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微妙なOregonが増えました

2015-03-12 00:35:00 | イーグルス
 Oregon産と怪我人、Chip Kellyを引き付ける二つのキーワードを兼ね備えた選手がまた一人加入しました。

 OregonからSEAに2010年ドラフト4巡で入団、4シーズン過ごしてからNYGに移籍していたCB Walter Thurmondと1年契約で合意したようです。

 ACLの手術を受けていてドラフト時のデータが有りません。5-10 3/4で189ポンド。
 2011年は足首の怪我でIR入り、12年は2試合のみの出場、13年には薬物使用で4試合の出場停止を受けています。
 UFAになりNYGに入団した2014年は胸の筋肉を傷めて2試合でIR入りしました。

2010年 14試合出場 37タックル 7PD
2011年 6試合出場  7タックル  2PD
2012年 2試合出場  3タックル 
2013年 12試合出場 33タックル 1INT 6PD 1サック
2014年 2試合出場 4タックル

 基本的にニッケル・ダイムのCBです、1年契約のニッケルだとBrandon Boykinと同じになります。外で使えるとして取ったのであれば、Byron Maxwellとスターターコンビで取ったのですかねえ?ニッケル候補ならばJaylen WatkinsもNolan Carrollも居る訳ですし、スターターで取るには実績不足です。
 1年契約から考えれば、スターター候補は別に用意するつもりで有って欲しい。Thurmondはドラフトでスターター級を取り損ねた時の予備、またはスターター級を取った時にCarrollをカットする準備程度だと思いたいです。



 Frank Goreに逃げられたRBですが、SDのRyan MatthewsがPhiladelphiaに来るようです。2010年の1巡指名でSD入団、2014年はMCLで中盤欠場して終盤復帰したのですがすぐに怪我で戦線離脱しています。
 怪我が多いのは難点ですけれど、個人的にはGoreよりずっと上質のRBだと考えます。契約して良いと思いますよ。

プレッシャーに弱そうなのですよ・・・

2015-03-11 19:44:00 | イーグルス
 Sam BradfordとEaglesの試合は2011年の開幕戦@STLで対戦が有りました。ちょっと見直してみたのですけれど、Bradfordのパスはとにかくクイックモーションで球離れが早い、球速は普通でコントロールはプレッシャーが掛からなければ凄い正確、問題はプレッシャーを受けると逃げるまでも無く捕まる所(と言うか、自分から亀になってしまう)
 ドロップバックの動きは軽快です(これはACL2回でどう変わったのか見る必要は有ります)ポケット内のステップワークはSTLのOLが悪すぎて参考になりません。
 ああ、そういえばワイドナインやってたなあ、Nnamdi AsomughaとAsante SamuelがCBやってるよ。そっちを見てしまったのですけれどね・・・

 2008年にColt McCoy,Tim Tebowと争ってハイズマンを取り、2010年のドラフト1巡1位でNFL入り。当時のSTLはSpagがHCでPat ShurmurがOCでしたから教え子と言う事になります(翌年CLEのHCに就任)しかし、2011年の開幕戦を見てもSteven Jackson以外本当にタレントの居ないオフェンス陣ですし、オフェンスを向上させる事が出来なかったのも仕方が無いように見えます。

2010年 16先発 590回中354回成功 60.0% 18TD !5INT 76.5
2011年 10先発 357回中191回成功 53.5% 6TD 6INT 70.5
2012年 16先発 551回中328回成功 59.5% 21TD 13INT 82.6
2013年  7先発 262回中159回成功 60.7% 14TD 4INT 90.9

通算49先発で成功率58.6% 59TD 38INT QBレート79.3なら悪くないです。Nick Folesは3年間で24先発 61.6% 46TD 17INT 94.2なのですけれどね・・・・・・

 TDとINTの比率が3:2なのは平均的なQBの能力を持っていると考えて良いと思いますし、STLのタレントを考えれば良くやった、と言うべきでしょう。
 致命的なのはプレッシャーが掛かるとダメな所ですね、ポケットの中からならば本当に良い所に落とせるのですけれど、一人でも抜かれたら終わりの場面が見えます。ランニングスローとか出来るのかどうか、STLの試合よく見てる人に聞きたいところです。まあOLが酷いから致し方ない面は有るでしょうけれど・・・



