イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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いい仕事してますねぇ

2021-04-28 09:53:00 | ドラフト
https://www.phillyvoice.com/philadelphia-eagles-2021-nfl-draft-board/

 この記事があまりにも秀逸なので、これ読みましょう。


 12位ならここら辺、欲しいの居なかったら下げても良いのかなあ、来年1-2巡多いから来年の指名権付けてちょっと上げるのも有りかなあ。いろいろ考えてどういう風に書いていくか考えていたのですけどね。考えてる事の8割くらい書いてもらったのでこれ見ましょう。これ見ながらドラフト見ましょう。で、まとまってしまいました。

 12位はそのままでWRかCB、全滅したら下げても良いけど、今年の20-30位くらいはとても微妙な気がします。
 37位を上げてまで欲しい選手は居ないです。WRでもCBでもDLでもシステムとかに左右される選手が多い感じですね。30位に上げても37位でも同等の選手が残って居る気はします。
 70と84をポジションニーズで埋めるのか、タレントで取るのか、ここが一番左右される部分でしょう。ちゃんとWRとCBで1,2巡やってたら、LB,DLになるのでしょうけど。
 4巡より下は53人枠に残るかどうか?なのでタレント重視で良いと思うのですけどね、FA惨敗でデプスが薄すぎるポジションが有るので、今年はデプス埋めるために下位指名にならざるを得ないかもしれません。

 ここらへんを基本方針に、その順位で取れそうな選手の事を調べてたら、全部まとめてもらってた(笑)と言うわけです。


 仕事が入らなければ、チャットに居ます

WRとCBが最大のニーズ

2021-04-24 03:53:00 | ドラフト
 オーナーJeffrey LurieとGM Howie Rosemanによる内部の話が話題になっていますが、そんなのどこにでもあります。
 Andy Reidとその息子たちだって身内贔屓って意味で酷いもんだし。アル爺にしてもJJにしても最近だとJimmy Haslam辺りが他チームに笑いを振りまくオーナーやってるし。Donovan McNabb指名時のブーイングの対象になったRicky Williams指名の為にドラフト権全部出す、なんてのもオーナーの強権発動ですしね。アホなオーナーと腰巾着の組み合わせなんてどこにでもあるのです。


 
 さて、ドラフトが近くなってきました、ドラフトまでにFAなどの補強も多分ないでしょうからデプス分析でもしておきましょう。

QB Jalen Hurts  Joe Flacco
 Carson Wentzをトレードで放出してNate SudfeldはFAでSFに移籍し、準地元出身のFlaccoを獲得しました。
 ここに来て、QBはHurts固定とは限らないようなコメントが出ていますが、12位でQB指名は無いと思いたいですね。Hurtsを1年使ってみて、ダメなら来年で良いでしょう。下位指名で1人取るかもしれません。

RB Miles Sanders  Boston Scott  Jordan Howard
 Jason Huntley  Adrian Killins  Elijah Holyfierd
 Sanders+Scottにインサイドへのパワーと言う点でHoward、健康で有るならば良いバランスの3人になりました。けれど、健康がどうか?に問題が有るので、5-7位で1人指名すると予想します。

WR Jalen Reagor  Greg Ward  Travis Fulgham
 John Hightowar  Ques Watkins  
 JJ Arcega-Whiteside  Khalil Tate
 大ベテラン2人を解雇、実績で行くとWardが一番と言う他所なら4番手程度が最古参のユニットになりました。
 そりゃー1巡でレシーバーってなりますよ。Reagorは45レシーブ700ヤードくらいの2番手に見えます。FAでお金を使えない以上はドラフトでエース!って呼ばれる選手を獲得して欲しいものです。

TE Zach Erts  Dallas Goedert  Jason Croom
 Hakeem Butler  Tyree Jackson  Caleb Wilson
 Ertzのトレード話はどこに行ったのか?売れないのかキャップどーにかなりそうだからもう1年使うのか・・・
 トレードされるとした場合、3番目に名前を書いたCroom以外全員まとめてNFLでは0レシーブです。そのCroomも去年は2試合使って即解雇した選手。ちょっと話になりません。Ertzをトレードするなら3-5巡で取る必要があるでしょう。(ただし、今年のTEは一人飛び抜けてる以外は不作の年に見えます)

