イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

10cm足りず、10年が終わりました

2008-12-22 20:37:37 | イーグルス
 通常ですともう一度見直してから試合の感想は書くのですが、今回その必要は無さそうです。

 直前にTBがSDに負け、WAS,DALに連勝すればプレイオフ進出を自力で決められるチャンスが転がり込んでの1戦でしたが、3-10で敗れプレイオフの可能性はほとんどゼロになってしまいました。

 ツーミニッツからの逆転をほとんど見せた事が無いDonovan McNabb(チームとして見た事が無いのですが、McNabbの精神的な弱さがツーミニッツでは目に付いてしまいます)ですが、この試合はReggie Brownがキャッチしてそのままエンドゾーンに倒れこめば同点にまでドライブしました。しかし、今年何度も何度も見た10cm足りずに惜敗する事を繰り返す結果になりました。

 敗因はWRを2枚欠いた状態でランではなくパス主体のオフェンスをした事に尽きます。しかし、Brian Westbrookは足を引きずり、Correll Buckhalterも数少ない出番の後は膝の違和感を訴えるようなしぐさを見せていましたからランをコール出来ず、パスを投げるしかなかったのでしょう。
 そのパスですが、WASのパスはファーストダウンを取る為のプレイを選択しているのに対して、うちのパスは状況よりも成功するパスをコールしているだけ、この差が結果として出たのでは無いかと思います。3rd&8で5ヤードのパスを投げる、こう言う意味不明な(RACに期待しているのでしょうけれど)プレイがとにかく多く、取ったけど足りないパスを見続ける事になりました。
 DeSean Jacksonもオープンになれば球が来ない、たまに来れば落とすと精神面の未熟さを露呈しました。これまでは競り合いでのアクロバットキャッチは得意としてきたのですが、取ればTDのロングを2つ落としています。
 
 ディフェンスはターンオーバーからのTDですし、苦手のラン+TEへのショートのチームを相手にした事を考えれば健闘したと言って良いのですが、どうもこういうディフェンスでの凌ぎあいになった時、終盤完璧に抑えるのに中盤であっさり失点する時が有るのが気になります。

 まだTB,CHIが負けて、来週DALに勝てばプレイオフに出れるのですが、OAK相手のTBが負けるわけ無いです。自らの拙攻でシーズンを終わらせる事になりました。本当に1ヤードが取れないシーズンでした、これはDuce Staleyの時から3rd&1が取れないと言い続けていますが、ここまで1ヤード、10cmに泣かされたシーズンは無いでしょう。1ヤード取れていれば11勝5敗でレギュラーシーズンを終えていておかしくないのですから・・・

 Brian Dawkins,TRA,Jon Runyan,L.J SmithらがUFAになります、何人が戻ってくるのか分かりませんが、Andy Reidのオリジナルチームは10年間の幕を下ろす事になるでしょう、Hugh DouglasやStaleyがチームを去った時とは違い「もう次は無いかもしれない」そう言う気持ちになります。

久し振りのTE&ラン対策

2008-12-22 02:04:55 | イーグルス
 前日の試合でDALが敗れました、あとはSD,MINの奮闘に期待しましょう。

 ハンデは5点有利
 ESPN 10-0
 USA Today 7-1
 TSN 8-0
 アウエイで5点有利ですし、かなりの戦力差が有ると判断されています。

 すでにChris Samuelsを失っているのですが、代役を務めていたJon Jansenも欠場濃厚です。Stephon HeyerとJason FabiniどちらがLTに入るのかは分かりませんが、Trent Coleならばかなり有利なマッチアップとなるでしょう。Jason Campbellの背後を常に脅かす事でロングパスを狙いにくくする事が出来れば選択肢を大きく狭める事が出来るはずです。
 前回の対戦ではChris Cooleyに掻き回されました、最近強力なTEとの対戦が無かったのですがメンバーの入れ替えはありませんし苦戦する事になるでしょう。誰を付けてもスピードかサイズでミスマッチですし、TEへのショートではパスラッシュを増やしても間に合わないでしょうし、逆効果になる可能性の方が高いと思います。
 そう考えると、DL(特にDE2人)でパスラッシュを掛けショートゾーンを厚く守る事が重要だと考えます、カバー2のようなシステムを用意する事が必要でしょう。

