健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

成体神経幹細胞

2015-04-12 08:30:20 | 研究
成体神経幹細胞を作りだす特別な幹細胞が胎生期の大脳に存在することが明らかになったそうです(財経新聞)。哺乳類の脳の細胞は大人になってからは二度と再生しないと長年考えられてきましたが、近年、脳の海馬と脳室下帯の少なくとも二つの領域には成体神経幹細胞が存在し、生涯にわたって神経細胞を新生し続けていることが明らかになっているそうです。今回の研究では、胎生期の神経幹細胞の一部に分裂頻度を低く保った特別な神経幹細胞群が存在し、その細胞群が成体神経幹細胞になることを発見したというもの。成体神経幹細胞とそれ以外の通常の胎生期の幹細胞の遺伝子発現パターンを比較したところ、起源細胞ではp57タンパク質の発現が高いことが明らかになったそうです。
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