長期間にわたる被ばくでは、たとえ低線量であってもがんリスクが高まるとの研究結果がBritish Medical Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この調査は「International Nuclear Workers Study、INWORKS」と呼ばれるもので、複数の国際機関が協力し、英国やフランス、米国の原子力施設で1943年~2005年にかけて働いた労働者ら30万人を対象に詳細なデータが集められた。労働者の平均年齢は58歳。研究結果は、被ばく放射線量の増加と全ての固形がんリスクとの間の密接な関係を実証するものですが、長期低線量被ばくであっても、高線量の緊急被ばくであっても、(被ばくした)放射線量とがんリスクの間の関係は、放射線量単位で見ると同様だったそうです。今回の研究結果によると、固定がんで死ぬリスクは「低い」が、がんによる死者100人のうち1人は職場での被ばくに起因していることが考えらえるそうです。
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