OT Lane Johnson  Andre Dillard  Jordan Mailata
 Jack Driscoll  Brett Toth
 去年のプレイでMailataがやっとサイズと運動能力を発揮し始めました。さらに経験を積めば良くなると考えればLTに固定!と評価する人が多いのも理解します。ただ、経験不足からくるミスが怖い、ノータッチでQBまで一直線をやらかすのが本当に怖い。
 怪我から回復しているならLTはDillardで良いと思うのですよね。MailataがLaneを追い出してRTに置けたらキャップ的にもパーフェクトですけど・・・去年穴を埋めたDriscollは4番手ですしT/Gでしょう。

C/G Jason Kelce  Brandon Brooks  Isaac Seumalo
 Nate Herbig  Matt Pryor  Sua Opeta
Luke Juriga  Ross Pierschbacher
 Kelceは契約延長、Brooksは怪我さえなければ問題なし。と条件は付きますが安定のC/G陣が復活する事を期待します。BrooksのバックアップとしてHerbigが伸びてくれると良いなあ、と言う期待をしつつも次のCを取る年は今年かもしれません。


DE Brandon Graham  Derek Barnett  Josh Sweet
 Joe Ostman  Genard Avery
 AveryはLBコンバートみたいですけど、4-3のLBやれるとは思えない。今年はこのメンバーでやれますが、BarnettとSweetが契約最終年度ですしGrahamの年齢を考えると今年か来年上位指名を使う必要が有ります。来年でしょうか。

DT Fletcher Cox  Javon Hargrave  Hassan Ridgeway
 T.Y McGill  Raequan Williams
 Ridgewayは怪我が無ければ3番手なのですけど、ここ数年DTは補強しても怪我で実を結ばないです。DEとDTなら今年補強すべきはDTだと考えています。3巡DTで良いかもしれません。

LB Alex Singleton  Eric Wilson  T.J Edwards
 Davion Taylor  Shaun Bradley  Rashad Smith  Joe Bachie
 Wilson加入で少しは良くなりましたが、まだまだリーグ最下位レベルでしょう。2-3巡でLB取るのか、誰かが伸びてくるのを待つのか・・・2年目のDavionかBradleyが戦力になると良いのですけど。

CB Darius Slay  Avonte Maddox  Michael Jacquet
 Craig James  Kevon Seymour  Shakial Taylor
Lavert Hill  Jameson Houston
 Maddoxの次に書く3番目(NCB)が誰なのか?でとてつもなくレベルの低い所で悩みました。3-4番手だったNickell Robey-ColemanとCre'Von LeBlancがFAになった事が原因です。
 Maddoxもスターターとしてはサイズの無さを補うほどの運動能力はありません、Maddoxをニッケルで使う為に補強する必要がある。これが1巡CB指名論の根拠になります。2-3巡でも何でも良いのですが、結果としてMaddoxが外やってるようだと厳しいです。

S Anthony Harris  K'Von Wallace  Rodney McLeod
 Marcus Epps  Grayland Arnold  Elijah Riley
 McLeodが12月にACLで離脱しています。復帰出来るのか?復帰するとしてどのタイミングか?計算しない方が良いのかもしれません。
 FAで来たHarrisを軸に2年目WallaceとArnoldにEppsでユニットを組みます。これらの選手の評価次第で上位を使う可能性はありますが、そもそも候補すら居ないポジションが有るので優先度は低くなります。

ST Jake Elliott  Arryn Siposs  Rick Lovato
 Cameron JohnstonにRFAオファーをせずに失いました。キャップ的にどーにも出来なかったのですがダメージになります。


 スターター候補すら居ないWRが最大の欠陥ポジション、2番手不在に悩むCB。この2つが最優先でしょう。
 次いで核になる選手が居ないLB、デプスが薄く怪我に悩むDT、若手は居るが実績皆無なS、2番手不在(Ertz次第)のTE、がニーズになります。
 契約を見ればDEとC/Gの来年度を見た入れ替えの為の上位指名も有るかもしれません。

 WR=CB>LB=DT>S=TE>DE=C/G=RBと考え、QBは指名したいですが今年は3日目候補の弾が少ないようです。

 166ポンドで耐久性への疑問が膨らむDeVonta Smith、5-10で高さは無く外よりスロット型のJaylen Waddleの2人、Patrick Surtain,Jaycee HornのCB上位2人(Caleb FarleyはSidney Jonesの事を考えると指名しにくいでしょう)ここから12位で指名出来れば上出来と考え、2巡37位はWRならTerrace Marshall,Kadarius Toney,Elijah Moore、CBなら Asante Samuel,Greg Newsome,Eric Stokes辺りを取れれば即スターターかな?と言った所でしょう。2巡まで考えると指名順が速いのは得ですね(当たり前)

