もう「次」はないかもしれないのに・・・

　残念な事にJuan Castilloの更迭はしないとAndy Reidが明言しました。

　スーパーボウルに出るのが当然とまで言われたチームが（それも過大評価なのですけれど）1勝4敗とプレイオフ圏外になってしまった責任を誰が取るのか、誰に取らせるのか、そう言った所に目を背けているのは明らかなのです。任命責任でReidがHCから降ろされてチームは完全にやり直しになるのか、Castilloを更迭してDCを入れ替えるのか、WAS戦後のバイウイークには動きが有る事をJoe Bannerに期待します（Reidにはもう期待しません）

　こんな状況で、ディフェンスアドバイザーを雇うと言う訳の分からないプランが出ています。単純に言うと中身を入れ替えるという事なのですが、こんなぬるま湯人事を選手が受け入れるはずが無い事に気が付かないのでしょう・・・前任のSean McDermottの時もDC経験者をアドバイザーとして入閣させていましたし、経験の薄いコーディネイターに補佐を付けるのは悪くは無いと思いますが（最初からアドバイザーをDCに据えれば良い話なのですけど）こう言う結果を出してしまった以上、Castilloを解雇して暫定DCを呼び入れるのがチームを蘇らせる唯一の道だと思います。
　
　
　Reidはまた、序盤の連敗で大騒ぎしないで欲しい、チームは熟成を迎えている。と10勝がプレイオフに必要で、残りを9勝2敗で行かなければならない6歳でも分かる足し算が出来ない事も露呈しました。確かに8月強いかではなく、1月に強いチームを作っていくのがプレイオフ常連チームのやり方、それで成功してきたのは分かるのですけれど、1月に試合が無い状況でも、まだ大丈夫だから慌てるな。そう言えるのはある意味凄いと思います。

　ディフェンスアドバイザーが誰になるのか、どれだけの権限を与えるのか、今後見えてくるのでしょうけれど、どちらにせよ2011シーズンが終るまであと2敗しか猶予はありません。