健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

温暖化でリンゴは甘くなる!?

2013-09-04 08:30:36 | 研究
地球温暖化の影響で、リンゴの酸味が減って甘みが増していることが分かったという発表がありました(MSN産経ニュース)。1970年以降、長野県果樹試験場(長野県須坂市)や青森県産業技術センターりんご研究所(青森県黒石市)が集めている「ふじ」などの品質や気象のデータを分析。その結果、1980~2010年の30年間で年平均気温が1度近く上昇した一方、長野や青森で生産されたふじの酸味は15%減り、糖度は5%増えたというのです。果肉は軟らかくなり、蜜の量が減る傾向にあることも分かったそうです。温暖化で発芽や開花が早まっており、果実の育つ期間が長くなったり、成熟期に気温が高かったりすると酸味が減るそうです。温暖化が作物の収量や収穫日に影響することは知られていましたが、果物や野菜の味が変わることを裏付けたのは世界で初めてだそうです。
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