健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

薬物過剰摂取

2015-11-15 08:30:41 | 研究
米国で薬物の過剰摂取が大流行の水準に達していることが、米国麻薬取締局(DEA)が発表した報告書で分かったそうです(AFPBB NEWS)。入手可能な最新のデータによると、2013年、薬物過剰摂取による死者数が4万6471人に上った一方、交通事故の死者数は3万5369人、銃による死者数は3万3636人。米国では、薬物の過剰摂取は交通事故や銃撃を抑えて傷害による死亡原因の第1位になっているそうです。薬物過剰摂取による死者数は、過去10年間で急増しているそうで、2004年に報告された死者数3万711人から50%以上の増加。交通事故の死者数が減少傾向にある中、薬物過剰摂取は2008年に初めて、傷害による死因の第1位に。今回のDEAによる薬物脅威の年次評価では、ヘロインの使用が全米で急増していることが明らかになったとも。最近の政府調査では、過去30日以内にヘロインを使用したと答えた人の数が、2013年から2014年で51%増加したことが判明。この常習性が高い薬物の法執行機関による押収量は、2010年の2763キロから2014年の5013キロにほぼ倍増ということです。
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