 Mark Sanchezに2年9,5ミリオンを支払った件ですが、これは別にFolesと競わせるとかMarcus Mariota取って最初のうちはSanchezを使うとか関係ないと思っていました。元々スターター経験豊富で30過ぎのロートルではないQBなんて4-5ミリオンするの普通ですから。
 今回のBradford取りのトレードがいつから交渉していたのか分かりません。FolesからBradfordにエースが変わりましたが(Mariotaになるかもしれません)誰がQBでも2番手にSanchezが居るのは大きな保険だと思います。



 しかし、納得がいかないトレードです。Foles+1巡20位でBradford+1巡10位ならMariota取りの布石でも有りますし、10位でWRの2.3番手やCBの1番手を取ると言う事も出来たでしょうけれど、なんでドラフト権を出してまで怪我人と入れ替える必要が有るのか?
 Folesよりは(ACLやる前ですけど)ステップは軽いですし、クイックスローではあります。が、判断力と言う点で優れているとは思わないですし、先発時18勝30敗1引き分けの戦歴も気になります(Folesは15勝9敗)ドラフト権無しの1対1でも(年俸と健康面で)不満の出そうなトレードなのに、更に2巡を出すのはどうなのでしょう。

 フィジカルチェックが通れば成立してしまうので(言い換えれば膝はとりあえずOK)あとはキャンプ、プレシーズンから開幕戦でどんなプレイをするのか見る事になるのですけれど、Folesとドラフト権を出して多大なキャップヒットを請け負ってまで手に入れたBradfordは余程素晴らしいプレイを見せなければ厳しい評価を受ける事になります。



 最後に、無理やりですがポジティブに考えるとすれば、去年Folesの怪我でSanchezにバトンタッチした試合。あの試合のSanchezは素晴らしかった。Tom Bradyを見ているようなステップアップからのパスにステップアップから怪我をしない程度のスクランブル、ロールアウトからのショートパス。全てが噛み合っていました。
 これはOLのスキームとかではなく、Folesの足では出来ない(私はFolesなりの動きは出来ると思っていましたけれどね)そうChipが判断してしまった。40ヤード4.5でなくても4.7程度有ればこう言うプレイが出来る、ただ5.1のFolesはあまりに遅い、4.7程度は理想ではないけれど十分な走力。そう判断したのかもしれません。
 同時にBill Musgraveの指導だったのか、Folesのスローイングが大きく振りかぶるようになり、球速は少し上がったけれどもディフェンス側から見やすくなってしまった。これは2013年のフォームに戻すべきとずっと思っていました。その点でもBradfordのクイックスローは問題ありません。FolesとBradfordで見比べた場合にクイックスローと走力、ここをChipが重視するのであれば、総合力で大差ない2人(ゆえに健康面と年俸でFolesが上だと思います)入れ替える意味があるのかもしれません。

Bradford獲得

2015-03-11 06:33:00 | イーグルス
 2010年のドラフト1巡指名Brandon Grahamと4年26ミリオン14ミリオン保障で合意した模様です。
 Trent Coleを解雇してROLBのポジションにはPITのJason WorildsかWASのBrian Orakpoを取りに行くと予想されて居たのですが、ここにきてGrahamの再契約は全く考えていませんでした。
 4-3DEが本職で3-4OLBでは能力を発揮出来ていないように見えるからで、3-4移行から2年間の間も3-4OLBと言うよりもニッケル4-2-5パッケージのDEで使われる事が多く、OLBとしてのショートエリアパスカバーなんかは苦手に見えます(体を絞ってきた2014年は少し動けるようになってはきましたけどね)
 そう言うことも有り、4-3のチームに移籍するだろうと見られていました。ここでの再契約は4-3DEとして年6.5ミリオン以上のオファーが無かったのでしょうね、個人的に4-3DEとしてなら8サックくらいは出来ると考えていたのでこの値段は安いと思います。
 問題は3-4OLBとしてのGrahamがどれだけの仕事をするのか?Trent Coleの怪我でスターターとして1試合で続けた(LB陣全体が怪我で壊滅的でした)WAS戦で完封されたいた印象が有り、3-4OLBでフリースペースの動きの悪さからスターターで固定する選手では無いと考えています。
 ここで更にもう1枚大物パスラッシャーを取るのは非現実的でしょう。Marcus Smithもいきなり覚醒するとは思えません。Grahamをスターターで1年使ってサック数は増えるかもしれませんが、それ以上にミスタックルやカバーでTEに置いて行かれるようなプレイが目立つのではないかと思うのですよね・・・
 Kiko Alonsoの加入でLB陣の編成を変えるのかもしれません。そう言った面が有るならばGraham残留に大きな意味が有るのかもしれません。



