イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

負けなかったのだけが救いです

2009-10-28 06:12:00 | イーグルス
 マンデーナイトの@WAS戦は27-17で勝ち4勝2敗となりました。27点取って文句を言われたくないとAndy Reidは記者会見で言い放ちましたが、DeSean Jacksonの2つのTD以外はディフェンスに助けられての得点ですし、獲得ヤードの半分は2つのビックプレイによる物で、あとの59分間は何をしていたのかと聞かれるのも当然でしょう。

 ディフェンスは天敵Chris Cooleyが途中退場した割にパスで284ヤード奪われていますが、リードを奪った後半にヤードは稼がせても良いから時間を潰すディフェンスでの数字ですし、6サック10QBハリーとプレッシャーは掛かっていました。怪我人続出でうち以上にぼろぼろのOL相手ですがDLは良くやったと思います。2サックのTrent Coleは数字ほどの活躍ではなかったのですが、Will WitherspoonのINTリターンTDでパスを叩いたプレイの他にも圧倒的にOLを押し込み続けたBrodrick Bunkleyは数字は残しませんがディフェンスを支え続けています。
 トレードで加入後のデビュー戦になったWitherspoonはINTリターンTDを記録する派手なデビューになりました。TE対策と言う点では若干問題が残りますが、素晴らしいスピードで動き回りましたし中央を任せるにふさわしい人材のようです。Omar Gaither同様に今はDTが中央を固めていますしWLBをMLBで使う事のパワー不足が目立つ事は無いでしょう。
 時折プレイコールで裏をかかれる場面も有りましたし、いつもの事ですがディレイ気味に出てくるRBやTEがノーマークだったりもしますが修正される日は来るのでしょうか・・・大概LBが1-2人余ってるので上手に動けばカバー出来ると思うのですけれどねえ。
 
 DeSeanへのエンドアラウンドとロングボムの2発は素晴らしいプレイでしたが、それ以外のオフェンスは酷い状況です。タックルを受けて倒れるBrian Westbrookを避けようとしてくれたのでしょうが、飛び膝を側頭部に受けてしまい退場するアクシデントも有りました。まだ詳しい事は分かっていませんが、脳震盪だけならば大きな問題は無いと思います。
 復帰戦になったTodd Herremansは終盤まで良く頑張っていました、この試合怪我で欠場したMax Jean-Gillesと入れ替わる形になりましたが安定感が向上しました。終盤スタミナ切れを起こしたのか突破される場面が目立ちましたが2度の手術を受けての復帰と思えば十分な働きをしてくれました。
 Westbrookが退場した後、LeSean McCoyが出て来た訳ですが、思い切りが無いですね。ホールを決めて飛び込む時にはスピードに乗る事が出来るのに、OLの隙間を伺うように躊躇する場面が目立ちます。Westbrookはそこから1-2歩目の加速で抜く事が出来る(最近衰えが目見えます)のですがMcCoyにそこまでの切れはないですし使い方を変えてもらいたいものです。

 McNabbも手に掛かりすぎての地面に突き刺さるパスを連発しましたし、1番悪い時に見せる大きなモーションでのパスも時折有りました。OAK戦以来OLを信用していないのか肋骨の怪我を悪化でもさせたのかフィールドを見ずに早投げする場面が目立ちます。
 最近は左右のレシーバーを見てから投げれるようになったと成長を感じていたのですが、ここの所ファーストターゲットに無理投げする場面が増えました。プレイブック自体がファーストターゲットを活かす為に他全員がデコイになるような作り方なのかもしれません。DeSeanへのロングボムもショートのフェイクで釣った物ですし、あれでDeSeanが振り切れなかったら投げ捨てるしかないでしょう。ターゲットを見つけられない場面も有りましたし、2番手3番手のターゲットを活かす様なプレイを選んで欲しいのですが、最近のMcNabbの調子に合わせているのかもしれません。Jason Avantへのパスが減ったのも、崩れた時にAvantへ投げるようなルートを取っていないのが一因だと思います。

 この状況でNYGを相手にするのは相当に厳しいです、同地区対戦では見違える事も有るチームなのですが今のチーム状況は相当悪いです。OAK戦だけならばたまにはこう言う試合をReidはする、で済んだのですが2試合続くとなるとMcNabbの不調とプレイコールの問題は深刻です。ディフェンスが頑張っているうちに立て直さなければプレイオフへの道が見えなくなってしまうでしょう。