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Kendricks契約延長(予定外

2015-08-25 09:14:00 | イーグルス
 すでに解雇されてしまったEvan Mathisと共にこのオフのトレード要員として名前が挙がり、Kiko Alonso獲得で居場所が無くなると見られていたMychal Kendricksと4年29ミリオン(うち16ミリオン保障)で契約延長をしました。
 ディフェンスはサイズ!でかければでかいほど良い、と言うポリシーのChip Kellyにとって5-11しか身長のないKenはアンダーサイズで前政権の置き物でしかない。そうも言われていました。そして、ドラフト当日の放出は無かったのですが、3巡指名でJordan Hicksを指名してILBを増やした事から放出の可能性はさらに高くなりました。
 しかし、アキレス腱の怪我から復帰途上のDeMeco Ryansが練習を休み休みの状況、Kikoは去年休んだ膝は良くなっているものの練習中のアクシデントから脳震盪になりリハビリに時間が掛かっています。Kenも太ももの怪我で練習を休んでいるのですけれど、爆弾を抱えていないと言う点で健康な事から契約延長となったのでしょう。

 正直、契約が2年(2015と16)残るKiko、オフシーズンの契約組み換えで残り2年になった(そして今年は解雇しにくい)DeMeco、ルーキーでDeMecoと入れ替えでスターターになる事を期待されるHicks、この3人であと2年は安泰と考えていたでしょう。Kenは放出要員でトレード先を探していたのは間違いないと思います。
 しかし、上記したスターター候補2人が怪我で調整が遅れている事に加えOLBのセカンドチーム2人Travis LongがACLでIR,Marcus Smithも股関節で開幕に間に合わない状況。KikoがOLBのバックアップを兼ねる状態の為にKenを残す事にプラン変更したと推測します。

 ILBのスターターがDeMeco,Kiko,Kenの3人から誰になるのか?OLBはConnor BarwinとBrandon Grahamで確定しています。このOLB2枚をKikoが上回るとは思えません(プロボウラーBarwinの万能性はKikoでも越えられないでしょうし、パスラッシュではGrahamが上です)これでスターターが務まる能力を持つ5人のLB陣から一人怪我が出ても戦力低下する事は無くなりました。デプス補強と言う点でKenのキープは大きなプラスでしょう。
 しかし、LB陣全体の契約と言う点では予定外の契約延長でしょうね。ここで4年29ミリオンの契約をした事はKikoとの契約延長などに影響してくるでしょうし、今年はゴーストが大きく解雇できないDeMecoを来年解雇する事になるかもしれません。

 怪我人続出の状況を考えればこの契約延長は致し方ないと思います。来年以降の契約は半年後のオフに考えるしかないです。

Bradfordデビュー

2015-08-25 07:53:00 | イーグルス
 プレシーズンゲーム第二週はBALをホームに迎えての試合となりました。40-17で快勝、その17失点も第4Qですし、ファーストチームの仕上がり上々と言った所です。

 先週はスキップしたSam Bradleyは5回投げて3回成功、プレッシャーを受けてもそこそこのパスを投げる事が出来るのは見せました(ちょっと上にずれるのは気になります)今回はロールアウトやボールキープと言ったフットワークは見せませんでした。これは膝を心配しての温存でしょう(それが出来ないのであれば試合に出さないはずです)
 ノーステップでミドルに投げれる肩の強さ、クイックリリースとサイズ、スプレットでショートを投げるスタイルと言う点ではChip Kellyの理想かもしれません。20ヤード程度のミドルからディープでコントロールミスが目立ちましたが、これはレシーバーとの熟成を進めていくしかないです。肩と肘の強さに頼りすぎのフォームがディープでのコントロールに悪影響かもしれませんが、慣れる事である程度は克服するでしょう。
 BAL側の要らない反則に助けられてドライブが繋がった部分はありますけれど、12プレイで84ヤード進めてTDを取ったのはEaglesデビューとしては素晴らしいプレイと評価します。開幕前の最終調整になる@GBではロールアウトとボールキープ、スクランブルが見れるでしょう。

 OLで心配だったAndrew Gardnerがまあまあのプレイをしているのは朗報です。トラップブロックでフリーになってセカンドレベルでLBを拾いにいくランプレイで5ヤード走ってLBを捕り切る。この動きが出来るのであればこのままファーストチームに定着するかもしれません。
 目立ちませんがLane Johnson今年は良さそうです。何にも特別な事をしていないのに普通に押して抑えてのプレイを続けています。

 ディフェンスのファーストチームでは先週絶好調だったBennie Loganが今週は捕られてました。ランを出されたプレイではアンカーとしての仕事が出来ずに流される場面が目立っています。
 ニッケルCBにはEric Roweが入りました。現有戦力ならばRoweが3番手でしょうからニッケルパッケージでRoweが入るのは自然でしょう。こないだ書きましたが、Roweが入る時はNolam Carrollをニッケルに入れてRoweを外で使うかな?と思っていましたが、普通にRoweをニッケルに配置しています。同時に面白いと感じたのは3rd1のショートヤードシチュエーションでの4-2-5ニッケルでDLにはBrandon Graham,Fletcher Cox,Vinny Curry,Connor Barwinと置きました。これが5ヤード10ヤードのサードダウンならばパスラッシュセットとして当然の人選なのですけれど、1ヤードのごり押し状況でCurryをDTに置きました。大型DL入れて受け止めるよりもギャップを割ってロスを狙える足が有る(パワーは劣る)Curryを入れたのは積極策を試したのかもしれません。

 
 オフェンスの2シリーズ目からはQBだけMark Sanchezに変更してファーストチームを率いる事になりました。INTからのいシリーズだった事もあり、ラン中心でTDを奪いました。次のシリーズから他ポジションもセカンドチームに交代、相手の反則に助けられながらゴール前まで迫ってFG。

 ディフェンスのセカンドチームでまず目に付いたのはBeau Allenが押されている点、ダブルチーム貰った時は仕方が無いのでしょうけれど、1対1で押し込まれてど真ん中をRBが走り抜けるプレイを貰っています。
 セカンドチームのDLはCurryがDEとOLBの位置を変えながら余裕のプレイを見せた他は良いのか悪いのかプレイ毎に大きく変わる印象です。去年は4人でのローテーションで怪我無く終わりましたが、怪我人出たときに一番レベル低下するのはDLかもしれません。


 この試合の収穫はBradfordのパス能力が低くない事が確認出来ました。OLが勝利した事も大きかったのでしょうけれど、慌てる事無くパスを捌いています。
 ディフェンスもILB3人組がウオームアップはしたけれど試合には出ない状態でもそれなりに中央を抑えたこと、DBもファーストチームはまずまずのプレイだった事を考えると仕上がりは悪く有りません。