うちでこの手のサスペンドは久しぶり

　2年目のLB Jake Knottが興奮剤の使用で4試合の出場停止処分を受けました。Knottは、薬物を使ってない栄養補助のサプリに何か入っていたのかもしれない。と薬物使用を否定しています。
　それでも、出場停止処分を受けた事には変わりないですし、普通プロテインやサプリなどはチームトレーナーが選んだ検査に引っかからないメーカーの物を使うと思うのですけれどね。
　ILB3番手を担う予定の若手が出遅れる事になりました。小さくないダメージだと思います。


　ドラフト後のミニキャンプの日程が公開されました。ルーキーだけのルーキーキャンプが5月16日から3日間。
　その後、自主参加のOTAが5月27日から29日、6月2,3日、5日、9日から12日までで行われます。最後に6月17日から19日まで3日間全員参加のミニキャンプが行われて7月末のトレーニングキャンプに向かう事になります。
　まあ、最初のルーキーキャンプでドラフト指名選手の動きの良し悪しを見て、27日にルーキーとベテランが合流した日にルーキーがどの程度かがはっきりすると言われています。27日がこの中では最も重要な日だと思います。

NT取るか取らないか

　DLの補強は今のところ有りません。ドラフト時の契約が残る若手ばかりですし、成長待ちで済ますのかもしれません。

UFAで移籍　Clifton Geathers＞WAS

RDE　Fletcher Cox　　Vinny Curry
NT　Bennie Logan　　Damion Square
LDE　Cedrick Thornton　　
PS要員　Joe Kruger　　Brandon Bair

　NTとしては小柄なLoganのままで良いのか？問題点はそこに集約します。NO戦でのスニーク連発で一回3ヤード献上した責任がDLに有るのは明白です。
　大型NTを獲得して、LoganをDEに回してThorntonと併用する。ランディフェンス強化には330ポンド級の本格派NT加入しか無いと思います。もちろん、4-3DTだったLoganに下半身の筋力アップを命じて3-4NTらしい体を作ると言う手も有りますけれど、元々ドラフト時290ポンドだったのを309ポンドまで20ポンド増量していますし、これ以上増やせるのかは疑問です。

　FA市場に出たNTはあっという間に売れてしまいました。ドラフト下位でもそこそこの置石は取れる代わりに、上位指名でも外す可能性の高いポジションでもあります。NFLレベルのOL2人を押さえ込める選手なんかそう簡単には居ないのですから。

　そういう意味でも、NFLで実績の有る中堅NTが欲しかったのですけれど、獲得に失敗したのですからコーチ陣が必要無いと考えているのか、ドラフトで取れば良いと思っているのか、本気で取り損ねたのか・・・どれかでしょう。
　SquareはNTではなくDE向きでしょうし、NTを獲得するのは悪い事では無いと思います。3日目のギャンブルでも良いからNT候補を獲得するのが良いと考えます。

またHOUのOL

　HOUのOLがそんなに好きなのか（その割に全然試合では使わないけれど）またHOUからOLを取りました。
　2009年MIAの6巡指名でBAL>CIN>HOUと渡り歩いたAndrew GardnerをFAで獲得しました。多分1年契約でしょう。
　身長6-6 3/4で304ポンド運動能力は人並み程度の記録を残しています。ST要員なのかOLとして試合に出たのかは分かりませんが5年間で8試合に出場しています。戦力として計算はしないほうが良いでしょう、当たったら儲け物程度のキャリアですから。


　NYJからFAで獲得したMark Sanchezは1年2.25ミリオン、出場級など出来高を全部足すと4ミリオン程度まで行くようですが、Nick Folesが無事16試合出れば出来高が発生するはずが有りません。
　Geno Smithが入るまで2009年から4年間スターターでしたが、QBレーティングを見れば良かった10,11シーズンでも75でしかありません。パス成功率が55%程度でINTが多いのが原因でしょう。
　Matt BarkleyとUSC出身2人で2番手を争う事になります。身長などのサイズ、40ヤードなどの運動能力。共に似たような物です。判断の甘さも・・・Barkleyでは経験不足と見てSanchezを獲得したのだと考えます。FA市場にそれなりの中堅QBが出てこない年でしたから仕方が無い、その程度の期待感です。4年間スターターでプレイオフに勝っているQBとは思えない低評価なのですが、世間の評価もその程度でしょう・・・


　QBのバックアップも埋まりました。ドラフトで指名すべきポジションが一つ減ったのは良い事です。

Damaris改造手術

　Damaris Johnsonが手術を受ける事になりました。


　リターナーが主任務になっているWR/KRのDamarisが出場機会を増やす為に膝・腰・足首などにシリコンを注入する最新式の整形手術を受け、最低でも4インチは身長を伸ばすようです。
　DeSean Jacksonの解雇以来、小さいWRじゃ駄目なんだ。大きくならなきゃ。と、周囲に洩らしているようで、Chip Kellyに気に入られる為の努力の一環として6フィートを目指すと言う事です。
　まずは、身長を伸ばす手術を受け、成功した場合には肩・肘などにもシリコンを注入。ウイングスパンを伸ばす第2段階に移行する事になります。

　この手術が成功すれば、6-0の身長でリターナーが出来るスピードを持つ素晴らしいWRが出来上がる事になります。美容整形の技術であって、スポーツが出来る体に仕上がるのか不安が残るのですけれど、頭からぶつかっていく相撲で脳天にシリコン入れて身長制限クリアした（今は新弟子検査に身長制限はなくなりました）と言う話が有りましたから、シリコンを注入しても大丈夫になったのでしょう。

　この手術の為にDamarisは春のミニキャンプは全休、7月のトレーニングキャンプからチームに復帰する事が予想されています。
　ChipやHowie RosemanはDamarisの挑戦に対して、弱点を改善していこうとする意気込みは素晴らしいとChipは褒め、Rosemanはドラフトまでに手術が成功したかフィジカルチェックがしたい。とGMらしいコメントを残しているようです。

　Damarisの人生をかけたギャンブルが成功するかどうか？私は5-8のままでキャンプに姿を現すような気がしています。