健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

フレッシュな果物に2型糖尿病抑制効果

2013-09-08 08:30:17 | 研究
新鮮な生のフルーツを食べるほど2型糖尿病のリスクが下がり、しかしフルーツジュースでは逆効果でたくさん飲むほどリスクが高まるという研究結果が発表されたそうです(MSNニュース)。この研究成果は、約25年間にわたって米国で行われた3つの大きな健康調査のデータを精査したものだそうです。調査対象は看護師や介護士などの医療従事者18万7000人以上で、数年にわたって健康状態を観察され、食習慣や体重、喫煙、運動、その他生活スタイルの指針となる事柄について定期的にアンケートに答えたもの。このうち約6.5%の人が糖尿病にかかったそうです。このデータによると、果物を丸ごと食べるのは月1回未満という人と比べ、毎週2回食べている人では2型糖尿病のリスクが最大23%低かったそうです。特にブルーベリー、ブドウ、リンゴで効果がみられたそうです。一方、フルーツジュースを毎日1杯以上飲む人では、糖尿病リスクが最大21%高かったというのです。生の果物とフルーツジュースでは栄養価は同程度だが、この差を生んでいるのは半固体か液体かの違いにあると推測し「液体の方が固体よりも胃を通過して腸に到達するのが速いので、そのままの果物よりもフルーツジュースの方が血糖値と血中インスリンにより速く、より大きな変化をもたらすからと考えられるそうです。
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