トレードダウン(1か月前に)

2021-03-27 05:37:00 | ドラフト
 ドラフト権のトレードが有りました。

 まず、SFの1巡12位+2022.23年の1巡と22年3巡でMIAの1巡3位のトレードがあり。その後MIAの1巡12位+4巡123位+2022年1巡と1巡6位+5巡156位のトレードとなりました。
 
 SFとMIAのトレードは別物として考えましょう。
6位と156位を出して12位と123位と来年の1巡のトレードです。
 普通に損でしょう、通例と言うか普通に考えれば6位と12位のトレードで来年の1巡1個なんて安すぎます。最低でも3巡程度は付いてきます、今回のトレードに加えて2022でも23でも良いから3巡貰えてやっと釣り合うようなトレードだと考えます。

 さて、6位と12位のトレードで取れる選手がどう変わるのか?プロデイで評価が今後変化するでしょうが、今考えるとWRトップ4なら、誰か一人は落ちてくるかな?落ちてこないかも・・・くらいの所でしょうし、CBのトップ3は一人居なくなってるかな?くらいでしょう。LBならMicah Parsonsが指名されてるかされてないか。今年のレシーバーだとJa'Marr ChaseかKyle PittsとJaylen Waddle,DeVonta Smithの間には差が有ると見ていたのでちょっと寂しいトレードになりました。(レシーバー1巡と決まっていた訳ではないのですけれど)
 それよりも、DAL,NYGの直後に回るの?こっちの方が嫌ですね。9位が終わったところでWR最後の一人取れるかなって状況でWR欲しいチームにトレードされて搔っ攫われる。なんてのは考えたくないです。

 キャップのせいでFA惨敗、デプスに大穴開けたままドラフトになるでしょう。ここからZach Ertzで今年の3,4巡貰うとして(これが来年の指名権になるのは考えたくない)それでも足りないでしょう。6位を売るなら、12位+来年1巡より、12位+43位+来年の2巡(SFが12位持ってのトレード場合)の方が良かった。
 6位で来年の1巡一個で12位とのトレード、これを今やる意味ほとんどないです。SF-MIAのトレードで1,2,3でQB3人連続となった場合の6位のトレード価値が下がって当日トレードダウン出来ないと考えたのですかねえ(10-15位くらいまで落としたい、と考えた時にDAL,NYGがそこに居るのが凄い邪魔なのです)だとしても、当日でも来年1巡一個程度ならどーにでもなるでしょうよ・・・・・・

 WRではなくCBを1巡で行くつもりでトレードダウンを考えていた。そういう方針のドラフトをするつもりならこのダウンは有りかもしれません。来年のドラフトは楽しい事になるでしょう。でも、このトレード、SFはQBが欲しかったから対価を払った、MIAは上手くやった、そして、MIAに良いようにやられた間抜けなチームって言われるのでしょうね。

Jalen Hurts

2020-05-26 17:17:00 | ドラフト
 2巡53位で指名したのはOklahoma大のQB Jalen Hurtsを指名しました。Carson Wentzとこの先5年間は行くはずの所でのQB指名には驚きました。
 父親がHCを務める高校でQBとしてプレイし、最終年度には2384ヤード25TDのパスと1391ヤード25TDのランを記録しています。
 Alabama大進学後レッドシャツ無しで1年目からプレイし、開幕は先輩に譲りましたがすぐにスターターに定着します。2780ヤード23TD9INTのパスと954ヤード13TDを記録しチャンピオンシップまでチームを率いますがDeshaun Watson率いるClemson大に31-35で負けています。2年生もスターターとして14試合に出場し2081ヤード17TD1INTのパスと855ヤード8TDを記録しチャンピオンシップに進出します、Georgia大との試合前半終了時0-23と劣勢になり、後半からベンチに下げられ 代わって出た Tua Tagovailoが逆転勝利しました。
 3年生はTagovailoがスターターになり、13試合出場で765ヤード8TD2INTのパス167ヤード2TDのパスに終わりましたが、SECの決勝戦Geogia戦では途中出場し逆転勝利をしています。その後Oklahoma大に転校する事になりました。
 転校したOklahomaでスターターとなり、14試合出場で3851ヤード32TD8INTのパス、1298ヤード20TDを記録。ボウルゲーム緒戦のLSU戦では217ヤード1INTとTDをとれずに28-63で負けています。
 4年間で38勝4敗の成績を残しましたが、後輩にスターターを奪われて転校しています。

