Spikesカット

　BUFからトレードで加入したTakeo Spikesがカットされました、ベースサラリー分の5ミリオンキャップが空く事になります。

　去年終盤怪我で戦線離脱しましたが、WLBのスターターとして若手揃いのLB人を率いました。しかし、度重なる怪我と年齢からかプロボウル級の動きは見られず、5ミリオンの年俸に見合うだけの能力は持っていないと判断された結果の解雇でしょう。
　問題はOmar Gaither,Cris Gocongの2人がスターターとして成長し、3巡指名ルーキーStewart BradleyがSpikesが怪我をした後良いプレイをした事で後継者の目処が付いたと判断して良いのかと言う点でしょう。もう1人2年目を迎えるAkeem Jordanと4人しか事実上ロスターに居ませんし、全員が4年目までの若手しか居ないLB陣と言う事を考えても補強が必要です。
　今年はドラフトで2-3巡候補のLBの層が厚いと言われているようですし、そこら辺で獲得しても良いとは思うのですが、キャリア5-6年位の中堅選手をFAで獲得したほうがバランスは良くなりそうです。ただ、FAが始まる前に書きましたが、今年は元Eaglesの中堅LBがたくさんFA市場に出ていました、その中でもDhani Jones,Mark Simoneauはスターターとしては微妙ですが、LBどこでもやれる点ではバックアップとしては最適な人材でした、すでに2人とも元のチームと再契約していますしSpikesをカットする事はSamuel獲得する時点で規定路線だったのでしょうから獲得に動いても良かったのではないかと思います。

　サラリーキャップとのバランスを考えればカットは仕方が無いのですが、LBデプスに不安が残ります。何らかの補強手段を考えての動きだとは思うのですが、それがどういう形になるのかによってはチームのアキレス腱になってしまうかもしれません。
　

契約詳細

　Randy Moss獲得失敗からFA戦線の動きが止まってしまいましたが、サラリーキャップを考えればそう派手な動きが出来るわけがありませんし、ドラフト後に調整をする程度になるのかもしれません。トレードでWRを獲得しようとする動きも有るようですが、それならばドラフトで十分ではないかと思っています。

　獲得した2人の契約詳細が出ました。Asante Samuelはサインボーナス6ミリオン、今年と来年の2回7ミリオンのロスターボーナスが支払われます。ベースサラリーなどは先日書きましたが、予想よりも今年のキャップヒットが大きいです。サインボーナスが1年1ミリオン計上され、ベースとロスターボーナスを合わせれば今年8,6ミリオンキャップヒットする事になります。
　ゴーストサラリーが殆ど出ない設定なのはチームの方針に沿った形です、これでいつでも解雇できるのですが、言い換えれば今年のキャップヒットが大きくなり過ぎました。Moss獲得資金は本当に貯め続けていた出来高払いの繰越金を使う予定だったのかもしれません。

　もう1人のFA加入Chris Clemonsは5年18,5ミリオンと言う情報がありましたが、どうやら5年12,6ミリオンだったようです。これはJuqua Thomasとほぼ同じ金額です。ベースサラリーが合計8ミリオン強でサインボーナスは4ミリオン、他に少量のボーナスが付いているようです。
　この程度の契約で去年しか実績が無いとは言え8サックしたパスラッシャーを獲得出来たのは素晴らしい事です。DEのバックアップとしてでも安価ですし、ある程度ローテーションメンバーとして仕事をしてくれれば簡単に元が取れるでしょう。

　Samuelのキャップヒットが想像以上に大きい事を考えれば、Takeo Spikesの解雇が無いならばもうお金が残っていないでしょう。Jerome McDougleなど数人カット要員はいます、ドラフト指名後に契約を進めた時に怪我人が出ていなければ入れ替えを進めながら調整する事になるでしょう。

チャットを借りてみました

　なんとなくチャットがしたくなったので、レンタルチャット仕入れてみました。左側のメニューの下の方にチャットへのリンクがありますのでクリックしてください。
　とりあえず、週一回くらい曜日を決めてやりたいと思います。とりあえず土曜の夜開催で今月はやってみようと思います、用事が有るときは不在かもしれませんが出来るだけ土曜は22時から24時位まで居るようにします。まあ、時間が有るときは曜日に関係なく居るようにしますので気軽に参加してください。ジャンルはNFL中心ですが、まあ何でも良いです。

