健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

大学院での骨格筋に関する研究のいざない

2014-02-01 08:30:34 | 研究
先日、30歳の女性研究者による新たな「第3の万能細胞」の発見が報道されていましたが、あなたも世界に先駆けになるような研究をして、人類の未来に貢献してみませんか。豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学分野生理学研究室では、そんな研究者になりたいと大志を抱く大学院生を募集しています。

当研究室では、骨格筋を対象に研究を展開しています。骨格筋の萎縮や肥大のメカニズム、損傷骨格筋の再生など骨格筋の可塑性制御機構の解明に取り組んでいます。
骨格筋は関節を固定したり動かしたりするのはもちろん、人体最大の器官でありその代謝も重要です。骨格筋が萎縮してしまうと、姿勢の維持や逆に動作が困難になります。さらに、基礎代謝が減少してしまいます。健康長寿のためには適度な運動が欠かせないとよく言われますが、これは骨格筋の機能が維持されているからこそ具現化できるものです。
骨格筋はトレーニングなどで鍛えれば肥大し大きな力を出せるようになりますが、トレーニングをやめれば元の状態に戻ってしまうのはよく知られています。さらに、日常の活動レベルが少なくなっていくと、徐々に骨格筋は萎縮し、虚弱化していきます。萎縮し虚弱化すると、階段の上り下りが辛くなってエスカレーターやエレベーターを使用しがちになりますが、こうした行為はさらなる骨格筋の萎縮・虚弱化を招くという負のスパイラルになってしまいます。
でも、辛いものはできれば避けたいというのが人の常ですね。そこで、骨格筋の萎縮や虚弱化を防ぐ方策はないものか、日常生活活動レベルで骨格筋を鍛えることはできないかと、研究を展開しています。
こうした研究は、リハビリテーション領域ではもちろん、宇宙飛行士の健康管理の上でも有用なものです。ですので、宇宙医学も本研究室の研究領域の1つになっています。
「骨格筋の萎縮や虚弱化を防ぐ方策はないものか、日常生活活動レベルで骨格筋を鍛えることを明らかにする」と口で言うのはたやすいことですが、これらを解明することはそう簡単ではありません。骨格筋萎縮や虚弱化を防ぐためには、その前になぜ骨格筋は萎縮するのか、なぜ虚弱化するのか、骨格筋ななぜトレーニングに対して適応するのか、ということを1つ1つ明らかにしていかなければなりません。
研究のアプローチとしてはタンパク質やmRNA発現を解析していますが、初心者の方でも丁寧に教えますのでやる気・意欲のある方ならどなたでもできるようになります。
2月10日(月)から2月21日(金)までが出願期間になっています。試験日は2月27日(木)です。

骨格筋研究に興味関心のある方ならバックグラウンドは問いません。まずはお問い合わせください。大学を卒業されている方ならどなたでも受験できます。また、短期大学や専門学校を卒業されている方でも、卒後の職務経歴から受験資格がある場合があります(4年生の専門学校を卒業された方の多くは、大学院受験資格があります)。
研究室の見学も大歓迎です。
まずは、お問い合わせください。

E-mail goto「アット」sozo.ac.jp
  (上記アドレスの「アット」の部分を@に変えてください。)
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