枚目と相成りました。
コメントをお寄せいただいた方々、閲覧していただいた方々、
またメールなどでお励ましいただいた方々に心から厚く厚く御礼申しあげます。
ここまで続けてこられたのも皆様の御支えのお陰であります。
これからどうするか、
行動範囲もめっきり狭くなりました。
また残されたエネルギーも底をつきかかっています。
でも今となっては翁の、ささやかながらも大事な目標管理の一環でもあります。
手近なものに何かを求めて、
もうしばらく頑張ってみたいと思いおります。
[補記]
パラリンピックはこれからですが、「東京2020オリンピック競技大会」は昨日無事閉幕しました。
開始冒頭の開会式では“ナンダカナー”と思うところが多々でした。
しかし競技が始まると、日本選手の活躍も目覚ましく連日感動の日々でした。
選手の皆さんの血と汗と涙のご努力には感嘆感激あるのみでしたし、
若い人たちが入賞した競技の中には“楽しさ”があることも新しい発見でした。
地上波テレビ、実はニュースや報道・情報番組については、
その内容のあまりの酷さに近頃は殆ど見なくなっていました。
しかし、このオリンピックの“試合中継”に限っては釘付けになっていました。
1年延期のコロナ禍、無観客、しかも猛暑禍という今までにない環境下で、
競技の運営、設営などなどに当たられた方々は大変だったことと思います。
中でも、終始笑顔で献身的に大会を支えてくれたボランティアの皆さんには頭が下がります。
高度に正確さやシステム性が要求される競技の運営も実に整然となされ、
懸念されたコロナ感染者(重傷者)の発生もなく、
また警備その他の問題や大きなトラブルもありませんでした。
全体としては極めて順調に遂行していただきました。
昨夜のバッハ会長のスピーチ(趣旨)にもありましたが、
パンデミック(コロナ禍の世界的大流行)が始まって以来初めて、
世界を一つにする世界規模の大事業をこの日本で成し遂げたことを誇らしく思います。
昨日(8月8日)の読売新聞に、
陸上界のレジェンド、カール・ルイスさんが同社宛てに寄せた特別観戦記が掲載されていました。
そのなかでは次のように記されていました。
(男子400mリレー決勝に関し“バトンに失敗はつきもの”とする所見を述べた後)
「・・・それにしても日本はよくぞ大会を開催してくれた。
このコロナ禍で、オリンピックを成功させられる国は世界にもほとんどない。
多くの人が今大会の開催に反対したが、
アスリートのために、最終的には、やり遂げようと決意してくれた。
SNSなどで選手村の写真なども毎日見たが、素晴らしいものばかりだった。
無観客でも選手たちは、大会を開いてくれたことに感謝し、
いいパフォーマンスを見せようと全力を尽くした。
観客は失われたが、世界中の何十億という人々が、
テレビを通じて同じ体験をすることができた。
・・・中略・・・
今大会のヒーローは日本の皆さんだ。
大会成功のためにコロナ対策を怠らず、献身的な取り組みを通じ、
この素晴らしい機会を世界中のアスリートたちに与えてくれた。
本当に心から、感謝の気持ちを伝えたい。」と。
オリンピックの主役であるアスリートを代表する方の声として、
このカール・ルイスさんの言葉は嬉しい限りです。
ブログ通算500枚おめでとうございます。凄いですよね。羨ましい限りです。是非お続けください。楽しみにしております。ただご無理のないようにして下さい。
オリンピックは当てる視点によって意見は色々あろうかと思いますが、私は日本は凄いことをやってのけたと思うと同時にアスリート皆様の目標に向かう姿勢、尋常でない努力に感動を覚えると共に心から敬意を表します。
作画技術を磨くためには大切な練習なのだと理解します、この基礎を磨いてさらに米寿白寿まで頑張ってください。
東京五輪、感動の毎日でした、カールルイスさんのメッセージ、嬉しく拝見しました。
若い世代の活躍も明るい未来を見た思いです。