健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

低身長ほど心臓病リスク上昇

2015-04-22 08:30:21 | 研究
背が低い人ほど、動脈血栓の生涯リスクが高くなるとの研究論文が、New England Journal of Medicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。身長と心臓病との間の長年知られていた関連性について、遺伝子分析で裏付けを得た形ということです。また、リスク上昇の主な原因が、貧困や栄養不足などの潜在的な外的影響(交絡)因子ではなく、身長の高低に影響するさまざまな遺伝子であることを示したのは、今回の研究が初めてだそうです。冠状動脈性心臓病の患者とそうでない人の計20万人近くのデータを集積したデータベースで、180個の異なる遺伝子変異を調査。その結果、身長約2.5インチ(6.35センチ)の差で、冠状動脈性心臓病の発症リスクが約13.5%変化することを発見。身長を高くする遺伝子変異を多く持つほど、冠状動脈性心臓病の発症リスクは低くなるそうです。
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