イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

OTA終了

2010-06-11 07:28:00 | イーグルス
 いつのまにかOTAも全て終了し、次の練習は7月26日からのトレーニングキャンプとなりました。FA・トレード、そしてドラフトでの新加入選手があまり話題にならないOTAだった事もありますが、盛り上がらないまま終わってしまいました。

 ルーキーとの契約は順調でRicky Sappにはサインボーナス0.2ミリオン+ルーキーミニマムx4年の契約、Keenan Claytonとも4年契約で合意しています。
 OTAが終わりルーキーFAの選手を数人カットしました、ドラフト選手との契約でロスター枠が無くなる事と練習を見て必要ないと判断されたのでしょう。
 アキレス腱の手術を受けるMarlin JacksonをIRリストに登録しました。2年契約なので2011シーズンの復帰を目指す事にはなりますが、予定よりも早くファーストチームに昇格したNate Allenが順調にスターターとして仕事をしてくれればカットされるでしょう。逆の見方をすると来年Marlinに期待しなければならない状況ならDBが相当レベルが低いと言う事です。

 今年のベースサラリーを30%以上上回る形での契約延長が出来ない今年の特別ルールの為に契約延長交渉が進まないDeSean JacksonがOTA後半をサボっていました。これはキャップが無い今年に選手を囲い込むのを抑制する為の条項なのでしょうし、フロントの責任ではないです。そこはDeSeanも理解している物と思っているのですが、トレーニングキャンプもホールドアウトするかもしれないようです。
 Kevin Kolbが同じような条件でサインボーナス10ミリオンを超える契約延長(スターターに昇格する今年の分と合わせて2年13ミリオン程度と考えるべきですが)をしています。QBと言うポジション、Donovan McNabbを放出してスターターを与えたKolbを簡単には手放せないので仕方が無いのですが、DeSeanから見れば面白くないでしょうし、同様のサインボーナス山盛りの契約延長をオファーしろ、と言いたいのかもしれません。でも、Kolbは契約最終年度、DeSeanはあと2年契約が有りますしチームは今年度が終ってから来年以降の労使交渉を見てから契約延長をするつもりでしょう。

まだLB取るの?

2010-06-09 07:43:00 | イーグルス
 ドラフト後STLとルーキーFA契約をした後にカットされていたLB Simoni Lawrenceと契約しました。ドラフトで3人LBを指名して、Omar GaitherとStewart Bradleyが怪我から復帰するのにこれ以上LBを取る意味が有るのか、LB以外に補強すべき点がいくつも有るのではないか、様々な点で疑問が湧き出る補強となりました。
 Lawrenceについては、ルーキーFAはアルファベット順に略歴を追っているのでそのうち書く事になるでしょうけれど、カレッジではSSでスピード不足のためにプロではLBとして挑戦する事になった6-0 232ポンドの選手です。カバー2LBとドラフト時は評価されています。

 さて、LBをここで入れる、つまりLBに不満が有ると言う事はどう言う事なのか、怪我で練習を休んでいるとは言えジョギングなどの別メニューで調整しているBradleyがMLB、元1巡指名のBrnie SimsがWLB、去年後半スターターを奪ったMoise FokouがSLBでスターターは固まりつつ有ります。2年目Fokouの能力には疑問が残る面も有りますが、BradleyとSimsは怪我などのアクシデントが無ければ標準以上の能力を持つ選手で間違いありません。
 LB枠は通常6でスターター3人は確定となればバックアップ兼ST枠の3をドラフトされたルーキー3人にAkeem JordanとGaitherのスターター経験者で争う状況でOTAを過ごしています。ここにLBを入れる必要は全く有りません。ニッケル時のパスカバーLBを加えたかったのかもしれませんが、ドラフトされたKeenan ClaytonとJamar ChaneyはOLB,ILB部門で共にスカウティングコンバイン40ヤードで1位の数字を出したスピードの持ち主です。真っ直ぐのスピードで全てが決まる訳ではありませんが、育て方でいくらでも良くなる素材でしょう、育成に時間が掛かるとしても中堅AkeemとGaitherで今年を乗り切るのは問題が無いはずです。
 ワークアウトに呼んでからLawrenceと契約をしたのですから何か光る物があったのでしょうが(上記したように人数は足りているので練習要員とは思えません)同じシステムのSTLをカットされている選手を拾うのは色々と考えさせられます。
 どうせファイナルカットを生き残れない選手が一人入っただけと流せばいいのかもしれませんけれど、今OTAで練習をしているLBは何をしているのか、コーチから評価されない程度なのか、新加入の期待よりも現有戦力への不安の方が大きくなるルーキーの加入です。

 怪我以外の理由でOTAを欠席する選手が増えてきましたが、それほどの心配は要らないでしょう。契約問題でホールドアウトと言う感じでは有りませんし、元々が自主練習なのですから。
 ただ、規律と言う点でこう言う時に全員で頑張っていこう、こう言う雰囲気が作れて居ないのが気がかりです。コーチ陣にそう言う結束を促すつもりが無いのは明白ですし、これまでそれを請け負ってきたベテランのリーダー達も居ません。今年もリーダー不在の欠点は変わらないかもしれません。

