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61ヤードFG

2017-09-26 12:26:00 | イーグルス
 ホームでの開幕戦になった3週目のNYG戦、残り1秒からチーム記録になる61ヤードFGを決めて27-24で逆転勝ちし、2勝1敗となりました。

 試合途中で手首を痛めたDarren Sprolesは検査の結果、手の骨折とACL断絶でIR入りとなりました。リプレイ見たら膝にタックルが行ってますね、下手と言うより当てに行くタックルの危険なところが出ました。


 MVPはルーキーJake Elliottです。まさか61ヤードを決めるとは!ポールぎりぎりで後1ヤード遠かったら届いて無い軌道でした。試合後Donnie Jonesがまだ加入したばかりで練習でも50ヤード以上は蹴って無い。とコメントしていますし、ドラフト時の評価でも50ヤード越えたら安定感が無いと書かれていました。43ヤードラインからロングパス投げるか61ヤードのFG蹴らすかなら(万が一のINTリターンTDも考えれば)蹴るのでしょうけれどね。


 Carson Wentzはポケットから出るのか出ないのかの判断が遅いのですけれど、フットワークは軽くDEとの1対1ステップワークで完全に抜き去るなどスクランブラーとしても警戒する必要が有るところをアピールしています。ただし、そのうち怪我します、スライディングしないで当たりに行く場面が有るのは危険です。
 ロングパスの不正確な所は去年よりはましですが修正出来ていません。縦への一発とスクランブルがある所を見せればショート・ミドルのパスが通りやすくなります。

 OLはChance Warmackに変えて正解でしたね、途中出ていたStefen WisniewskiがLGでベストの選手だとは思いますけれど・・・
 ランブロックで全く押せないと言う場面が減りました。特にインサイドが潰れるとしても、外のどこかに逃げ道があるような形になってきています。これまでの2試合はRBがどうにか逃げる事すら出来ない形が多かったですし、良い方向に進み始めています。

 この試合、インターフェアをたくさん取って貰いました。そう言う所もベテランAlshon Jefferyの技術でしょう。ロングが安定すれば取れなくても旗が貰えるプレイを狙えるはずです。

 勝因はランプレイにありました。Wentzのスクランブルを除いてもRB4人で33回171ヤードと平均5.2ヤード出しています。
 2週目使われなかったLeGarrette Blountが腰の強いランを見せればWendell Smallwoodが明快に縦に入り込む。この2人の使い分けはチームの生命腺になっていきそうです。Sprolesが怪我するならDonnel PumphreyをIRに入れずに残しただろうとは思いますけれど、スイングRB/WRはMack Hollinsが担うのか、PSからByron Marshallを上げる事になるでしょう。


 DLはこれ以上無い仕事を続けています。Derek Barnettはまだ良いプレイが出来ていませんが、Timmy JerniganとChris Longがいい所で目立ち、Vinny Curryが3年ぶりに目を覚ましました(こいつは契約書見ながらプレイするタイプかもしれません)ただ、Eli Manningのようなポケット押し込んでも関係なく投げるタイプ相手だとCBの弱さが利いています。まあ、無理投げからのINTが有り、ゴールライン前でロスタックルで止めるなど十分に効果はあるのですけれどね。

 MyChal Kendricksが良い動きを見せています。システムに慣れたと言うよりも、ワイドナインでDEが外を回るシステムから、ワイドナインの配置からOLを押し込むように変えて、リードブロックに潰される事が減ったのが良いのでしょう。出足の鋭さが良い方に出ています。

 リーグベストと戦うには荷が重かったJalen Millsは翻弄され続けました。やっぱりNo2CBが適任でエース相手に1on1してはスピードもクイックネスも無理が有ります。
 Rasul Douglasは大型のポゼッションレシーバーの相手が務まる事をアピールする試合になりました。クイックネスで置いて行かれる場面も有るのですが、手を伸ばしてなんとか邪魔をする程度の反応力はあるようですし、相手を選ぶタイプだと思いますが、使い道のない大外れではなさそうです。


 同地区に2勝、悪くない9月の3試合でした。Sprolesを欠くのはSTでダメージが大きいですが仕方がないです。もしかすると、RBと言う点で横ではなく縦へのランが増えるのはプラスかもしれません。今年のOLは横よりも縦の方が良いように見えます。