ＱＢはこれくらい自信過剰で良いのでしょうけれど

　キャンプ2日目、Michael Vickがインタビューに答え、Nick Folesの方が練習っで先にプレイしたとしても、自分がスターターであると考えているようです。
　Chip Kellyのシステムを見てここでプレイを続ける事を希望した、お金よりも新しいシステムが魅力的だったから契約更改を受け入れた。ダイナミックでアップテンポなシステムはこれまで経験したことが無い、このシステムに対処出来る事を証明していきたい。前向きにシステム変更を受け入れて行く内容でした。
　問題は、新しいシステムを理解出来るような脳みそを持っていない事でしょう。ATL時代はVick専用の簡単なプレイブックを作ってもらい、つい最近も初めてオフシーズンフィルムスタディした。みないな事を言っているVickが1年目からプレイブックを使いこなすのは相当難しいでしょう。特に、今回ChipがVickの為に薄いプレイブックを用意する可能性は低いでしょう。
　システム自体は走れるVickの為に有るようなものですけれど、毎日練習が出来るカレッジと違って練習時間に大きな制限が有るNFLでは自習する事になります。Vickにそれが出来るとは思えません。


　Trent Coleは、3-4がメインになるからOLBへのコンバートを受け入れて減量をしている。260ポンドで開幕を迎えるように調整している。4-3の時はDEで3-4ではOLB、他にもそれに対処している選手は居ますけれど、30になってからのコンバートは難しいものになるでしょう。
　Vinny Curryは去年の260ポンドから278ポンドまで増やしたそうです。3-4DEでの2ギャップシステムに対処する事を要求されているようですし、もう少し増やすのでしょう。去年はプレイ数が少な過ぎてどういう選手かあまり見れなかったのですが、ドラフト時の印象はパワー押し込み型でしたしスターターはサイズが厳しくてもパスラッシュ時のDEで使えると言う計算だと思います。


　1998年の1巡指名から3度のプロボウル選出を誇り、75周年記念チームにも選ばれたTra Thomasがコーチインターンとしてチームに加入しました。2009年にJACに移籍、2010年はSDのキャンプに参加していましたが去年正式に引退していました。現在OLコーチの他にOregon大からOLコーチアシスタントを引き連れています。TraがOLを担当するのかは不明ですし、インターンのほとんどは人数が多い春先からキャンプまでの臨時雇いで開幕前に解雇され高校とか大学のコーチに戻っていきます。Duce Staleyも母校の高校でコーチを少ししていますし、TraがいきなりNFLのコーチで定着するのは難しいかもしれません。