NFL記録にFolesの名前が・・・

　@OAK戦はうちより酷いDBが有ったのを知る珍しい機会になりました。Nate Allen+Earl Wolffよりもカバーセンスの無いSを見るのは本当に珍しい・・・

　49-20での圧勝でしたが、獲得ヤードで負けている不思議な数字が出来上がりました。ターンオーバーを食らわないでこういう数字が出来るのはこれまた珍しいです。
　Nick Folesは7TDパスでNFLタイ記録となりました。最後はMatt Barkleyとセカンドチームにスイッチして記録更新はなりませんでした。その前に2シリーズほど簡単に攻撃終わらせていますし、そこで取っていればNFL史上に名前が残ったのに・・・

　勝因はOAKのDBが笑えるくらい連携を欠いていた事。OAK戦の前にNYGを見ながらスナップの前にマンかゾーンか、Sがどの範囲をカバーするのか、ダブルチームは有るか無いかを予想して遊んでいたのですが、本当にモーションされると過剰に反応したり、Sがすなっぷ前に偏りすぎたり、相手QBから見たら笑えるくらい簡単にカバーを読まれていると言う話をしていたのですが、OAKのDBはそれ以上に酷かったです。
　LeSean McCoyのランを止めにきたのでしょうね、外に走っている時に前に前に埋めに来るSの上がりは良かったですし、Nick FolesならばMcCoyを止めれば手詰まりになると考えたのでしょう。実際ここ2試合はMcCoyのランが出ずに裏表の駆け引きをする前に攻撃が終わってしまいましたから、McCoyを止めに来るのは正解なのですけれどね。
　7つのTDパス、難しいパスはほとんど無く、空いてる所に投げただけです。Riley Cooperに体を入れられて弾き飛ばされるCBを見ながらAllenが敵チームに居るのかと思いました・・・

　この試合、プレイの読みを何度も外しました。スナップ前の位置でランかパスか大概分かるのですけれど、この試合は普段ドローでMcCoyに渡すセットでパスやスクリーンに展開する場面が何度か有りました。McCoyのランを軸にするパターンを読まれたと判断しての裏なのか、たまたまなのか、プレイコールのパターンを変えてきたのは良い事だと思います。
　もちろん、フィールドを上から見る映像見てのプレイの読みなのでフィールド上の選手がそこまで判断できるとは思わないのですけれど、硬直化していたプレイコールを変えたのがリズムを生んだと考えます。

　
　ディフェンス、若い頃のMichael Vickのような走るだけのQB相手なのを考えればヤードは稼がれましたが大きな問題ではありません。パスカバーと言う点でまだCBとSのゾーン割りとダブルチームなど連携の悪い場面も有りましたけれど、こんなもんでしょう。
　Issac Sopoagaのトレードと第4Qセカンドチームに変えた事でFletcher Cox以外のDLがほぼ全てプレイタイム同じとなりました。3-4のNTにはBennie Loganが昇格しましたが、4-3が多かったように思えます。来年本格的NTを入れて再建するのか、Loganのような足が動くタイプのNTで作っていくのか、残りの試合LoganやDLを見ながら考えていくものと推測します。


　Folesがこの試合で一気に成長するような事は無いと思います。NFL記録もOAKのDBの酷さの方がFolesの能力よりも大きな影響力を持っているでしょうから。だとしても、停滞していたオフェンスに爆発力を取り戻したこの試合は重要な意味を持つ試合になりました。