健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子育て参加に妻のにおい・声必要

2013-01-21 08:30:53 | 研究
オスのマウスは、連れ合いのメスのにおいや声に促されて子育てに参加するという研究結果が先日発表されたというニュースが報道されました(YOMIURI ONLINE)。マウスのオスは、自分の子を産んだメスと一緒にすると、マウスの子どもを口にくわえて運んだり体をなめたり子育てをします。ところが、オスとメス約40組の実験で、メスのにおいがしない新しい飼育箱にオスを入れて約5分経つと、子どもを一緒にしても子育てをしなくなったそうです。メスと一緒だと子育てをしたそうです。メスはふつう50~90キロ・ヘルツの声で鳴くそうですが、子どもと引き離されると38キロ・ヘルツの低めの声を出すそうです。この声を聞いたオスは、メスのにおいがなくても子育てをしたそうです。連れ合いのメスでなければ、においや声に効き目はなかったとも。
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年収に占める教育費の割合は43.4%

2013-01-20 08:30:34 | 日記
先日、ちょっと気になるニュースが報道されていました(YOMIURI ONLINE)。年収に占める教育費の割合についてです。ただ、青森県の調査結果なので、全国的に当てはめられるかは慎重にならないといけませんが。青森県内世帯では、年収に占める子供の教育費の割合は平均43・4%。前年調査より1ポイント増え、教育費負担が家計に一段と重くのしかかっている実態が浮かび上がったというものです。調査は昨年7月、日本政策金融公庫青森支店の教育資金貸付制度「国の教育ローン」を利用した世帯を対象に行われたもので、108世帯から回答を得たそうです。それによると、世帯年収は平均485万円で前年調査より12万円増えたが、小学校以上に在学中の子供全員にかかる教育費用の合計が年収に占める割合も前年より増え、平均43・4%に上ったそうです。特に、年収200万円以上400万円未満の層では、48・5%と年収の約半分。高校入学から大学卒業までの子供1人当たりの教育費は計867万円で、高止まり状態にあるそうです。教育費の捻出方法として、「奨学金を受けている」が65・1%と最も多く、「教育費以外の支出を削っている」56・6%が続く。節約している支出は食費や衣類の購入費が多かったとも。また、子供を「留学させたい」「条件が合えば留学させてもよい」と回答した40・6%の世帯のうち、「留学させる上で重視すること、障害になること」は「留学費用」だとの回答割合は85・4%。「留学させることはできない」と回答した世帯では100%となり、留学を検討する際に費用負担が足かせになっている一面がみられたそうです。
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大学入試センター試験

2013-01-19 08:30:57 | 日記
今日から大学入試センター試験です。豊橋創造大学も試験会場となっています。大学入学を目指す受験生にとってはまずは大きな関門ですね。これまで勉強してきた自分を信じて、精一杯試験に取り組んで欲しいものです。悔いが残らないように。Good luck!
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グルタミン酸からタミフル合成

2013-01-18 08:30:28 | 研究
うま味調味料の原料などに使われる「グルタミン酸」から、インフルエンザ治療薬のタミフルを合成する方法を開発したと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。タミフルは現在、製薬大手ロシュが特許を持ち、中華料理の香辛料「八角」を原料として、独占的に生産されているそうです。しかし、八角の供給は主要産地の中国の天候などに左右されるため、新型インフルエンザの大流行時に、生産が追いつかない恐れも指摘されています。タミフルを石油由来の物質から合成する方法も考案されているそうですが、グルタミン酸を基にすると、〈1〉途中の工程で爆発しやすい物質を生まず、安全に製造できる〈2〉合成する物質の構造を改良しやすく、ウイルスの変異に対応しやすい――などの利点があるそうです。将来、タミフルの大量生産を安価に実現できる可能性がありますね。
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iPS細胞は拒絶反応を起こさない!

2013-01-17 08:30:42 | 研究
先日、自分の細胞から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を移植した時、免疫による拒絶反応は起きないことが確認されたという研究成果が発表されました(YOMIURI ONLINE)。iPS細胞は、その元になる細胞の提供者と同じ遺伝情報をもつため、提供者本人への移植では拒絶反応が起きず、再生医療への応用でES細胞(胚性幹細胞)より有利とされています。しかし、2011年5月、米カリフォルニア大サンディエゴ校のチームが、iPS細胞をマウスの皮下に投与して拒絶反応が起きたと発表し、議論になっていたそうです。そこで、同じ遺伝情報をもつマウスから作ったiPS細胞とES細胞を、マウスの皮下に投与したところ、どちらも拒絶反応はほとんど見られなかったというもの。さらに、再生医療で想定されるのと同じように、iPS細胞を皮膚や骨髄の細胞に変化させてから移植してみたが、やはり拒絶反応は起こさず、長期間にわたって生着したそうです。
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虐待による脳萎縮

