2013シーズンの開幕戦になる@WAS戦。33-27で勝ちました。Chip Kellyのリードオプションが面白いように相手を混乱させ、仕掛けたポイントでしっかりビックプレイを成功させました。
オフェンスは完璧ですね、LeSean McCoyに持たせればそれだけで上手くいく形が出来上がりました。もちろん、ランだけでなくWRへのスクリーンなど裏表のプレイを織り交ぜたプレイコールと、Michael Vickがぷrシーズンではあまり見せなかったクイックテンポでディフェンスの混乱を誘ったことなどもMcCoyの個人記録まであと1ヤードの184ヤードの記録を助けています。
Vickは最初のフラットパスからのリターンTDや相変わらずの頭から突っ込むスクランブルもやっていますけれど、クイックテンポを指揮した事、Chipが作ったシナリオに乗ってパスをデリバリー出来る事を見せました。デザインドローも良い形を作りましたし、的を絞らせないChip流オフェンスを一通りこなしてくれました。
Lane Johnsonは対面がBrian Orakpoではありましたが、ルーキーらしいミスが結構ありました。身体能力は高いのですが、まだ経験不足ですし甘さも見えます。これはミスをしながら学んでいくしかないでしょう。
DeSean Jacksonも良いプレイを見せました。スクリーンからのランも破壊力がありますし、CBとの1対1にも勝利しています。パスが逸れましたが、TDぎりぎりの足を残して取りに行く姿勢を見ればやる気のある良い時のDeSeanなのは明白です。
Chipに変わっての変化ですが、プレイが壊れた時にフリーで動けるようになっています。Donovan McNabb時代は2度3度とカットして動いていた(伝説の14秒逃げ回ってのパスなど)のですけれど、最近はプレイが壊れるとそのまま棒立ちになるレシーバーが多かったのですよね。良い方に見れば決まったレシーバーがパスを取ったらブロックできる位置に居る、と言うことなのですけど。
いくつかフリールートへのパスが行っていました。逃げながらのパスは一番近いレシーバーにマークが付いていようが全力投球するだけだったVickを信頼するのが正しいかは今後の検証課題ですけれど、余裕のある逃げ方の時にレシーバーが動いてあげるのは良い変化です。
また、いくつかのTDプレイは狙いすました一撃と感じるものがありました。ピストル体型がメインのところを1st10で普通のIでセットしてプレイアクションから完全にDBの足が止まっていたTDパス。Riley Cooperをちょっとモーションさせるなど芸の細かいミスリードを誘うプレイコールでした。
McCoyの独走も右でWR2枚のバブルスクリーン、左にもフェイクをかましておいてのハンドオフ、ど真ん中誰も居ない状況を作り上げました。しつこく左右に振り続けてからのど真ん中、しかも左右に丁寧なフェイクまで入れてやられたらディフェンスの出足が止まるのも当然です。
開幕戦から手の打ち出し過ぎの印象もありますけれど、対策されたらその上を行けばいいじゃないか。と言う感じの余裕だと受け取っておきます。
ディフェンスも前に前にプレッシャーを掛けて膝が本調子ではないRGⅢを追いかけました。プレシーズン崩されたDL3人に対してダブルチームでこじ開けるプレイが少なかったのはWAS側の戦略として疑問です。ソーンではなくマンで押してくるチームとの対戦ではダブルチームを受ける事になるでしょうし、その時に真価が問われます。
Trent Coleが相変わらずスロットに入るWRやTEの対面に居るのは本当にやめて頂きたい・・・途中からSや足の速いMychel KendricksがフォローしていましたがColeにカバーは無理です。パスラッシュではサックまでは届かなくなっていますね、ランサポート頑張っていますし、インサイドブリッツを多く使うならランサポート型OLBとして機能していくでしょう。
Kendricksが本当に良い動きを1試合続けました。ブリッツにパスカバー、柔軟に動けるようになりました。これはDLの踏ん張りが一因でしょうし、LBグループのサポートでKendricksをフリーにさせようとするシステムの意図を感じます。
問題はCB陣ですね、Bradley Fletcherは何度かフリーを作られ(序盤特に落球に助けられました)後半脳震盪?で休む事が増えています。WASはそれほどでもないのですけれど、エースWRと対戦するLCBとしては能力的な見劣りがします。
そして、Fletcherが居ない時に入ってきたJordan Poyerはちょっと外守るのは厳しいです。熟練のSantana Mossが相手なのでルーキーでは難しいでしょうけれど、簡単にやられました。
