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Celek壊れたら致命傷になります

2009-10-04 08:02:00 | イーグルス
 圧勝、完敗、圧勝と強いのか弱いのか良く分からない3試合でした、怪我人も多くまだ2009年のチームがどういうものかが見えてきません。

QB 開幕戦動きも軽く好調だったDonovan McNabbが肋骨の骨折で1ヶ月休んでいます、前に肋骨を痛めた時にはそのまま試合に出続けていたので状態が余程悪いのでしょう。McNabbはどんな状態でも出たいと言い続けるので怪我の重さが分かりにくいです、2週目のNO戦にもでたいと言っていたのを考慮すれば3週休んだ事でTB戦は完治に近い状況で出てくるかもしれませんし、捻らなければならない肋骨の骨折は当分完治する事は無いと考えるべきかもしれません。
 2番手Kevin Kolbはファーストターゲットを見続けてそこに投げるだけしか出来ないのですが、2試合続けて300ヤード投げました。それでも通用しているのだからそれで良いのか、研究されたらINT製造機になるのかはMcNabbが復帰する事で(怪我が再発しなければ)分からないままです。
 Micheal Vickは2年ぶりに復帰戦ではまだ投げる方が怪しいのを露呈しました。走る方も全盛期に及びませんし、ダウンフィールドの見方を忘れてしまったかのようにポケットの中での動きはぎこちないです。Vickの名前で警戒させる事が出来ていますが、QBとして投げれて更にRBの総力を持つのがVickの特徴なのですから勘と動きを取り戻さなければワイルドキャットが却ってプレイの選択肢を狭める事になるかもしれません。
 QB3人で気になるのはMcNabb復帰後の使い方です。McNabbが無事ならばKolbは使われずにVickはワイルドキャット要員で使うのでしょうから3rdQBにはKolbが登録されてVickがアクティブロスターに入る事になります。が、McNabbが怪我を悪化させる事が有るとVickに1試合任せるかバックアップ不在になる事を覚悟して3rdQBのKolbを出してMcNabb.Vick共に試合に戻れなくなるなります。肋骨の骨折から実戦でどれだけやれるのかを不安視するのであれば、3rdQBでの優遇を受けずに3人使える状態で登録するかもしれません。

RB Brian WestbrookとLeSean McCoyを2対1程度で上手く使い分けてくれる事を期待したのですが、結局Westbrookを使い続けて壊してしまいました。手術した足首を再度痛めました、KC戦も出る予定だったのを直前に取りやめましたし重症では無いと見られています。2週休んだ事で完治はしないでしょうが良くなっているとは思います。
 不在のKC戦で良い動きを見せたMcCoyの出番が増える事になる。こう書きたいのですが、Correll Buckhalterがどんなに良い動きを見せてもWestbrookが帰ってくると使われなくなるのを何度も見てきています。勝敗が決した後を任せるのはこれまでもやっていました、序盤から2人を使い分けるかどうかはTB.OAK戦では分からないかもしれません。
 3番手Erdra BuckleyはSTで頑張っています、まだRBとしては起用が少ないですが芽が出る時は近いと期待します。ただ、McCoyですら起用されないですからBuckleyの出番はなかなか来ないでしょうねえ。
 FB Leonard Weaverはブロックとレシーブだけで無くボールキャリーがしたいと入団してきたのですが、ワイルドキャット多用でショートヤード要員として使われる事も無くブロック専用で起用されています。FBの割にパワーでこじ開けるスタイルでなくスピードで抜けていくのが却って使いにくいのだと考えますが、1ヤードを中央で確実に取るプレイを構築する事は重要ですしWeaverを上手く使って欲しいです。
 Westbrookを1年無事に使う事には早くも失敗しました。2番手を上手く使おうとする意思すら感じないコーチ陣では2度の手術を受けたWestbrookを温存する事は出来ないのでしょう。これまでと違いMcCoyは同じプレイブックで入れ替えが効くはずなのですが使われないのですから。

WR DeSean JacksonはT.O以来McNabbにとって2人目のプロボウルレシーバーになるかもしれません。抜群の加速で競り合いでもRACでも普通考えられないプレイを見せてくれます、今年は落球が目立ちますがMcNabb復帰で改善される事を期待します。
 事実上の2番手Jason Avantはスロット専用です、スピードが平凡な為にCB相手よりもSやLB相手で活きる事を理解しています。抜群のルート取りとキャッチ力でサードダウンはAvantがエース扱いのプレイコールになっていますし、相手も分かっていて止められなくなっています。
 Kevin Curtisが2年前の1100ヤードシーズンの動きを取り戻すどころが、ヘルニアだけでなく膝を痛めて精彩を欠く動きしか出来ません。堅実さと勝負強さが売りで荒削りなDeSeanをフォローするはずなのですが、DeSeanがエース成長し堅実さでAvantに劣るようになったCurtisの使い方は難しいです。マークが緩くなっても振り切れないでキャッチミスを続けているのが2試合での印象ですし、改善されなければ降格が待っています。
 KC戦でスターターとして起用されたJeremy Maclinはどうも外れの匂いがしてきました。6-0のサイズでリターナーでも使える40ヤード4.40のスピードを併せ持ち、縦だけでなく横へのステップも抜群でRACも期待出来る逸材のはずだったのですが、縦で特別速くなく、サイズの割に競り合いに強くなく、ワイルドキャットでも使われてきた割にはボールを持っての動きも良くないとすべてが平均点の特色の無い選手に見えてしまいます。出来ればスロットから徐々に使ってあげたいのですがAvantが居るのでスロットで使われる事は無く、試合に出る為にはCurtisからSEを奪うしか方法が有りません。
 膝と足首の怪我でスランプに陥り浮上出来ないReggie Brownは結局トレードがまとまらずにチームに残っています。ディープへ20ヤード以上を狙い、対になるフックでCBを置き去りにしてきたスピードが最近見られません。怪我さえ良くなればと期待はしているのですが、このままでは飼い殺しではなく能力不足なだけと言う事になりそうです。
 まだアクティブにならないBrandon GibsonはReggieをまずは超えなければなりません、STで仕事をしないReggieを追い抜く日は近いと予想しています。
 Hank BaskettをカットしてReggieを残しました、この選択は残念です。SEには縦にストレッチする役割を求めるチームなのでMaclinを後継者として育てると決めたのだと思います。DeSeanとAvantに問題は有りません、2番手が普通に仕事をしてくれれば素晴らしいトリオになるでしょうが、Curtis.Maclin共に現状では役不足です。

TE Brent Celekは22キャッチでチームトップの活躍を見せています、去年よりやや短い7ヤード程度で振り返るようなルートを多用しているのはKolbの為のプレイなのか、今年のCelekの使い方なのかはまだ分かりません、去年はもう少し奥の12-15ヤード程度でLBとSの隙間に入るプレイが効果的でした。ブロックも改善されています、まだ平均点すらあげられませんが押されるだけだった事を考えれば押されなくなっただけでも大きな進歩です。
 2番手はAlex Smithは試合に出ているのを見た記憶が有りません。まあ3WRセットでAvantを使うかFBを入れてWeaverを使う事になるので2TEセットを今年は使わない方針なのでしょう。TB時代WCO経験は有るので使おうと思えばいつでも使えるはずです。
 Celek大活躍の陰に隠れては居ますが、デプスの薄さは致命的です。元々怪我の多いCelekなので1シーズン無事に過ごせるかどうかには不安が残りますが、替えが居ませんから乗り切って貰わなければ困ります。