 身長6-1、体重222ポンド、腕の長さ31インチ
40ヤード4.59、ショートシャトル、スリーコーン、ベンチプレスは未計測、垂直飛び35インチ、幅跳び10フィート5インチを記録しています。

 長所
リーダーシップモチベーターとしての素養
ポケットから出てパスラッシュを避ける運動性
ロールアウトQBとしての能力
ヒットを受けても怪我をしない
 短所
チェックダウン能力が無く、すぐに走り出す
プレッシャーが掛かった場面でフィールドが見れなくなる
ディープボールのスピード不足

 試合は6試合見ました、Alabama時代2試合とOklahomaでの4試合ですが、物凄い手投げですね。クイックリリースと言うよりは手投げ。ロールしたりスクランブルに出るタイプのモバイルスタイルなのでランニングスローを適したスローイングフォームなのかもしれませんが、DBに読まれてINT量産の危険性の有るボールスピードしかありません。
 コントロールはドラフトサイトで酷評されているほど酷いとは思いません。ボールスピードが弱い割にピンポイントに落とせない為に悪く見えるのでしょうが、十分にレシーバーの所に投げています(ボールスピード無い割にINT少ないです)
 フィールドビジョンはポケットの中でセカンドレシーバーに切り替えるよりも走り出すプレイが多くプレイスタイルとして未知数なのですが、視野が広くは無いでしょう。ファーストターゲットを見てダメなら走り出す、そしてセカンドターゲットを見るかスクランブル。これがプレイスタイルなのですが、初期のDonovan McNabbもこんなもんと言えばこんなもんでしたがAndy Reidは頼れる相棒Chad Lewisにセーフティーバルブとして走り出したMcNabbの視野に入る位置でパスを待ち続けるようにして走るだけから脱却させています。転校した最後の1年でパス成績が向上しミドルへのパスが上手くなっているとの評もありますから、指導次第ではもう少しパサーとして成長するかもしれません。
 走る方ですが、NFLでRB転向するような脚力では無いです。あくまでもQBのスクランブルとしての1000ヤードランです。

 Tim TebowやPat Whiteに似ていると評されます。まあ、そうなりますよね・・・カレッジで勝利を収めてきたQB/RBのような位置ですから。
 
 NFLで通用するのか?と言う点ですが、正直難しいと思います。スクランブルQBとしてMichael VickみたいなRB並の脚力が有る訳では無いです。最低限のパスを投げて、その上で走れるというタイプです。ランナーとしてはこれ以上は無いでしょうから、フィールドビジョンを鍛えてパサーとして成長させる事が必要でしょう。INTが少ないのは見えてないようで危険地帯を察する能力が有る(見えている)のか、危ない所に投げるくらいならロスでも走り出す。ここの本質がどちらなのか?が大きいと思います。スクランブル系はたいがい見えていなくてとりあえず走るカレッジ生活なのですけれどね・・・

 Doug Pedersonはファンの皆さんはWentzが居るのになぜ?と思うだろうけれど、私はWentzのファンで有ると同時にチームの責任者であり、チームを勝たせなければならない。その為の指名である。と言う記者会見をしています。
 Wentzが怪我の多いQBであり、バックアップQBの質が重要なことはNick Folesでプレイオフを勝ち上がりスーパーボウルに勝利して、Josh McCownは怪我によりリリーフに失敗した事を見ても明らかです。が、それなら引退していたMcCownを呼び戻したり、育成が必要なルーキーを獲得するのではなく、1年5-7ミリオンで実戦経験のある中堅バックアップを獲得すれば良いわけです。例年キャップきついのですが、今年は最低限のキャップルームはありましたがらベテラン取る事が出来ないとは思えません。
 同時に去年はFolesの移籍で2番手に昇格したNate Sudfeldで行くはずが開幕前に怪我をしてMcCownを緊急で取った訳ですから、今年は怪我が治ったSudfeld2番手で大丈夫なのだろう。と見ていたのです。で、結局他のとるべきポジションを後回しにしてQBを指名する。やはり整合性に問題があります。
 Wentzが壊れた時のリリーフとしては、メンタルが強く(2番手QBがファーストチームWR/TEとコンビネーション良い訳無いので)走ることで戦局を打開できるタイプの方が良い。と考えたのですかねえ。スーパー勝ったのは鈍足Folesなんですけれど・・・・・・