反対側のCary WilliamsがダイビングINTや終盤危ない場面での素晴らしいカバーを見せたのは朗報です。この選手はレシーバーとの距離感が他の選手とはちょっと違うのでしょう。見てて違和感を感じるのですが、カバーはしているのでCaryの距離なのでしょう。
INT未遂王Brandon BoykinがついにINTを決めました。が、終盤のカバーでは悪いBoykinが出ました。サイズ不足はありますけれど、案外アウトサイドで使うと良いのかもしれません。
スターターのCBが1枚足りないのは戦前から分かっていましたが、Fletcherがこの程度だとするとシーズン全般に渡って致命的な欠陥になるかもしれません。1000ヤードを超えるようなWRと当たった時にダブルチームの負担を背負い続ける事になる危険を感じます。
前半の大量リードで後半セカンドチームを試したような場面も有りましたし、進まれても時間を使わせる展開では有りました。が、締めるべきところでも締められなかった部分も有りましたし、ディフェンスはまだ評価を出すには不安定です。もう少し見ましょう。
Chipがオフェンスのテンポが速くてもオフェンスを継続すればタイムオブポゼッションで勝てる。と見栄を切りましたが、実際32分29秒とボールをキープしています。オフェンスとディフェンスならディフェンスの方が疲れますし、プレイが決まっているオフェンスのほうが楽なのは当然です。ですから、ドライブが続いて行けば行くほどスタミナでオフェンス有利になります。前半はディフェンスのWAS疲弊が見てとれました。
ただ、リードして時間潰すようになると、当然アップテンポにはなりません。後半テンポを落としたこと+相手が慣れてきたことでオフェンスの快進撃が止まったのだとすると、後半の潰し方を工夫する必要が出てきます。
あと、後半オフェンスが停滞した時、WAS側がVickをヒットする場面が連続しました。脅かす意味で当たってくるのは今後も続くでしょうし、速いテンポでプレイを続けるのはダメージの蓄積も多いわけです。VickはQBと言うポジションを考えて、出来る限りダメージが残らないようなプレイをする事を考えなければなりません。スライディングは諦めるとしても、外に出る時は出る、投げた後は身構える。ちょっとした気の使い方で怪我を減らす事は出来るはずです。この試合のような当て方していたら16試合持たないです。
特にディフェンス面でいくつかの問題点は残りましたが、去年の地区優勝WAS相手にアウエイで勝利、これはまず喜びましょう。
6勝10敗程度の予想が多いですけれど、もう少し上が狙える気がしています。
オフェンスは完璧ですね、LeSean McCoyに持たせればそれだけで上手くいく形が出来上がりました。もちろん、ランだけでなくWRへのスクリーンなど裏表のプレイを織り交ぜたプレイコールと、Michael Vickがぷrシーズンではあまり見せなかったクイックテンポでディフェンスの混乱を誘ったことなどもMcCoyの個人記録まであと1ヤードの184ヤードの記録を助けています。
Vickは最初のフラットパスからのリターンTDや相変わらずの頭から突っ込むスクランブルもやっていますけれど、クイックテンポを指揮した事、Chipが作ったシナリオに乗ってパスをデリバリー出来る事を見せました。デザインドローも良い形を作りましたし、的を絞らせないChip流オフェンスを一通りこなしてくれました。
Lane Johnsonは対面がBrian Orakpoではありましたが、ルーキーらしいミスが結構ありました。身体能力は高いのですが、まだ経験不足ですし甘さも見えます。これはミスをしながら学んでいくしかないでしょう。
DeSean Jacksonも良いプレイを見せました。スクリーンからのランも破壊力がありますし、CBとの1対1にも勝利しています。パスが逸れましたが、TDぎりぎりの足を残して取りに行く姿勢を見ればやる気のある良い時のDeSeanなのは明白です。
Chipに変わっての変化ですが、プレイが壊れた時にフリーで動けるようになっています。Donovan McNabb時代は2度3度とカットして動いていた(伝説の14秒逃げ回ってのパスなど)のですけれど、最近はプレイが壊れるとそのまま棒立ちになるレシーバーが多かったのですよね。良い方に見れば決まったレシーバーがパスを取ったらブロックできる位置に居る、と言うことなのですけど。
いくつかフリールートへのパスが行っていました。逃げながらのパスは一番近いレシーバーにマークが付いていようが全力投球するだけだったVickを信頼するのが正しいかは今後の検証課題ですけれど、余裕のある逃げ方の時にレシーバーが動いてあげるのは良い変化です。
また、いくつかのTDプレイは狙いすました一撃と感じるものがありました。ピストル体型がメインのところを1st10で普通のIでセットしてプレイアクションから完全にDBの足が止まっていたTDパス。Riley Cooperをちょっとモーションさせるなど芸の細かいミスリードを誘うプレイコールでした。