Eric Moncur

2010-06-07 23:49:00 | ドラフト
Eric Moncur Miam(Florida) DE 6-1 238ポンド
 スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.94、ショートシャトル4.32、スリーコーン7.26、垂直飛び28インチ、幅跳び9-1、ベンチプレス24回を記録しました。レッドシャツを経験後
1年生 11試合出場 22タックル 3ロスタックル 1サック
2年生 11試合出場 24タックル 2ロスタックル 1サック
3年生 10試合出場 31タックル 9ロスタックル 5.5サック
4年生 4試合出場 4タックル 2.5ロスタックル 2サック
膝の怪我で4試合出場後に手術を受けました、レッドシャツ扱いとなっています
4年生 6試合出場 10タックル 1ロスタックル 1サック
 3年生までは順調だたのですが、膝の怪我で一度目の4年生を棒に振り、二度目の4年生もヘルニアでシーズンを半分休む事になりました。膝の怪我は完治しているようですし、去年の怪我は軽傷だったようなので開幕まで怪我を引きずる事は無いでしょう。プロデイ時に238ポンドしかないですし、3-4OLBが適任で4-3DEとしてはサイズ不足ですが、Trent Coleのカレッジ時代とほぼ同じサイズですしキャンプまでに250ポンド以上に増やす事になると思われます。怪我をした一度目の4年生の開幕時にはドラフト3巡程度と予想されていた素材なので、怪我を治しバルクアップに成功すれば思わぬ拾い物になる可能性も有るでしょう。が、ドラフトで3人DE候補を指名している事を考えるとPSに残れるかどうかですらぎりぎりと言う事になりそうです。

Jeraill McCuller

2010-06-06 23:45:00 | ドラフト
Jeraill McCuller North Carlina State OT 6-7 322ポンド
 スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.5、ショートシャトル5.2、スリーコーン8.32、垂直飛び23インチ、幅跳び7-8、ベンチプレス23回を記録しています。レッドシャツ経験後1年生は1試合の出場、2年生はRTとしてシーズン後半4試合に先発、3年生はRTで12試合に先発し許したサックは2つ、4年生はLT.RTなどで12試合に先発しシーズンで2サックを許しています。ACC所属のNC Stateですし、通算28試合先発で6サックの記録は優秀と言えます。
 サイズとプロデイの記録から見ればRTとしての獲得でしょう、ベンチプレスの回数がイマイチですが6-7なりの腕の長さであればベンチが若干少ないのも仕方が無いでしょう(腕が長い方が不利らしいです)ミニキャンプでどこを守っているのか良く分かりません・・・早い話が記事にして貰えない程度の期待しか地元でもされていないようです。それでも、OG/OTの4ポジションを守れるらしいですし、チームの伝統となりつつあるカレッジRTをOGで使う方針に沿った選手のようです。
 若手のOLが足りないから練習の為に獲得しただけに見えなくも無いですが、まずはPS枠に入る事が目標となりそうです。

Abiamiri怪我の功罪

2010-06-06 06:24:00 | イーグルス
 ドラフト1巡Brandon GrahamがLEのセカンドチームとして練習をしている以外、何の情報もないままなのですが、先日の練習ではJaqua Parkerとファーストチームの練習を分け合ったそうです。ですが、対面のWinston Justice相手に通用したのかに付いての記事は有りません・・・ぶち抜いてサックを決めたならば大々的に書かれるでしょうし、そうはならなかったのでしょう。
 これまでパスラッシュ時にDTに入っていたDarren Howardをカットし、後継者としてDE/DTでプレイするはずだったVictor Abiamiriが怪我で練習を休み続けています。パスラッシュ時のDL編成はREにTrent Cole、LEがJaquaとGraham、DTにはDarryl TappとDaniel君が並んだようです。Abiamiriの怪我を隠してTappをトレードで獲得したのはLEでColeの逆側強化ではなくDTからのパスラッシュ要員だったのかもしれません、通常TappはREのセカンドチームで練習しています。
 Abiamiriの怪我でDE/DT偏重の補強となりましたが、Abiamiriに頼ってシーズンを向かえ使い物にならなかった可能性を考えると他の補強ポイントの補充が遅れた事は考慮しなければなりませんがDL全体の能力を考えると良かったのかもしれません、新加入選手がどれだけ働いていくれるかはまだ不明ですけれど。

 Trevard Lindley,Jamar Chaney,Jeff Owensの3人と4年契約しました、Charles ScottとKurt Colemanに加えて5人のドラフト指名ルーキーと契約した事になります。
 4巡指名のLindleyはトップスピードに欠けショートエリアでのボールへの反応に優れたCBと見られています。ルーキー同士のマッチアップでパスを叩き落としたとか、INTを決めたとかの情報が断片的には入ってきますが、NFLレベルで足が遅いのかどうかがわかるような記事は有りません。バックペダルの足運びを基礎の基礎から修正されていると最初のミニキャンプで言われていましたが、今でも長年の癖が抜けていないようです。良く考えれば延びる余地が有ると言う事です、サマーキャンプまでに慣れてくれると良いのですが。
 ヘルメットだけでもCBとWRの1対1は能力差が見えやすいと思うのですけれどね。Marlin Jacksonの離脱でVictor HarrisをFSに戻すかどうかと言う点でもLindleyがCB4番手で使えるかどうかはDB編成に大きく影響するはずです。

 ルーキーRB Scottが怪我人相次ぐRB陣の中でセカンドチームとサードチームに入っているようです。練習の映像を見てもサイズの割にスピードが有りそうですし、面白い存在になるかもしれません。ショートヤード要員としてNOから引き抜いたMike Bellが怪我で出遅れていますしBellを打ち負かして3人目のRBのポジションを得る事を期待します。