食べ物の好き嫌いが起こる原因について興味深い記事がありました(Benesse教育サイト))。食べ物の好き嫌いの原因には、遺伝的要素と環境的要素があるというのです。人間は食べ物を食べた時、その食べ物に含まれる化学物質の一部を、舌の味蕾という感覚受容器で感知します。この時に食べ物の味を感じるのが「味覚」です。味覚には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの種類があります。甘味・塩味・うま味は、生きていくために必要不可欠な栄養素であるもののシグナルで、自然とその食べ物を好んで食べるようになっていると考えられています。一方、苦味や酸味は、毒物や腐敗物など身体に悪そうなものを判別するためのシグナルと考えられています。つまり、子どもが甘いケーキや塩味の強いフライドポテトを好み、苦みの強いピーマンや酸味の強い酢の物を嫌うのは、本能的なものだといえるというのです。新しい食べ物を食べた時にお腹が痛くなると、その食べ物が嫌いになり、逆にその食べ物を食べた時に元気になったり満足感が得られたりすると、その食べ物への嗜好が増す、というのが環境的要素の代表例だそうです。最近の研究では、小さいころからさまざまな食べ物の経験が豊富な子どもほど、いろいろな食べ物をよく食べる、新しい味への許容度が高いということがわかってきているそうです。また、胎児のころの食経験も関係している、という研究があるとも。味蕾は妊娠3か月の胎児から機能しはじめ、胎盤を通じて味覚を感じているそうです。母親が妊娠中からニンジンジュースを飲んでいた場合、ニンジン嫌いの子どもが少ないというのです。非常に興味深いですね。
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