McCoyの独走も右でWR2枚のバブルスクリーン、左にもフェイクをかましておいてのハンドオフ、ど真ん中誰も居ない状況を作り上げました。しつこく左右に振り続けてからのど真ん中、しかも左右に丁寧なフェイクまで入れてやられたらディフェンスの出足が止まるのも当然です。
開幕戦から手の打ち出し過ぎの印象もありますけれど、対策されたらその上を行けばいいじゃないか。と言う感じの余裕だと受け取っておきます。
ディフェンスも前に前にプレッシャーを掛けて膝が本調子ではないRGⅢを追いかけました。プレシーズン崩されたDL3人に対してダブルチームでこじ開けるプレイが少なかったのはWAS側の戦略として疑問です。ソーンではなくマンで押してくるチームとの対戦ではダブルチームを受ける事になるでしょうし、その時に真価が問われます。
Trent Coleが相変わらずスロットに入るWRやTEの対面に居るのは本当にやめて頂きたい・・・途中からSや足の速いMychel KendricksがフォローしていましたがColeにカバーは無理です。パスラッシュではサックまでは届かなくなっていますね、ランサポート頑張っていますし、インサイドブリッツを多く使うならランサポート型OLBとして機能していくでしょう。
Kendricksが本当に良い動きを1試合続けました。ブリッツにパスカバー、柔軟に動けるようになりました。これはDLの踏ん張りが一因でしょうし、LBグループのサポートでKendricksをフリーにさせようとするシステムの意図を感じます。
問題はCB陣ですね、Bradley Fletcherは何度かフリーを作られ(序盤特に落球に助けられました)後半脳震盪?で休む事が増えています。WASはそれほどでもないのですけれど、エースWRと対戦するLCBとしては能力的な見劣りがします。
そして、Fletcherが居ない時に入ってきたJordan Poyerはちょっと外守るのは厳しいです。熟練のSantana Mossが相手なのでルーキーでは難しいでしょうけれど、簡単にやられました。
反対側のCary WilliamsがダイビングINTや終盤危ない場面での素晴らしいカバーを見せたのは朗報です。この選手はレシーバーとの距離感が他の選手とはちょっと違うのでしょう。見てて違和感を感じるのですが、カバーはしているのでCaryの距離なのでしょう。
INT未遂王Brandon BoykinがついにINTを決めました。が、終盤のカバーでは悪いBoykinが出ました。サイズ不足はありますけれど、案外アウトサイドで使うと良いのかもしれません。
スターターのCBが1枚足りないのは戦前から分かっていましたが、Fletcherがこの程度だとするとシーズン全般に渡って致命的な欠陥になるかもしれません。1000ヤードを超えるようなWRと当たった時にダブルチームの負担を背負い続ける事になる危険を感じます。
前半の大量リードで後半セカンドチームを試したような場面も有りましたし、進まれても時間を使わせる展開では有りました。が、締めるべきところでも締められなかった部分も有りましたし、ディフェンスはまだ評価を出すには不安定です。もう少し見ましょう。
Chipがオフェンスのテンポが速くてもオフェンスを継続すればタイムオブポゼッションで勝てる。と見栄を切りましたが、実際32分29秒とボールをキープしています。オフェンスとディフェンスならディフェンスの方が疲れますし、プレイが決まっているオフェンスのほうが楽なのは当然です。ですから、ドライブが続いて行けば行くほどスタミナでオフェンス有利になります。前半はディフェンスのWAS疲弊が見てとれました。
ただ、リードして時間潰すようになると、当然アップテンポにはなりません。後半テンポを落としたこと+相手が慣れてきたことでオフェンスの快進撃が止まったのだとすると、後半の潰し方を工夫する必要が出てきます。
あと、後半オフェンスが停滞した時、WAS側がVickをヒットする場面が連続しました。脅かす意味で当たってくるのは今後も続くでしょうし、速いテンポでプレイを続けるのはダメージの蓄積も多いわけです。VickはQBと言うポジションを考えて、出来る限りダメージが残らないようなプレイをする事を考えなければなりません。スライディングは諦めるとしても、外に出る時は出る、投げた後は身構える。ちょっとした気の使い方で怪我を減らす事は出来るはずです。この試合のような当て方していたら16試合持たないです。
特にディフェンス面でいくつかの問題点は残りましたが、去年の地区優勝WAS相手にアウエイで勝利、これはまず喜びましょう。
6勝10敗程度の予想が多いですけれど、もう少し上が狙える気がしています。