 パスカバーにStewart Bradleyを使う事になるとランが止まらなくなるでしょう、ランとTEへのショートのコンビを貰うと機能不全になる事はメンバー的に防げません。先行してランを消すか、DLがOLを圧倒するが、どちらかの展開にならなければ久しぶりの大量失点をする可能性が有ります。

 1点差でもいいから勝たなければなりません、TB,ATLの結果待ちですがプレイオフの可能性は有りますし、プレイオフを争うチームの中で対戦が有ったNYG,ARI,ATLには勝っているのですから(NYGとは1-1)生き残ればチャンスは十分に有ると思います。

ランで押せないと厳しくなります

2008-12-21 07:26:45 | イーグルス
 レギュラーシーズンもあと2週、@WAS,DALの同地区2試合が残りました。

 怪我人はShawn Andrewsに加えて、Hank Baskettが膝の捻挫で欠場、Kevin Curtisがふくらはぎの怪我で練習を全て休んでダウトフルで欠場する事になりそうです。Todd Herremansも膝の怪我でクエスチョナブルですが、もう変えが居ませんから出すしか有りません。
 WAS側はJon Jansenが膝の怪我で欠場濃厚、Clinton Portisが背中の怪我でクエスチョナブルになっています。他にもクエスチョナブルが数人居ますが、練習には参加しているので出てくるでしょう。

 WRを2枚欠く事になりそうですが、Reggie Brownが休養十分で待機しています、DeSean Jacksonとスターターでコンビを組む事になります。Jason Avant,Greg Lewisと頭数は居ますし、それほどの戦力低下にはならないでしょう。元々Shawn Springs,Carlos Rogers,Fred Smoot,DeAngelo Hallと分厚いCB陣を擁している為にマルチWRセットが効果的でないと考えれば良いのだと思います。
 スターターのDTが両方クエスチョナブルです、こちらもLG HerremansがクエスチョナブルでRGは3番手のNick Coleでインサイドに不安が残りますが向こうが万全でないのが大きな助けになるでしょう。
 
 CBの層が厚いと言う事で、サードダウンはとりあえずAvantに投げておこう、これが通用しない可能性が高いです。先週のように5ヤードくらい残してサードダウンを迎えるようなオフェンスの組み立ては危険ですから、ファーストダウンのランでしっかり4ヤード稼ぐ、パスを落とさない事が重要になるでしょう。
 Brian Westbrookのランを言う点では、対面にLondon Fletcherが居るのは大きな障害です。Westbrookのスピードに付いてこれる選手ですからリードをしっかり付けてランを展開した方が良さそうです。3WRセットが非効果的と言う事も有りますし、Dan Kleckoを多用したランオフェンスに期待します。
 優秀なDB陣が目立たないようなランオフェンス重視の展開を期待します、WestbrokとCorrell Buckhalterを上手く使い分ける事も重要です。あと2試合勝たなければプレイオフの可能性は有りませんが、その2試合でWestbrookを消耗させても次が無いのですから。


DeSeanにプロボウルでPRやらせたかったのに

2008-12-19 08:11:08 | イーグルス
 Asante SamuelとBrian DawkinsがPro Bowlに選出されました、2人とも今シーズンの結果よりもネームバリューで選ばれたのでしょう。他にはBrian WestbrookとTrent Coleが控えの2番手に入っているようです。まあ、プレイオフに出れるか出れないかのチームですし、この程度の評価が妥当だと思います。

 マンデーナイトゲーム後の火曜日練習はフィジカルチェックの為に短縮され、水曜日の練習から通常練習に戻りました。Jon RunyanとTodd Herremansが休んでいるのは気になりますが試合には出てくるでしょう。Herremansは毎年他に怪我人が出てから怪我をするので休ませてもらえないのですが、今年も怪我を抱えたままプレイする事になりそうです。
 Kevin CurtisとHank Baskettの2人も練習を休んでいます、特にBaskettはMCLですしWAS戦に出れるかは微妙なようです。2人が休んだ事で、最近アクティブになれないReggie Brownがファーストチームで練習をしています。ただCurtisは試合に出るでしょうし、DeSean JacksonとCurtisがスターターJason Avantがスロットでプレイして、BrownとGreg Lewisのプレイタイムは少ないでしょう。
 
 Westbrookの消耗が気がかりだったのですが、15キャリーと負担を軽減する事が出来ましたし練習に参加しています、この分ならWAS戦でも元気にプレイしてくれるでしょう。Westbrookが居る居ないでオフェンスは一変しますし、シーズン終盤健康な事は心強いです。