FAよりも契約延長

　FA補強はタンバリングしてるだろうと言いたくなる様な解禁直後の大型契約ラッシュが終わり、手ごろな値段で契約が出来るベテランや怪我を抱えている選手との契約が中心になります。
　今年のEaglesは元々FA流出がほとんど無く、William Jamesが抜けるニッケルバック、Thomas Tapehが抜けるFBくらいです。契約・年齢を考えればOLとSの補強も必要でしょうし、L.Jと長期契約が出来ないのならばTEの交代要員も必要になります。ルーキーを1年鍛えて2年目に実戦投入する事を繰り返してきました、そう言う意味ではWinston Justice,Jean-Gillesの3年目コンビをどう評価しているのかでドラフト指名の優先度が変わってきます。また相次ぐ怪我でスターターを任されそれなりにこなしたBrent Celekが次世代のTEとして見られているのかでも補強は変わるでしょう。ただ、今年すぐにFAで補強が必要なポジションではありませんから、FA戦線でこれ以上補強する必要は無いと言えなくもありません。
　
　現在FA市場に残っている選手の中で私が個人的に欲しい選手をリストアップして見ます。
　RB,Chris Brown TEN ファンブルと怪我が多いのですがWestbrookのバックアップとしては十分過ぎる能力を持っています。
　DE/DT Marques Douglas SF BAL時代から好きな選手です、DEでランストップ要員にしても良いし、DTでパスラッシュさせても良いでしょう。
　LB Boss Bailey DET TEをカバーできる能力とサイズを持つLBです、怪我が多いのは難点ですがニッケル専門でGocongと入れ替えるような使い方が出来ればディフェンスは更に良くなるでしょう。
　S Mike Doss MIN 怪我を抱えていますが、健康ならばこのまま消えていくような選手ではないと思います。SS,FS両方で使えそうです。
　
　元々FA市場に良い選手が出ていないことも有りますが、ざっとみた感じでこの4人くらいしか興味のある選手は居ません。（高すぎて取れなそうだったり、ポジション的に必要ないと思う選手は居ます）お金を無理に使うのであれば、Omar Gaitherとの契約延長に使うような戦力確保に使うのが良いような気がしています。

WR補強？

　契約の中の出来高払いは前年度の成績を元に達成可能かが判断され、達成可能とされた場合はベースサラリーに加算された形で計算されます。つまりシーズンが終わってから目標がクリアされたかではなく、達成可能と判断された場合は3月1日の時点でキャップに加算されます。そして、シーズン終了後に出来高の目標を達成できない場合にはその分をキャップから差し引くことになっています。そして、その差し引いた分の数字は翌年以降のキャップに繰り越して使う事が出来ます。この繰り越し分に期限は有りません、貯めておいて使いたい時に使う事が出来ます。Eaglesはこの繰り越し分が13ミリオン程度溜まっているようで、今年勝負に出る場合にはそれを使うかもしれません。

　NEと3年27ミリオンで再契約したRandy Mossに対し、それ以上の金額でオファーを出していたという噂が有ります。これが本当なのかは分かりませんが、Mossの代理人によればNE以上の金額を提示したチームがあるようで、Eaglesがそのチームだった可能性が有ります。普通に考えればキャップ枠が余っては居ないのでしょうが、上記した繰り越し分に手をつければMossに支払うだけのキャップ枠を作り出す事が出来るでしょう。
　Mossの獲得に動いていたのならば、本気で今シーズンスーパーボウルを勝ちに行く気が有る事の現れでしょう。今Mossに匹敵するWRでFA市場に居るのはDENのJavon Walkerでしょう、怪我に悩まされては居ますが健康ならばスピードとサイズを兼ね備えたチームが求める能力を持つWRです。個人的にはWalkerは好きではないのですが、Kevin Curtis,Reggie Brownよりも良いWRとなるともうあまり残って居ません。本当にWRのグレードアップを考えているのならばMoss以外とのWRと交渉している噂が立っても良いと思うのですが、全く聞きませんでしたしMossに手を出したと言う話も本当かどうかは怪しいと思っています。