2013-01-16 08:30:01 | 研究
子どものころ長期にわたり強い体罰を受けた人は、受けていない人より脳の前頭葉の一部が最大で約19%縮んでいるという研究結果が発表されました(朝日新聞デジタル)。研究は米国で、4~15歳のころに平手打ちされたり、むちで尻をたたかれたりするなどの体罰を年12回以上、3年以上にわたって受けた米国人の男女23人を対象に実施したものだそうです。磁気共鳴断層撮影装置(MRI)で脳の断面図を解析したところ、体罰を受けず育った同年代の22人に比べ、感情や意欲の動きにかかわる前頭前野内側部が平均19.1%、集中力や注意力にかかわる前帯状回が16.9%、認知機能にかかわる前頭前野背外側部が14.5%小さかったというもの。小児期に過度の体罰を受けると行為障害や抑うつなどの精神症状を引き起こすことは知られていますが、脳への影響は解明されていなかったそうです。今回の研究で脳の萎縮がみられた人については、体罰でストレス下に置かれた脳が、前頭葉の発達を止めたと考えられるそうです。恐ろしい結果ですね。
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大雪

2013-01-15 08:30:19 | 日記
昨日は、東京を含む関東地方で大雪。交通機関が大幅に乱れ、転倒で多くのけが人が。救急車のサイレンがひっきりなしに聞こえてきました。新幹線にも遅れが出ていました。あれだけの量がしかも日中に降るのは何年ぶりでしょうか。数時間の降雪は予想していましたが、半日以上降り続けるとは・・・・・。ただ、水分を多く含む大粒のボタン雪だったことが唯一の救いでしょうか。でも、降りやんだのが夕方から夜なので、昨日の内に溶ける昨夜から天気は回復したので、放射冷却による凍結が心配ですね。関東地方の鉄道各線は一部を除いて平常通りの運行のようですが、高速た可能性は極めて低いですね。道路は多くの路線で通行止め、通行できても多くのケースでチェーン規制のようです。外を歩く人は注意が必要ですね。また、屋根などから落ちてくる雪の塊にも注意が必要ですね。
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iPSで薬効の個人差

2013-01-14 08:30:06 | 研究
具体的な薬効の個人差をiPS細胞で確認することが可能となる。そんな臨床データが報告されました(YOMIUIRI ONLINE)。目の難病の一つ「網膜色素変性症」の患者に投与されているビタミン剤は逆効果になる場合があることを、iPS細胞を使った実験で確かめたというものです。病気の原因遺伝子が患者によって違うためだそうで、こうした具体的な薬効の個人差をiPS細胞で確認するというのは他の病気でも可能性があり、iPS細胞の医療応用の一つとして注目されます。網膜色素変性症には、原因となる遺伝子が40種類以上見つかっているそうですが、根本的な治療法はありません。患者5人の皮膚からそれぞれiPS細胞を作製し、培養した視細胞がその機能を失って数が減るなど病態を再現したうえで、作製した5人の視細胞に、治療効果があるとされる数種類のビタミン剤を投与したそうです。その結果、2人はビタミンEで視細胞の減少を抑えられたが、残る3人は逆に細胞の減少が速まり、症状を悪化させることが分かったというもの。薬効のあった2人はいずれも「RP9」という遺伝子が欠損。害があった3人は、別の遺伝子に異常があったことが確認されているそうです。興味深いですね。
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ミカンで骨粗鬆症予防

