健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

月がレモン形をしている謎

2014-08-03 08:30:57 | 宇宙
月に関するニュースを紹介します(AFPBB NEWS)。月は完全な球形からはかけ離れており、地球に面している側とその反対側が高く出っ張った奇妙な形状をしているそうです。ただ理論上では、約44億年前に形成されて以降、回転力によって完全な球形に成形されているはずだそうで、科学者らは数十年間、この謎に頭を悩ませてきたそうです。満月に別の角度から見ると、極めてわずかにレモン形をしていることが分かるそうです。月の地形上にあるこの出っ張り部分は、地球方向の軸上に並ぶこぶだらけの頂点を形成しているそうですが、この出っ張りはどのようにして形成されたおか不明だったそうです。そしてその答えが、月が超高温状態だった形成初期に地球から及ぼされた強力な重力にあるとする研究論文が、英科学誌Natureに掲載されたそうです。火星サイズの浮遊惑星と地球との衝突の結果として形成されたと考えられている月は、当初は溶岩の塊であったそうですが、後に冷えて固まり始めたそうです。月の重力が海の満ち干を起こすのと同様に、月の6倍の質量を持つ地球は、新たに誕生した衛星である月の状態が遷移しているこの時期に、強力な潮汐力を月に及ぼしたそうです。潮汐力は月を伸縮させ、この伸縮プロセスで摩擦による熱が発生。半流動体だった月は、表面が冷えている間にこの熱で暖められるというこの動的プロセスで生じた熱が不均一に伝播し、月の地殻の形成に影響を及ぼしたというものらしいのです。
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ランニングに寿命伸ばす効果

2014-08-03 08:30:30 | 研究
短時間のランニングにも長い距離を走るのと同程度の寿命を延ばす効果があるとした研究論文が、Journal of the American College of Cardiologyに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究論文によると、毎日5~10分程度の短時間のランニングを行うことで、心臓疾患や早死にのリスクを大幅に軽減することができるというのです。研究では、ランニングする人は、まったく走らない人に比べて、死亡リスクが30%低く、心臓疾患で死亡するリスクが45%低いという結果が得られたそうです。またランニングをしている人は、していない人に比べて、平均約3年長生きできる可能性があることも。さらに、走る時間や速度が違っても同様の効果が期待できることも明らかに。走る時間が週50分の人と週180分の人とを比べた場合でも、リスク軽減に関する結果に統計的な大きな違いは見られず、また時速10キロ未満でゆっくり走った場合と速く走った場合との間にも大差はなかったそうです。
この研究は、米テキサス州の成人(平均年齢44歳)5万5000人以上を対象に、15年間にわたる調査によるもの。対象者のほとんどは白人で、全体の約25%が女性。対象者は、ランニングをする人としない人で大まかに分けられ、その上で、走る時間や距離、頻度に応じてさらにグループ分けされ、最終的に6グループを対象に調査。また、ランニングとウオーキングを比較。その結果、5分間のランニングには、15分間のウオーキングと同程度の健康効果があることが分かったそうです。ちなみにLancetに2011年に掲載された論文では、15分のウオーキングによって寿命を3年延ばす効果が得られる可能性が示されていたそうです。推奨されるウオーキングの時間は30分だったそうです。
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