 3年契約で合意と言われていたFrank GoreがINDと契約する事になりそうです。まあ、交渉期間という意味合いの3日間ですから契約書にサインした訳でもないので致し方ないです。
 とはいえ、代役を探さなければなりません。NEのShane VereenがNYGに行くようです、Gore.Mark IngramにVereen以外からRBを選びなおす事になります。



***トレードの詳細を一番最後に加筆しました***

 ここまで予定稿として書いて寝たのですけれど、起きたら凄い事になっていました。

 Nick FolesとSam Bradfordのトレードが進行中でドラフト権を付けるかで交渉中のようです。

 2010年1巡1位でSTLに指名され入団、当然1位を貰うチームは再建期ですから周囲のタレントに恵まれず苦戦が続きました。
 同時に1巡1位は5年50ミリオンだった最後のドラフトでしたから費用対効果の悪い選手と言う扱いも受けました。
 そして、2013.14と連続してACLでIR入り。2013年怪我するまではQBレーティング90.9と好調でした。

 契約の残りは2年で今年(今日から新年度です)12.9ミリオン、2016年は16.9ミリオンになっています。ここは契約の見直しをする事になるでしょう。これだけの高給を払う実績は有りません。

 ドラフト権については、1巡20位から1巡10位に上がるようです。それ以外には変動なしと言う一報が入りましたが公式なものではないですから正確なものかは分かりません。

 このトレードでBradfordがEaglesの新エースQBと決まったわけではないと思います。Marcus Mariotaを取る過程の中でFolesを一番高く買ったのがSTLだっただけかもしれません。今度は1巡10位とBradfordを質草に1巡3位くらいまで上げる事を考える可能性は低くないと思います。まあ、これだけの高給を受け入れる余裕がどのチームに有るのか?と言う点で問題が残りますけれど・・・(抜け道としては、Eagles所属時に契約の組み換えをして、いきなりゴーストを背負って上げる形でのトレードは出来るでしょう。今年キャップが余っていて、来年以降のキャップの空きを作る事も出来ます)



 Trent ColeがINDに行くようです。2年16ミリオンで8ミリオン保障。Andy Reid時代の選手からのChipとRosemanに対する人望の無さを感じます・・・


 LeSean McCoyとKiko Alonsoのトレードが正式に成立しました。フィジカルチェックも双方問題なしと言う事です。


***トレード詳細***

 Foles+4巡指名権+来年の2巡指名権とBradford+5巡指名権のトレードのようです。今期Bradfordのプレイタイムなどの条件で4巡は返還される可能性が有り、来年のロスターにBradfordが居ない場合には2巡を渡さなくて済むようです。でもそれって、Folesただであげた事になりますよね・・・

***さらに追記***
 ドラフト権譲渡の条件の最終報告?が出てきました。Bradfordが今年50%のプレイに参加しなかった場合は2016年STLの3,4巡を貰える。プレイタイムとは関係なく今年の4巡と来年の2巡をSTLに渡すのは確定のようです。



 これでMariota取るとか取らないと言う話ではなくなりました。Folesと言う若手QBをTBやTENに与える事で指名権を得ようとしていた訳ですから。TBやTENがBradfordを欲しがっていて三角トレードがすでに成立していると言う事でもない限りこのトレードは全く意味の無い人材とドラフト指名権とサラリーキャップの無駄としか評価出来ません。Bradfordに出来る事はFolesにも出来ますよ・・・・・・

連戦連敗

2015-03-10 04:15:00 | イーグルス
 契約書にサイン出来ないだけでいきなり中盤戦と言った感じになった2日目、Eaglesは連戦連敗の1日となりました。

 最大のターゲット(今年のSはドラフトもFAも一人だけ凄くて後はどんぐりですから)Devin McCourtyはNEと再契約、5年47ミリオン28ミリオン保障なら金額的に下だったと言うのは無いと思います。今勝てるチームを選んだと言うことでしょうね。
 Byron Maxwellがスリーディープのシステム専用CBだとすると、NEで似た様なシステムをやってきたMcCourtyを取り逃がした影響は大きいと思います。Malcolm JenkinsはスリーディープのSSでランサポート+ショートエリアカバーさせたら面白いと思っていたのですけれどね・・・
 Nate Allenと再契約はして欲しくないです、スリーディープのSSは頭が悪いと出来ないでしょうからプレイアクションに釣られるダボハゼAllenには無理です。