2013-01-13 08:30:57 | 研究
先日、興味深い記事が報道されていました(YOMIURI ONLINE)。ミカンを毎日4個程度食べる閉経後の女性は骨粗鬆症になりにくいというのです。果物や野菜に含まれるカロテノイド色素のうち、特にミカンに多く含まれる「β―クリプトキサンチン」が、健康な骨を維持するのに有効とみられるそうです。この研究は2003年度から、三ヶ日みかんの産地として知られる浜松市の旧三ヶ日町で栄養疫学調査によるものだそうです。2005年、閉経した女性212人に協力してもらい、β―クリプトキサンチンの血中濃度を調査し、ミカンを毎日4個程度食べる「高濃度グループ」、毎日1、2個食べる「中濃度グループ」、毎日は食べない「低濃度グループ」に分け、骨粗しょう症の発症率をそれぞれ調べたそうです。また、4年後の2009年に追跡調査を実施し、新たに骨粗鬆症を発症した人について調べたというものです。その結果、高濃度グループは低濃度グループに比べ、骨粗鬆症の発症リスクが92%低かったというもの。中濃度のグループでは統計的に有意な結果は見られなかったことから、ミカンを毎日継続して4個程度食べることで、骨粗鬆症を予防できる可能性があるそうです。「β―カロテン」など他の5種類のカロテノイド色素も調査したそうですが、骨粗鬆症と関連があるとみられる色素はなかったそうです。β―クリプトキサンチンはビワや柿にも含まれるそうですが、血中濃度を上げる要因としては、年間を通じてまとまった量を入手しやすいミカンを毎日食べること以外には考えにくいとも。

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長寿世界一は優れた遺伝子による

2013-01-12 08:30:56 | 研究
男性の長寿世界記録を昨年12月28日に更新した京都府の木村次郎右衛門さんは、幼少期の幸運だけでなく、同世代の大多数よりもここまで70年長く生きることを可能にした優れた遺伝子を授かったのではにかという(ブルームバーグ)。1月4日に115歳と260日目を迎えた次郎右衛門さんは、乳幼児死亡率を高めた原因とされた結核や肺炎のような病気を患わなかったそうです。次郎右衛門さんが生まれた1897年ごろの日本人の平均寿命は44歳。こうした病気による乳幼児死亡率の高さが平均寿命を抑える要因となっていたという。京都府京丹後市で暮らす次郎右衛門さんの孫の妻、木村栄子さんはインタビューで、次郎右衛門さんは大人になってからも大病を患ったことがないと。栄子さんによると、次郎右衛門さんは数年前までテレビで相撲番組を楽しみ、毎日2紙の新聞を読んでいたとも。年を取るにつれて優れた遺伝子が次郎右衛門さんの頑健さを際立たせているという。複数の科学者は、心臓病やがん、その他高齢者に見られる慢性病の発生を防ぐ特殊な遺伝子が長寿を促しているようだと指摘しています。関係する生物学的なメカニズムを理解することが、増加傾向にある非伝染病疾病を治療する鍵を与えてくれる可能性があるそうです。非伝染病疾病による世界経済への負担額は今後20年で47兆ドル(約3950兆円)に達すると予測されているとも。米国ボストン大学 のニューイングランド長寿研究プロジェクトでディレクターを務めるトマス・パールズ氏は「最適な組み合わせになるのは宝くじを当てるようなものだ」と述べ、次郎右衛門さんの遺伝子の一部は「老化の原因となる細胞機能の低下だけでなく、彼にとって好ましくないであろう遺伝子異変さえも防いでいる公算が大きい」と分析。パールズ氏によれば、人が80歳代後半まで生きる確率の約3割は遺伝的要素で決まるという。残りは生活習慣や環境に左右されるが、105歳まで生きる人は遺伝的要素の影響がより大きくなるというのです。ダンディー大学(スコットランド)の細胞生物学者ダリオ・アレッシ氏は、人が年齢を重ねるにつれて壊れたDNAを修復する機能の効率が落ちるため、細胞には潜在的に害になる変異が蓄積されると説明しています。次郎右衛門さんには重大な病気を引き起こす異変がないか、壊れた遺伝子を修復する優れた能力があるのかもしれないとみられるとも。2009年にノーベル医学生理学賞を受賞した米ジョンズ・ホプキンズ大学 のキャロル・グライダー教授(分子生物学)は、染色体の末端に存在して細胞分裂の可能回数を決めるテロメアと呼ばれるDNA構造が別の細胞老化メカニズムに関係していると指摘。出生の段階でテロメアの長さは人それぞれだが、100歳以上生きる人は比較的長いテロメアを持っていると。細胞分裂が起こるたびにテロメアは若干短くなりますが、健全で素晴らしいテロメアを持って生まれてきた人でも、それぞれが寿命を全うする過程で損なわれていきます。生来テロメアが短い人は年齢に関係する変性疾患にかかる確率が高いそうです。その上で、次郎右衛門さんも長いテロメアを持っている可能性があるとの見方が。次郎右衛門さんのおいの三宅保さんによると、次郎右衛門さんの両親は78歳と65歳で亡くなったそうです。5人の兄弟姉妹のうち4人は90歳以上生き、末弟は100歳まで生きたそうです。
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