 理屈で考えた時に、2巡53位でHurtsを指名する必要性を説明出来ません。が、QBと言うポジションは出番が来た時に勝てればそれでOKなポジションですから、Wentzが怪我をした時にHurts取って良かった!って思えたら勝ち。そう言う場面にならなければ上位指名を無駄にした。と、結果論で評価する指名と言うことでまとめたいと思います。

Jalen Reagor

2020-05-21 18:57:00 | ドラフト
 1巡21位で指名したTexas Christian大のWR Jalen Reagorの試合は2019年を2試合と2018年を1試合見て、現地のファンサイトの分析動画とか色々と見ました。
 正直、2019年の試合に関しては、QBがファーストターゲットしか見てなくてボール飛んでこない事が多いのと、その為かReagorのモチベの低いプレイ(ターゲットじゃない時1歩目から手を抜いている)が目立ちます。逆に考えるとそう言うQBならドラフト上位タレントのReagorに全部投げる、にしてしまえば良いのにターゲット散らしてるように見えますから、コーチの能力不足なのかコーチと感情的な対立のようなものがあった可能性もあるでしょう。
 2018年のOhio State戦は見ごたえがありました。今年のドラフト5巡指名のJordan Fuller #4
が1Q、2-3Qは1巡指名のDamon Arnette #3、最後はJeff Okudah #1がマンマークの相手をしています。この年のOhio Stateって左右のDEが化け物ですからTCUも今年3巡指名のOTが居ましたけれどパスプロはあっという間に崩壊をし続けています。WRとCBのマッチアップとしてもCB側にかなり有利なハンデ戦の中で相手も1流です。FullerとArnetteに対しては有利、Okudahにはスピードに乗る前にスペースを潰される上手さにやられる場面も有りましたが、内側に体を入れてのパスキャッチと良いプレイも見せています。
 カレッジでの試合を見ても、縦へのスピードは一流です(Arnrtteに縦で振り切れないプレイも有ります)お手手も悪くないです。思ってたよりも横に流れるパスを受けるのも上手いですが、縦全力から90度のカットをするような動きは平凡ですかね。ルート取りの不安説はこういうプレイからなのでしょう。

 高校時代は全米10位前後のWRとしてリクルートされる選手で、Alabama大Oklahoma大などからも声が掛かりましたがTCUに進学しています。レッドシャツ無しで2017年デビュー14試合出場で33レシーブ576ヤード8TDを記録、2年生では13試合出場で11先発72レシーブ1061ヤード9TD、3年生では12試合先発で43レシーブ611ヤード5TDを記録しました。
 
 身長5-10 5/8、体重206ポンド、腕の長さ31インチ
40ヤード4.47、ショートシャトル4.46、スリーコーン7.31、垂直飛び42インチ、幅跳び11フィート6インチ、ベンチプレス17回を記録しています。垂直飛びと幅跳びの数値は凄いです、共に今年のドラフトで2位タイの記録になります。

 長所
トップスピードと加速の両方が飛び抜けている
RACでのルートを見極める感覚
縦へのストップアンドゴー能力
リターナーとして秀逸

 短所
ルートランの未熟さ
手が届く範囲が狭い
バンプを捌く技術

 試合を見た印象、スカウティングコンバインの数値、共に縦への加速とトップスピード・爆発力が素晴らしい事は疑い有りません。横への機敏さと言う点で、速度を維持したままカーブするような動き(オープンフィールドでの方向転換)は素晴らしいのですが、狭い場所での90度ターンのような動きは素晴らしい他の種類のムーブと比べて平凡です。
 お手手ですが、トップレベルではないです。取れるボールは取りますが、ギリギリのボールをもぎ取るタイプではなさそうです。2019年に関してやる気の無さを感じるドロップも有りましたし、技術よりもメンタルですかねえ。
 外かスロットか、両方やれるでしょう。外の広い所でCBと1対1も出来ますし、LBやS相手にミスマッチを作る事も出来るはずです。

 KRとしては13回で平均24.2ヤード、PRは23回で平均17.8ヤード1TD。
 リターンを見ると飛びぬけた加速には見えません。(Devin Hesterのような異能ではないです)十分に速いのですが、ボールを持っての動き出しは超が付く一流ではないと考えます。それでも、Boston ScottからPRのポジションを奪う可能性は高いでしょう。