エンドゾーンINT2回・・・

2008-12-17 08:32:10 | イーグルス
 3連勝しかない状態でのCLE戦は30-10で快勝し8勝5敗1分になりました。DALに勝ち、TB,ATLが負けるのを待つ事に変わりは有りません。

 CLEのディフェンスは開幕戦のCLE-DALをDAL戦前の予習で見た時と何も変わっていませんでした。3-4のDL3人しかパスラッシュをせず、ノープレッシャーのQBが緩いゾーンを打ち抜きました。Donovan McNabbは35回投げて26回成功の2TD1INT、DL相手ですがプレッシャーから逃げるフットワークも軽快でしたし好調を維持しています。化け物Shaun Rogersの手に引っかかったのが3回も有りましたが、これは仕方が無いでしょう、シングルカバーでRogersを相手し続けたJamaal Jacksonは褒めてあげるべきだと思います。余裕を持って投げ続けた事で可能となった15ヤードド前後のパスが次々に決まっています、これがEaglesのパスルートの見本と言って良いプレイを見せてくれましたし、サードダウンを65%の高確率でクリアしたのもミドルパスの成功が原因です。しかし、サードダウンロングを結構残して、投げたパスがたまたま通っただけのようなドライブも多く、普通ならこういう形になればブリッツの嵐に飲まれてしまったかもしれません、そう言う意味でこの試合のMcNabbの数字は割り引いてみるべきでしょう。
 Brian Westbrookは16回53ヤードで数字が伸びていません、それでもCorrell Buckhalterと交互に使うような場面も有りましたし、Buckhelterも6回55ヤードと期待に答えてくれました。こういうプレイが出来ればWestbrookを温存する事が出来るようになります、Buckhalterにドローさせる使い方のほうが悪かったと言う事です。
 7回レッドゾーンに入り、2つしかTDを取れずに2度INTを喫した事は問題です。DeSean JacksonのINTは横に流れてスピード差を活かすプレイを続けてきた裏を突こうと思ったのでしょうが、真ん中が厚く仕方なく投げたのかもしれませんし、あれは取ったSean Jonesを褒めましょう。10番がへろへろ球を投げるところだけハイライトで見るとKoy Detmerが復帰したように見えてしまいます・・・
 Hank Baskettへのコーナーですが、高さを生かす場合にはもうちょっと内側から出発して斜めに逃げるルートを取らせるべきでしょう。まっすぐ走らせた事とボールが短い事がINTの原因です。ただ、時間が無かった点、再三ああいう場面でFGブロックを貰ったのも判断ミスの要因なのでしょう。INTよりも、その後のWestbrookの追走の方が私は怖かったです、ああいう不用意に起こる全力疾走で腿の肉離れとか結構多いですし。
 
 ディフェンスは落とさなければ怖いBraylon Edwardsにやられました、これは仕方ないです、6-3のサイズにちゃんとコントロールされればそうカバーできるものではありません。後輩Jason Avantと2人100ヤード突破していますしMichiganのWRは大成しない伝説の具現者がこの試合頑張りました。
 Jamal Lewisを14回32ヤードに押さえ込みました、Kellen Winslow欠場で1人余る形を作れたのが成功の原因だと思います。逆に考えると良いTEが居る時のランディフェンスにはまだ不安が残ります。
 Stewart BradleyがミドルのゾーンカバーからINTを記録しています、ゾーンやらせると突っ立ってるだけなのですがそこにボールが飛んできました・・・。LBのパスカバー下手と言う点ではシーズン通して成長が見られません、これがTE対策に影響しています。
 ランをしっかり止めてブリッツを入れる、勝ちパターンをしっかりと実行し続けまともにドライブされての失点で3点で抑えました。DEが全員戦力になって来た事がローテーションでの体力温存につながり、良い結果を生んでいます。Trevor Lawsが成長すれば更に良くなる事でしょう。

 課題はなんと言ってもKevin Kolbの不調です、内側に入ったWRとCBの1対1でオーバースローだけはしてはいけません。単なるコントロールミス、経験不足と言う物ではなく、本能とかそう言うレベルでQBとして使い物にならない気がしてきました。


 今日のDeSeanはワイルドキャットからパスを投げてのINT有り、パントは回り込もうとしてロス連発とミスの多い試合になりました。ただ、WRとしては安定して良いプレイを続けています。