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Coleの馬跳びブロックは珍プレイの殿堂入りでしょう

2008-12-09 07:46:58 | イーグルス
 レギュラーシーズン14週の@NYG戦は20-14で勝ちました、同時にワイルドカードを争うライバルが全敗しほんの少しですが可能性が広がっています。

 得点経緯を考えれば危なげなく逃げ切ったと評価していいですが、オフェンスのプレイコールに関しては理解不能なものがまだ多数有ります。
 NYGのDLの圧力に対して突破される事が多かったのにも関わらず、相変わらずドロー系の遅いプレイをやろうとしてロスを貰う場面が前半目立ちました。猪突猛進のNYG DLに対してやるべきはスクリーンやロールアウトのような外に逃げるプレイであって、ポケットの中での変化ではありません。プレイコールをMarty Morhninwegが受け持ってからオフェンスは上昇傾向に有りますが、まだ信用は出来ません。
 とは言え、TEへのパスを増やし、長短・縦横と変化を付けたルートを走らせた事は評価しましょう。特に、これまでNYGに(正確にはPlaxico Burressに)やられ続けた、縦に3人走らせてLBからDBのゾーンに入る瞬間に投げる7ヤード程度のパスをやり返したのは痛快でした。ディフェンスのシステムが同じなのですから、通用するプレイも同じな訳です、そう言う意味では頭を使ってきたと言って良いのでしょう。
 とはいえ、Brian Westbrookの個人技任せの30,40ヤードの独走TD以外TDを取れそうな場面は有りませんでした、たまたま抜けてしまっただけです。

 ディフェンスはBrandon Jacobsの怪我の影響も有ったのでしょうが、先行して投げさせる勝ちパターンに入った事でランを封じ込めました。サックは有りませんでしたが、Trent Coleが1対1で圧倒し長いのを投げられる不安は有りませんでした。何度かロングパスを貰いそうな場面が有ったのですが、キャッチミスをしてくれた事で助けられています。
 Omar GaitherからAkeem Jordanに入れ替えた事が良い結果を生んでいます、特にランディフェンスではタックル出来なくても踏み止まる事でサポートが来るまで時間を稼いでくれます。問題はこの後のCLE,WAS,DALと強力なレシーブTEを持っている点でしょう、TE対策が泣き所ですしパスカバーの良いGaitherを使わないで大丈夫なのかが問題になるでしょう。

 問題なのはSTです、苦手の球場で51ヤードのFGを決めて今日は調子良いと期待させ、Coleの驚異的なFGブロックを見せてくれたのですが、その後は酷い物でした。前半終了間際は風が強い中、珍しく時間を上手く使って安全圏まで進んだ所でのFGブロックリターンTDを貰い、後半にはもう一度FGをブロックされています。風が巻いていたので低い弾道を蹴ろうとしたのがブロック連発の一因では有ると思いますが、1試合で3つもFGブロックが出るのはプロとしてレベルが低いと言うしかないです。

 Burressが居なかった事で、これまで散々やられてきたパスラッシュは掛かっているのに適当に投げたハイボールを取られて止められない負けパターンから脱出しました。あと3試合全部勝ってもプレイオフに残れる可能性は低いです、ですがチャンピオン相手にこういう試合が出来るのですから少しでも可能性が有るうちは期待しましょうか、今後同地区対戦が増えますから星の潰しあいになってくれるでしょうし。