 Jeremy MaclinはAndy ReidのKCを選んだようです。2人タグ貼られてRandall Cobbが再契約した時点でまずいと思ったのですけれど、Maclinにとって最高の状況が出来上がりましたね。
 前から言い続けているのですが、Maclinは良いセカンドターゲットでエースとしては微妙。10ミリオンとか払う選手じゃない。なのですけれど、FA戦線で代わりになるタレントもう居ませんし、Marcus Mariota行くならドラフト権も無くなるしまずい状況です。
 McCourtyみたいに、FA市場見てきな同等の金額で再契約してやるから。そう言う話でFA市場に出たのではないかと思っていたのですけれどね。Chip Kellyに人望が無いのか、予想以上にKCが大金出してマッチしなかったのか、DeSean Jackson,LeSean McCoyらと同じようにMichael VickかNick Folesかの2012年のキャンプ時に口出ししたのをChipが根に持っていたのか、困った事になりました。



 パスラッシャーも次々と売れていきます。Pernell McPheeとJerry Hughesが決まった事で、ターゲットと見られているJason Worildsと Brian Orakpoが市場に残る最高のパスラッシャー(4-3向きは他に居ますけど)と言う扱いになるでしょう。どちらか取れれば文句は言いませんけれど、取り逃がしたら致命的な結果になります。



 Mariota行かないなら、1,2巡でWRとCBでまずまずの状況かもしれませんけれど、少なくとも今年の1巡が消えるのは間違いないMariota取りをやるならMaclin逃がしたのは影響が大きいです。

QB.RB.CB獲得

2015-03-09 08:55:00 | イーグルス
 正式契約が出来る新年度まで2日有りますが、SEAからByron Maxwellを獲得する事になりそうです。代理人がニュースソースなのでほぼ確定と見て良いでしょう。
 6年契約で最大63ミリオン、25ミリオンを保障(サインボーナス+2年目くらいまでの支払い分を保障するのが最近多いです)詳細は出ていません。
 1年10ミリオンx6年、これで高い安いを言っても意味が有りません。27歳のMaxwellに対して6年目は期待していないでしょうし、最初の3年間でいくら支払うのか?その後カットした時にどれだけゴーストサラリーが残るのか?全体の金額よりもこの部分で評価するべきです。
 正式契約となった場合には詳しくやるつもりですが、スターター経験が(レギュラーシーズンだけだと)17試合と2013年の終盤からスターターに昇格して1年しか経っていません。Chip Kellyが好む大型CBでは有りますし、FA市場に出てくるCBの中では上位のタレントと見られていますからCB2枚放出したチームとしては取るしかなかったのでしょう。



 SFからFrank Goreも獲得するようです。3年契約で最初の2年間で支払う7.5ミリオンを保障となっています(これが正しいかは不明)3.75ミリオンx2年+オプションとすれば年齢・怪我・耐久度を考えても適切な値段でしょう。
 Darren Sprolesと組んで2人でLeSean McCoyが居なくなった分走れるか?なのですけれど、怪我が無ければ行けると思います。Goreが1100ヤードSprolesが400ヤードで1500.この程度は見てよいでしょう。
 問題は強いディフェンスと当たった時にどれだけやれるか。Goreも絶対的エースで居られる年齢は過ぎています。2014年の平均4.3ヤードはMcCoyの4.2ヤードよりも上。地元ではそう言う書き方をしていますけれど、プロボウル級なら4.6とか4.8くらいで競って欲しいものです・・・



 Mark Sanchezと2年9.5ミリオン(最大16ミリオンのようです)で再契約の話も有ります。そこそこ走れてそこそこ投げれてそこそこミスをする。プレイオフ経験も先発経験も有る中堅ですし、スターターで取るのは嫌ですけれどバックアップとしてなら悪くない人選です。



 Maxwellに対しては払い過ぎ、Goreに対しては年齢、SancheZに対しては勝てなかった。こういう批評が出るでしょう。
 上記しましたが、Maxwellは契約詳細が重要でMAXの数字だけ見ても仕方が有りません。Goreは2年契約でSprolesと組ます事でワンマンエースでは無い事が重要なポイントになります。SanchezはMarcus Mariotaと組むならベテランの指導員が出来るでしょうし、Folesなら去年同様にライバルとして居場所を見つけるはずです。
 Maxwellに対する評価がRCBで1年半だけのスターター(スーパーボウル2度出場の経験は大きいですけれどね)に対して1年10ミリオン以上支払う。これだけだとEaglesのGMはアホなのか?となりますけれど、補償額の25ミリオンが最初の3年間に支払う総額だった。こういう契約ならば大勝利に評価は変わります。まあ、2年25ミリオンで3年目からもずっと10ミリオンだったりするとかなりがっかりする事になりますけれど・・・