オーストラリア沖のサンゴ礁の健全性維持に重要な役割を担っているサメの乱獲により、サンゴ礁が地球温暖化や災害の影響を受けやすくなるとの調査結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は、豪州北西部の沖合300キロにあるローリーショールズ(Rowley Shoals)とスコットリーフ(Scott Reefs)でのサメの影響を10年間にわたって調査したもの。研究チームは、サイクロンと白化現象の影響を、ローリーショールズと隣接するスコットリーフとで比較。ローリーショールズは海洋保護区で漁業は禁止されている一方、スコットリーフでは主に西ティモールから来るインドネシア人漁師が許可を受けてサメを捕獲しているそうです。調査の結果、大きな自然かく乱が発生した後に、漁獲が行われているサンゴ礁ではサンゴが減り藻が増えていることがわかったそうです。地球温暖化による圧力が増大するにつれて、こうした傾向が顕著になっているそうです。今回の研究でサンゴ礁におけるサメ個体数の減少は「重大な懸念事項」であることが示されたそうです。サメの個体数が減少している場所では、サンゴ礁での食物連鎖の構造に根本的な変化が生じているためだそうです。サメの乱獲により、フエダイなどの中位の捕食魚の数が増加し、ブダイなどの草食魚の数が減少。ブダイは藻を食べるので、ブダイがいなくなると若いサンゴが藻に圧倒されて、自然かく乱(台風や山火事などで生態系が乱れること。自然かく乱でできた空間はさまざまな生物の住み場所になり環境再生の場にもなる)が起きるとサンゴ礁が回復できなくなるというのです。サンゴが死ぬとその表面を覆うように藻が生え、サンゴの再生能力を阻害。草食魚が藻をかじり取って小さな隙間を作ることで、サンゴの再生が行われるようになるそうです。意外な関係があるのですね。
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