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Maclinの為の試合でした

2009-10-13 07:15:00 | イーグルス
 バイウイーク明けは10連勝中のAndy ReidがTB戦を33-14で勝ち、HC100勝を達成しました。チーム史上初めての100勝HCのようです。

 試合ですが、点差ほど差の有る試合ではありませんでした。ディフェンスは3rdダウンで反則を繰り返し止め切れずにだらだらとボールをコントロールされました。前半9分対21分と倍以上ボールを持たれています。
 TBのQB Josh JohnsonはOLが守ってくれないチームのQBとしては素晴らしい素材かもしれません、ATL時代のMicheal Vickを見ているようでした。レシーバーの落球が多かった事とリードされて投げるしかなかった為にINTを多発しましたが正直Vickとトレード出来ない物かと思って見ていました。パスを投げれなくなった元QBのVickを使ってワイルドキャットをやる意味は分かりません、入った時点でダイレクトスナップをやるのが確定してしまっては奇襲でもなんでもないです。普通にQBの位置に入れないVickは取れないブロック出来ないWRでしかありません、普通のQBには無いスピードとワイルドキャットから投げる危険性を警戒させるのがVickを使う意味なのに投げれないのが露呈していますから対策を練るのは簡単でしょう。この試合ではワイルドキャットが全く進まなくなりました。

 Asante Samuelが2つ、Sheldon Brownが1つINTを記録しています、レシーバーが弾いたボールに飛びついたSamuelの反応も素晴らしかったですし、前に回りこんでダイビングキャッチをしたSheldonも成長の跡が見られます。Sheldonは何度かビックプレイも許しましたがランストップ優先のプレイコールの犠牲なので仕方がない面も有ります。
 Victor Harrisはマンマークで負ける場面が目立ちました。Kellen Winslowにはサイズとパワーで体を入れられての競り合いで負け続けました、リーグ屈指のTEなので完全に止めるのは無理ですが投げれば通る状態でした。Harrisを使うのが今のメンバーで考えられる最後の手段でしたし、TEは仕方が無いと諦めるのかTEを止める為にシステムを変更するのかの決断をWAS戦までしなければなりません。
 ランを止める為にDLは中央に壁を作りました、パスプレイでもスクランブルを警戒してか内側から抜きに行ったのでQBまで届かない場面も目立ちました。外から狙った場面ではしっかと届いていましたし3サック5ハリーは十分な記録です。

 復帰戦になったDonovan McNabbは少し怪我した方が良いのかもしれません、力一杯ショートパスを投げ込むのは相変わらずなのですが、普段よりもモーションが小さく良く見えました。スクランブルでも軽快な動きを見せましたしプレイに大きな影響は無さそうです。
 Jeremy Maclinは6キャッチで142ヤード2TDとロング2本を含めて素晴らしい働きをしました。特に難しいボールをしっかり確保した2本目のキャッチは今後に大きな期待が持てるプレイです。
 反面DeSean Jacksonは3回しかボールが飛んでこないで1キャッチ1ヤードに終わりました。マークを振り切れなかったのか、投げなかっただけなのかはもう一度見なければ分かりませんが先週3INTのAqib Talibを避けた事と怪我を考慮したのでしょう。
 Brian Westbrookも最後中央突破でTDを記録しましたが動きの悪さは気がかりです。加速が鈍くステップも小さく簡単に止められています、LeSean McCoyも走れませんでした、ドローでロスを貰った結果平均ヤードが引き下げられるのとは違い、普通に走ろうとして2人合わせて12回で32ヤードしか走れなかったのは大きな問題です。


 ゴールライン前でのINTが無ければ前半同点で終わっていた可能性も有ります、ディフェンスの無駄な反則を減らさなければなりません。反則に関してはこれまでも次の試合までに修正してきましたからOAK戦で繰り返す事は無いと期待します。問題はランが出ない事、Vickの存在意義、TEへのパスカバーの3点になります。ランディフェンスが崩壊中にOAK戦でランの再構築を狙って欲しいですし、TEも良いのが居ますからTEカバーの対策も必要になります。バイウイークで休憩しシステム修正をした試合と考えると問題の多い試合になりました、厳しい同地区対戦が始まるまでに貯金を作る事とシステム修正をする事が重要です。