バックアップの確保が必要

　膝の手術から無事に復帰したJason Kelceと契約延長。怪我などのアクシデントが無ければCは当面入れ替えなどを考えなくて良い筈です。

FAと契約　David Molk

C　Jason Kelce　　Jylian Vandervelde　　David Molk

　問題は小型軽量のKelceですから、ゾーンブロックからマンツーマンのパワー型にシステムが変わると年俸に見合わなくなるであろう事です。まあ、Chip Kelly政権のうちはゾーン主体でしょうから、気にする事も無いのでしょうけれどね。
　2つ目の問題はバックアップの人材不足。去年のプレシーズンを見た感じVanderveldeはCとしての基礎技術が試合で使えるレベルにはありません。1年間バックアップとして育成されてどれだけ向上したのかはプレシーズンで見る事になります。
　SDのキャンプをカットされていたMolkは2012年7巡でSD入りし12試合ST要員で出場後、指の怪我でIR入り。Cとしてはほとんど試合に出ていないようですが、カレッジ時代はベストCに与えられるRimington Trophyを受賞しています。それで7巡まで落ちたと言う事は、何かしらの欠点が有るのでしょう。

　Kelceが居るのでCの上位指名は有り得ません。下位でC/Gのような選手を取る可能性は有るでしょう。

プレシーズン日程

　プレシーズンゲーム4試合の相手が決まりました。


　第一週は@CHI、夏のCHIなら怪我をするような悪条件ではないでしょう。シーズン開始には悪くないと思います。
　第二週は@NE、この試合の前にはNEとの合同練習を行う予定になっているようです。去年はこっちにNEが来ましたから交互にやるのかもしれません。
　第三週はPIT、ファーストチームが一番長くプレイする3試合目がホームなのは良い日程のはずです。
　第四週は毎度おなじみNYJ。Michael Vickが戻ってくるのですけれど、普通に考えれば4試合目にVickは出ないです（スターターになれなくても、3番手の若手を使うでしょうから）

　オーナー同士で誰と試合するか決めて良いプレシーズンは毎回同じようなメンバーです、一番近いBALが最近外れていますが、近くにチームがたくさん有ると相手組みやすいです。

出来れば来年にまわしたい

　Evan Mathisも契約見直しを求め、結果放出。と言う噂が出ましたけれどDeSean Jackson放出以来Mathisの話を聞かなくなりました。

　30歳越えのMathisとTodd Herremansのスターターコンビ。32歳を迎えてキャリア最高のシーズンを過ごしたMathisはもう少し大丈夫でしょうけれど、2012シーズン以来少しずつ動きが悪くなっている31歳のHerremansはキャリアの終わりが近いかもしれません。

LG　Evan Mathis　　Allen Barbre
RG　Todd Herremans　　Dennis Kelly

　バックアップのAllen Barbreも6月に29歳となりますし、2年契約が切れます。ただ、OTに若手が多いのでデプス補充を急ぐ必要も有りません。

　ドラフトで指名する場合、1-2年育てる時間が有るので素材型下位指名だと考えます。Herremansの膝と足首、Mathisの年俸不満、こういった点の不安要素を大きく見ているならば上位を使う可能性も残ります。
　若手OTの成長を見つつ、来年のドラフト2-3巡で入れ替えを始める。出来るならば穏やかな入れ替えになって欲しいものです（スターター2人があと2年くらい頑張ってくれるのが前提になります）

LaneはRTのまま過ごすのか・・・

　Jason Petersと契約延長しました。FA市場でOLが予想外の安値で落ち着いた結果、やや払い過ぎのようにも見えます。オールプロを優先的に引き止めたと思えば仕方が無いですかね。
　5年間で8試合しか出場経験の無いAndrew Gardnerを獲得しましたが、宝くじ的なギャンブルでしょう。

FAで加入　Andrew Gardner

LT　Jason Peters　　Matt Tobin
RT　Lane Johnson　　Dennis Kelly
未完の大器　Michael Bamiro　　Andrew Gardner
　
　去年Petersの怪我の代役をしたAllen BarbreはOG優先、去年のキャンプでOGにも入ったKellyはOTに戻ると見られています。年齢的な衰えが無ければKellyの残り2年の契約が終わるまでPetersとLaneはスターターを譲らないでしょうけれど・・・

　バックアップとしてなら平均的なKellyと去年のプレシーズン良いプレイを見せていたTobinでデプスも十分。2メートルを越える未完の大器2人が急成長してくれると素晴らしいのですけれど、そうはならないでしょうね。同じ巨人系King Dunlapは7巡指名でしたが、1巡候補にもなった素材だったのですから簡単に2人3人と掘り出し物は見つからないでしょう。

　ドラフトで指名する可能性は有りません。取るならばOGの方です、OTを指名してもOGコンバート前提での指名になるはずです。

ChungはNEへ

　そう言えば、新加入選手の背番号が決まっていました。

3　 Mark Sanchez　＜NYJ
43　Darren Sproles　＜NO
66　Andrew Gardner　＜HOU
56　Bryan Braman　＜HOU
23　Nolan Carroll　＜MIA
27　Malcolm Jenkins　＜NO
42　Chris Maragos　＜SEA


FAで出て行った選手の行き先
Michael Vick　＞NYJ
Clifton Geathers　＞WAS

UFAでまだ市場に残る選手
Colt Anderson
Kurt Coleman
Phillip Hunt（RFAテンダーオファーしてません）

カットされた選手の行き先
DeSean Jackson　＞WAS
Patrick Chung　＞NE

カットされてFA市場に居る選手
Jason Avant

　背番号に特に感想は無いのですけれど、やっぱり今年もHOU出身が入ってきているのと、最後NOに負けたからなのかNOから2人引っ張ってきた。偶然なのかもしれませんけれど、分かりやすい補強になっています（ドラフトでもOregon戦活躍したZach Ertz取ったりしてるし）